昨日(29日)は、沖縄から生徒ユリさんが対面講座にいらっしゃいました。
ユリさんの息子さんにコーヒーを淹れてもらうという、不思議な展開に。
発端は、10日前のZOOM講座の際。
ユリさんが、「29日はマサコさんと私と、ほかにも(人が)いる気がする」と。
へえ?
ユリさんがそう思うのなら、そうかも。
誰かな…?
生徒さんたちの顔を思い浮かべますが、該当者はいない気がします。
ユリさんが、東京に住んでいるご長男に会った後、お昼ぐらいに来る予定と聞き、
私:もしかしてご長男に会うのかしら?
すると。
ユリ:長男がマサコさんにコーヒーを淹れているヴィジョンが視える。
ええ?
う~ん、私的にはピンとこないけど。
で、昨日の朝、ユリさんから「13時ぐらいに長男と行きます」とLINEが…
あら、本当にいらっしゃるのね!
もしかしたらユリさんの視たヴィジョンは、過去世だったのかもと思っていたんだけど、現実だったのかあ…
その瞬間、意識がふっとタイムスリップしました。
小さな研究室のような部屋に、私たち3人がいます。
全員が白衣を着た男性です。
部屋の中央には、白くて丸い小さなテーブル。
私とユリさんはイスに腰掛け、ご長男は立ったまま、テーブルの上のカップにコーヒーを注いでくれています。
「これでお別れです」と言いながら。
私たちは、最後の一杯となるコーヒーを前に、静かにその時間を味わおうとしているのです。
当時の気持ちが蘇り、涙が止まりません。
声をあげて泣いてしまいました。
そして、ユリさんと一緒にいらしたご長男を見たとき、「ああ、彼を知ってる!」
彼はバッグから携帯用のコーヒーミルやドリップポットを取り出すと、手慣れた様子で、美味しいコーヒーを淹れてくれました。
聞けば、どこでもすぐにコーヒーが楽しめるよう、いつも持ち歩いているのだとか。
端正な顔立ちに寡黙な佇まい、そしてその独特の雰囲気。
目の前の彼が、「当時の彼」と重なって見えます。
あのとき、なぜ最後のコーヒーを飲んでいたのかしら。
ユリさんに「わかります?」と尋ねると、「いや、それが、白いテーブルしか視えなくて」って。
私:そうだ、私、『かぐや姫』で誘導してみましょうか?
これは最近トライしている誘導法。
『桃太郎』や『かぐや姫』など、誰もが知っている物語を用いながら、過去世へ誘導していくのです。
「3人がコーヒーを飲んでいる過去世へ降りていってください。足元は何が視えますか?」と誘導するよりも、「むかしむかし~」と導入していく方が、簡単に過去世へ入れるからです。
私:これでお別れ、ということは、3人はどうなるのかな?
何らかの研究をしていた3人は、国(あるいは星?)の事情で解散するようなのですが…
ユリ:このあと、それぞれの星へ帰っていくみたい。
この星のデータを取るために、彼らはそれぞれ別の星からやって来た。
けれど、どうやらこの星が消滅するか、何らかの“終わり”を迎える時期に差しかかっていて、任務終了とともに帰還するのだと言います。
ユリ:でも、寂しいとか悲壮感とかはないみたい。
ああ、わかる!
私が涙したのも、悲しみからではなく、「ああ、あのときの仲間なのね」という、胸の奥底から湧き上がる懐かしさだったからです。
忘れていた遠い過去の記憶が蘇るとき、自分が幾多もの人生を転生しているのだという想いを、魂が思い出すのです。
過去世で共に時を過ごした人と、今世で再会することは、私がこれまでに7000件近くの過去世リーディングをしてきた中でも、よくあることでした。
でも、当時の記憶があるかないかで、心に湧き上がる感慨はまるで違います。
人生には偶然はなく、すべて必然ですから、ただ懐かしむためだけに彼と再会するということはないはずです。
このあと、ユリさんと、なぜ今日彼と再会したのか、その理由を紐解きました。
しかし、この仕事をしていると、本当に毎日毎日ミラクルの連続だなあ…
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