(つづき)
私:お父さんは、なぜ理不尽なことで怒ったりしてたの?
ナミ:子供のころは理不尽だと思ってたけど、自分も大人になって、今だったらわかるんだけど、一緒に暮らしているおばあちゃんが家計を握っていて、お父さんのお給料が少ないって責めたりしていたので、お父さんもストレスが溜まっていたんだと思います。
ナミ:おじいちゃんも働いていたけど、その分は全部貯金してたから。お父さんはお金を自由に使えず、そのことでもストレスが溜まって親子喧嘩になる。そうするとおばあちゃんは納得がいかないから、その不満をお母さんにぶつける。
それを見ているのが嫌だった。
私:、じゃぁ、おばあちゃんが元凶なのね?
ナミ:やっぱりそうですよね。
あ、でも私、おじいちゃんやお父さんの短気な遺伝子を自分も受け継いでいるんだと思うと、それがずっと嫌で…。
私:「受け継いでない」と思えばいいんじゃない?
ナミ:え、そんなことできるんですか?
私:エネルギーだからできるんじゃない?
「私はその遺伝子を受け継いでない」ってことにしちゃえば?
私:だって、全て自分が決めるんじゃない?
自分のことを好きと思うか、嫌いと思うか。
自分には価値があると思うか、ないと思うか。
そういうのも自分が決める。
私:レストランへ行っても、何を食べるのか、自分が決めてオーダーするし、洋服を買うときだって、「これにしよう」って自分で決めてますよね?
私:(パペットに聞く)どうかなぁ?
ナミ:「できる」って言ってます。
私:そうでしょ?
自分が全部決めるんです。
ナミさん、私から見ても短気じゃないですよ?
ナミ:昔は短気だったんです。
私:それはストレスからきていただけですよ。
「今はもう短気じゃない、私は変わった」ってことにしちゃえばいいじゃないですか。
ナミ:イメージで?
私:イメージじゃなくて、決めちゃえばいい。
自分で、そう決める。
私:あ!
ちょっとおばあちゃんもやっといたほうがいいかも!
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