さて、生徒Cさんにこんな質問をしてみました。
私:Cさんは看護師であり、助産師でもあって、人の生死に関わる仕事に何十年も携わってきていますけど、それを踏まえてご自分なりの人生観ってありますか?
私:「人生ってこういうものなんだなぁ」とか、「人間って、こういう生き物なんだな」とか。
私:病気などで亡くなる人だけでなく、赤ちゃんが母親の胎内でどんなふうに育っていくのかとか、産まれてくる状況とかも、専門家として知っているわけじゃない?
そういう観点からどう思ってるのかなって。
Cさん:う~ん、そうですねえ……
(しばらく言葉を探す)
Cさん:この講座で人生にはシナリオがあると学んだっていうのもあるんですけど、つくづく思うのは、本当に人はそれぞれ我が道を行ってるんだなぁって。
私:我が道を行く?
Cさん:はい。生まれてくるときも、亡くなる時もそうだし、生きている間も、周りの人のいろんな気持ちとか想いとかあるんだけど、「いや、私はこうしたい」って、みんな自分の思い通りにやってるから、
Cさん:周りにいる人たちが「もっとこうしたらいいのに」とか「ああしてあげたい」とか思ったところで、結局はその人の「こうなりたい」っていう気持ちの方が強くて変えられない。
だから、もう、それに沿わせてあげるしかないんだっていう、そんなのしか思い浮かばないです。
私:その通りですよね。根幹っていうか、大事なところですよね。
人の悩みや苦しみって、見てると人それぞれに価値観が違うから「なんでこうしないの?」とか、「私だったらこうするのに」とか。
自分の思い通りに相手が動けば悩まないけど、そうじゃないからいろいろ起きるのかなって。
このあと、G美さんが面白い話を聞かせてくれました。
赤ちゃんは生まれてくる時、母親の産道の中を、回転しながら降りてくるそうです。(これを「回旋」というそうです)
正常に回旋がいかないと、お産に時間がかかるそうです。
G美:この間、経産婦さんだから大丈夫と思ったのに、赤ちゃんがなかなか出てこなくて。
どうしたのかな?と思いつつ( 生まれた時は眩しいけど、みんなあなたを待ってるから、心配しないでいいよ。元気に出ておいで)って心の中で声掛けをしたけど、それでも出てこない。
ただ(元気でおいで、元気でおいで)と(心の中で)話しかけていたら、すごい元気だなあというのは伝わってきたそうです
ようやく産まれたときは、普通顔を下に向けて出てくるのに、顔を上向きにしていて、ああ、だからつっかえてうまく回旋できなかったんだとわかったそうですが、
G美:その割には苦しそうでもなく、逆に「 俺は出るぜ。やる気だぜ」みたいに元気いっぱいで出てきた。笑
「よく頑張ってきたね。元気でありがとう」って話しかけたんですけど。
なるほど~
産まれてくるときからすでに「我が道」なんですね。
「こうやって出てくれば楽なのに」と周囲が思ったところで、本人には本人のやり方や想いがある。笑
私:そういう子がさ、大人になってヒプノセラピーとか受けると、産まれるときうまく回旋できなくて苦しかったけど、そばで助産師さんが「大丈夫、ゆっくりでいいから元気に来てね」って言ってくれて安心した、とか言うんでしょうね。
15年前、ヒプノセラピーで知人Aさんを退行したときのことです。
Aさん:お腹の中にいたとき、私は女の子なのに、母親が「男しか要らない、女だったら要らないからね!」って言ってるを聞いて、だったら死んで生まれてやるって、逆子になったの。
Aさん:で、仮死状態で産まれたんだけど、そのときの助産師さんが(あなたは生まれてこなければいけないのよ!)って、お尻をパンパン!って叩いたの。
その言葉がテレパシーで伝わってきたそうです。
Aさん:赤ん坊の私は、(ああ、この助産師さん、過去世で私の母親だったことがある)ってわかった。
胎児にもさまざまなドラマが生まれているのですね。
G美さんの話はなかなか興味深かったです。
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