（つづき）
すると、お堂の下の宇宙船のハッチが開き、小さな宇宙人がぞろぞろと出てきて、キヨちゃんの方へ向かっていきます。
まるでアリの行進のようです。
キヨちゃんが入ったガラスケースをみんなで背負い、再び宇宙船へと戻ってくると、ハッチがパタンと閉まり、辺りはし～んとしています。
宇宙船の中に意識を向けてみると。
キヨちゃんの周りを宇宙人が取り囲んでいます。
ここからどうなるのかな…？
しかし、ヴィジョンは止まったままです。
私：ん？ このあとはナナさんの出番かも。
私：一緒に久高島や富士山へ行ったとき、3人で三角形になるように立って光の柱を立てたでしょう？
あんなふうに位置して。
（3人で三角形を作るように座る）
私：ナナさん、思うままにやってみてください。
ナナ：えっと、あ、さっきの青い石が出てきた。
これを戻さないといけないんだと思う。
今、キヨちゃんの額に入れたらスーッと入っていきました。
キヨ：あ、今入ってきた！
ナナ：青い光が体に降りていって、キヨちゃんが青光りしてる。
私：うん、私もキヨちゃんの全身に青い光が拡がっていくのが見える。
ナナ：あれ？ 青光りする宇宙人になりました。キヨちゃんって宇宙人だったんだね。
私：同じものが視える！笑
★このときも自分を宇宙人といっていました
ナナ：これで大丈夫だと思います。
私：このまんまだと3次元に戻せないから、どうしたらいいんだろう。
そっか。
最後に地球人の「キヨちゃん」の着ぐるみを（宇宙服を着せるように）カポッとはめたら…。
私：あ、キヨちゃんになりました！
これでいいんじゃない？
キヨちゃんの目の色が変わりました。
時刻は18時です。
なんとか間に合いました。
私：今日は軌道修正に来たんだね。笑
キヨちゃんは8年前の生徒さんです。
若いけど、とてもしっかりしていて、頭の回転も速く、ちゃんと「自分」を持っていたので、今回のことは意外でした。
今はSNSなども相まって情報過多の時代なので、何がフェイクで何が真実なのか、判断が難しい状況です。
キヨちゃんが都市伝説や陰謀論を俯瞰しながら面白がっている分には良いのですが、いつの間にか鵜呑みにして「へえ、そうなんだ！」と受け入れてしまっていたのかもしれません。
私：この人は土台がしっかりしているから大丈夫と思っていたのに、知らない間にじわじわとシロアリに侵食されていた、みたいな感じですね。笑
慌ただしく帰って行ったキヨちゃんから帰宅後にLINEがきました。
「いやまさか自分が……」という感じだったそうです。
でも、ご主人に出来事を話すと、「うん、どっぷりハマってたね。中立でいないと」と言われたそうです。
とにかく起動修正できて良かった！
そして翌日。
（つづく）
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