(つづき)
フットワークが軽い
思いついたらすぐに動く
これは過去世からきているようです。
何か思い立ったらすぐに動けば、人の役に立つかもしれないという「想い」です。
おそらく過去世のときに、思いついたけどすぐに動かなかったことを後悔する出来事があったのででしょう。
早速リーディングします。
ある国の王様が困っています。
感染症が町の中心地からじわじわと国全体に広がりそうな勢いですが、打つ手がありません。
ユリさんは当時、町外れに住む男性(おそらく農民)です。
小さい頃からおばあさんに薬草の作り方を教わっているので、いろいろな薬を作ることができます。
近所の人たちはそのおかげでとても助かっています。
あるとき、感染症の噂が耳に入ります。
特効薬もなく、不安が広がっていると聞いて、あ、自分なら薬を作れるかもと思うのですが…
それを作ってお城へ持っていこうかどうしようかとぐずぐず躊躇している間に、感染症はあっという間に手のつけようがないほど拡大してしまいました。
ああ、なぜ思い立ったのにすぐ動かなかったのだろう。
そのことをとても後悔しています。
なるほど。
だから、今世では思い立ったらフットワーク軽くどこへでも出かけているのでしょう。
男性が躊躇したのには理由があるのです。
感染症が流行る数年前。
お城のお妃が病気になったことがありました。
そのときも噂が耳に入り、その症状から病気を察し、いち早く薬を作ってお城へ持参したのです。
それは青いお花を使った薬でした。
青い液体の薬をガラス瓶に詰めて持って行き、門番に説明すると、門番は瓶を預かってお城の中へ入って行きました。
が、しばらくして戻ってきた門番は、瓶を突き返してきたのです。
お城の主治医がこのような薬は見たことがないと言っているし、そもそもあなたがどのような人なのかもわからないと。
そのときのことがトラウマとなり、今回の躊躇に繋がったのでした。
この過去世を書き換えます。
潜在意識が見せてくれたストーリーは……
お城の門番に薬を突き返され、とぼとぼと歩いていると、そばでふたりのやりとりを見ていた男性が追いかけてきて、後ろから彼の肩をトントンと叩きます。
そして、こう声をかけてきました。
自分は城に出入りしている行商人だ、そんな珍しい薬ならぜひ分けてもらえないだろうかと。
使わない薬を持ち帰っても仕方がないので、男性はその薬を行商人にあげました。
行商人は、商売でいろいろなところへ出かけます。
行った先で、たまたまお妃と同じような病気の人がいると、その薬を分けてあげました。
その効き目は抜群で、すごい薬があると噂になり、わざわざ薬をもらうために行商人を訪ねてくる人も現れるようになりました。
しかし、もらった薬をもう底をついています。
「この薬をくれた人は、町外れに住んでいるこういう人だよ」と教えると、今度は人々が彼を訪ねて行くようになりました。
その噂が広まると、お城の主治医からぜひ会いたいと連絡がきました。
医者は彼の薬の知識に舌を巻き、王様に彼は本物だと告げ、今後、力を貸してほしいとお願いします。
そして数年後、感染症が発生したときも、彼が作った薬のおかげで、感染の拡大を食い止めることができたのでした。
書き換えると…
ユリ:これで自分を忙しく追い立てることがなくなりますかね?
私:効果があるといいですね。笑
翌日。
ユリさんからLINEがきました。
ユリ:昨日解放したおかげでしょうか。今日は作物への水やりをしないでいたら梅雨以来の雨が降り、締め切り寸前だった報告書もあっという間に完成して、もうビックリです。
わ~、良かったですね~!
過去世から持ち越していた後悔を手放せたようですね!
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