(つづき)
翌4月3日。
いよいよ「地獄の7days」の始まり。
前日、あれだけ解放したにも関わらず、ちっとも症状がよくならず、それどころか、痛みは腕の付け根から手首まで広がっています。
痛くないのは、指だけ。
そして、夕方から腕の痛みは急速に悪化。
腕全体が、まるで脈打つように、
ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン…!
痛い痛い痛い痛い!
ず~っとず~っと、
ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン…!
夜、お布団に入っても寝られない。
仰向けに寝ても、横向きに寝ても、とにかく痛い。
どんな姿勢でも右腕が痛くて痛くて眠れない。
そして、一睡もせずに朝を迎えました。
4月4日、木曜日。(地獄の7daysの2日目)
症状はさらに悪化。
ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン…!
という音だけが響き渡る。
何もしていなくても、
ズキン、ズキン、ズキン、ズキン、ズキン…!
痛い、痛い、痛い!
腕は1ミリだって動かせない。
動かそうとすると激痛が走る。
曲げることもできない。
腕を上に上げることも。
もはや肩から「痛みの棒」がぶら下がっている感じ。
全身の筋肉が繋がっているから、立ち上がっても座っても、ちょっと体の向きを変えようとしても、そのたびに振動が腕に伝わり、
イタタタタ…!
おかしいなあ。
これ、過去世じゃなかったのかな?
あ、そういえば…!!
確かに土曜日に『世界ふしぎ発見』を見て、翌日に腕が筋肉痛になったけど、
『世界ふしぎ発見』を19~22時まで3時間見て、そのあと23時から徹夜で『トリック』を見たんだっけ。
しかも、ず~っと同じ姿勢で!
床に寝転んで右腕を下にして。
もしかして、それが原因……?
思い出しました!
2年前、大きな観葉植物の鉢の土を入れ替えた時。
カチカチに固くなった土を1時間近くかけて少しずつ少しずつほぐしていきました。
スコップで、ガッガッ!って掘り下げながら。
その間、ず~っと横座りの姿勢で。
そうしたら!
1時間後、終わって立ち上がると、ぎっくり腰に似たような痛みで全く動けなくなってしまったのです。
腰が固まってしまったかのように。
(体がねじれていたのです)
翌日、整体を探して行ってみても全く治らず。
いつもお世話になっている京都の整体まで飛んで行ったのでした。
新幹線の中でも座っていることができず、両腕で突っ張って腰を持ち上げるようにしながら、なんとか耐えて。
涙ながらに駆けつけ、30分の施術後には、もう何事もなかったかのようにルンルン♪で帰路に着いたのでした。
そうだ!
これ、過去世だけではなくて、(あのときみたいに)3次元の症状が出てるんだわ。
こうなったら、頼みの綱のあの先生の所へ行くしかない!
歯を食いしばって時計とにらめっこ。
開院の10時まで待ち、すぐに電話します。
いつもながらに優しい先生の声を聞いたら涙が出そうに。
状況を伝え、「今日、空いてますか?」と言ったら、先生はびっくりなさっていたけど、いつもなら予約でいっぱいなのに、たまたま夕方が空いていました。
ナイスシナリオ!
痛みに耐えながら支度をして、京都行きの新幹線に飛び乗ります。
すべてが地獄。
体を1ミリでも動かそうものなら、ズキ~ン!と痛みがくる。
動かさなくてもズキズキしてるんだけど、それに輪をかけてズキ~ン!とくるので、なるべく体の振動が伝わらないように、静かに静かに、息を潜めるように京都まで行くしかない。
でも、右手が一切使えないから、左手を使うしかないし、左手を使っている時も右腕に振動はくるから、やはり痛い。
服の着脱もできない。
そおっと右手の先から服の袖を通そうとしても、服が触るだけでズキ~ン!
腕が曲がらないから、リュックを背負うこともできない。
背負えないから左手で持つしかないんだけど、駅の改札を通るときにカードをタッチする瞬間だけ、右手にリュックを持ち替えると、その重みでズキ~ン!
若い頃、右腕を負傷してギプスをはめていたことがあるけど、あのときは腕が固定されていたし、絶え間なくズキズキしていたわけでもないから、今回の方がはるかに大変。
とにかく京都までの、我慢我慢。
京都にさえ着いたら、なんとなかる!
(と、このときは思っていました)
夕方、接骨院に辿り着いて先生の顔を見たら「うえ~ん、痛いよ~!」って泣きそうになってしまった。
先生は30分間、ゆっくりほぐしてくれて、
私:何が起きたんでしょう?
先生は人体模型を使って詳しく説明してくださったのですが、私の拙い理解によると、
長時間座っていると、足がしびれてくるのと同じ。
同じ部位が圧迫を受け続けることで血流が悪くなり、結果、 神経が刺激され、痛みや痺れが発生する。
最初の三日間位の、まだ症状が軽い時だったらすぐ治っただろうけれども、って。
私の場合、致命的だったのは、最初の1日目、2日目位は、筋肉痛みたいな痛みがあるなぁと思いながら、右腕は普通に使えたので、今まで通り朝から晩までパソコンをずっと打ち続けてしまったこと。
症状が出ている腕を酷使したことにより、最初は「点」だった痛みが、「面」にまで広がり、かなり重症化してしまっているとの事でした。
私があまりに痛がるので、先生が何かを出してきました。
「針」のようです。
私:わ~! 私、針は人生初です!
先生は「どこが痛い?」と聞きながら30分かけて、丁寧に治療してくれましたが、残念ながら腕は全く上がらないし、痛みも変わりません。
どんなときも、ここで30分の施術を受けるとケロリと治るのですが、今回ばかりはそうもいかないようです。
本当は別に驚愕の理由があったからなのですが、このときの私は知る由もありませんでした。
(つづく)
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