なぜこんな修行のような人生なんでしょう?(2) | 聖なる樹のセラピー日記

聖なる樹のセラピー日記

こんな面白いこと、だまってられない!

過去世を書き換えると、
人生が変わる!
楽しくなる!
自由になる!
 
 本当です。読んでみてね。

(つづき)

 

一週間後、2回目のセッションのとき。

 

 

Aさん:前回の過去世を視たあと、すごい暗くなっちゃって。

ちょっと引きずっちゃったっていうか。

ほら、何度も自分から命を絶ったりとかしてたし…

ああ、私、そういう魂だったんだって。

 


私:あれはね、未完結なんですよね。

私も気になったんですけど、あのとき、時間切れになっちゃったから。

 


私:なぜこういう人生経験をしたんですか?って聞いたら、強く生きていかなきゃいけないって言ってたじゃないですか?

 


私:本当は、なぜ逆境に立っても強く生きる経験が必要なのか、「なぜそのテーマを設定したのか」を紐解かなくちゃいけないんですよ。
そこまで見なかったから、私の中でも消化不良な感じだったんです。

 


私:自分の経営する会社が倒産するという逆境になったとき、立ち上がれなかった。転生して、家族を失い孤独になるという逆境になったときも立ち上がれなかった。

 

 

私:そういうのを繰り返して、今回こそはそれじゃいけないんだよって。

で、今世では頑張ってうまくいってるんですよね。

 

 

私:でも、そもそも最初にそのテーマを選んだ理由を見てないから、Aさんの中でモヤモヤが残ったんだと思う。



Aさん:そうそう。だから中途半端で。

「えー? 私って絶望したら死んじゃう魂だったんだ」みたいな。

その気持ちに引きずられてちょっと辛かったです。

 

私:テーマが深いんですよね。

今日、それを視てみましょう。

 


Aさん:いや、もういいです。

過去世を視て気持ちが上向きになるならいいけど、前回はすごく暗くなったし。

またそこへ行くのかと思ったら、ちょっと拒否反応。



私:いや、たぶんそこ、すごく大事なんですよ。
それこそがAさんのテーマだから。

その根っこがスポッって抜けると、気持ちが一気に明るくなるの。

 


Aさん:じゃあそこから脱出できるんだったらやります。

 

 

このとき、たまたま同席していたハルさんに「どう思います?」と聞いてみると、

 

 

ハル:そこを超えたらすごく変わると思います。

セラピストとしてもステップが一段上がる気がします。

そこを超えたらあとは楽だよっていう声が降ってきます。


Aさんは今世でヒプノセラピストをやっています。

そのことと、このテーマが関係あるようです。

 


私:この過去世解放はとても深くて大きいから、一回ではやれなかったんだと思う。


私:前回時間切れになったのは、そう(いうシナリオに)なってたんだと思う。

一回の解放でこれだけの根っこを抜くのはダメージが大きすぎるから、二回に分けてやることになってたんじゃないかな。

 


Aさん:あのあと、2日ぐらいずっと頭痛がとまらなくて。
それぐらい大きかったってことですね?

 


私:ある意味、今来ている生徒さんたちっていうのは、大きなテーマを解放するために来ているから。
 

 

私:私も「惑星独りぼっち」の解放に一年半かかった。

あの時は本当に苦しくて死ぬかと思ったくらい。

でも、それこそが私が今世で一番清算したかった過去世だから、今は人生がめっちゃ楽になってる。

 


Aさん:これを超えれば楽になるんだったら頑張ってみる!

お願いします。


私:うん、頑張ろう、頑張ろう!

 


前回の解放を踏まえて、なぜ逆境に立ったときに強く生きるというテーマを設定したのか、その大元の過去世へと誘導します。

 


Aさん:凍ったような雪道に立っています。

近くに小屋みたいな家がある。

多分その当時住んでいた家だと思います。

 


Aさん:素足に藁草履を履いてる。
着物を着て。
5歳くらいの男の子です。

 

 

私:(あれ…? 前回と同じ過去世を視ている…?)

 


Aさん:外に一人でいるけど、家の中には家族がいる。


私:そこで何をしていますか?

 


Aさん:途方に暮れている感じですね。
自分が何をしていいのか、何をしてあげていいのかもわからず、ただ途方に暮れている。


私:なぜ途方にくれているんでしょう?

 


Aさん: 家の中にいるおばあちゃんとお母さんが病気で苦しんでいるのに、自分が何にもできないから。

 

 

Aさん:おばあちゃんはもう命が尽きそうだし、お母さんは苦しいけど、私のために具合が悪いのを見せないように無理して椅子に座ってるんだけど、体に力が入らない状態でつらそう。

命は短そうです。 

どうにかしてあげたいって、その気持ちでいっぱいです。
 


重要なことが起こった場面へ進みます。

 


Aさん:おばあちゃんが亡くなって、お母さんもあとを追うように亡くなって、自分はもうなんにも 楽しいこともない。生きていることに意味を感じられなくて。
崖から飛び降りて命を絶った。

 

 

中間世へ誘導します。



私:この人生で学んだことは何ですか?

 


Aさん:自分が意図しないことが現実では起こるということ。

 肉親を失う悲しみも私の経験の一つだということを知るためです。

 


私:もし今度生まれ変われるとしたら、どんな生き方をしたいですか?

 


Aさん:自分から命を絶つのではなく、他の選択肢を。
 ちょっと俯瞰して現状を見るということをしたいです。

 


私:なぜそのテーマを持って生まれてきたんでしょう?

逆境にあっても自分から命を立つことなく、俯瞰して現実を見れるようになるため?



Aさん:もっと前の過去世では、すごく幸せな環境に恵まれていたことがあって、人の気持ちを理解することができない魂だったようです。
だから学びたかった。

 

 

この言葉を聞いたときに、理由がわかりました。

Aさんが今世でやりたい仕事(ヒプノセラピスト)のためだと降ってきたのです。

 


私:学べたんですか?


Aさん:こんなに苦しいんだ。つらいんだ、死にたくなるんだっていうことを学べました。
人の気持ちが理解できた。

 


私:それを何に生かしていきたいですか?

 


Aさん:今世で私がやりたいと思っている仕事で出会った人たち、絶望している人たちに。希望をもたらしてあげたいからです。

 


 

私:それが一番の目的でしたよね?

 


Aさん:はい。

 


私:どんな絶望の中でも光を見つけること、それをまずあなたが経験して、そしてそれをみんなにもたらしてあげたかったんでしょう?


 

Aさん:そうです。

 

 

私:そのために必要な経験をしてきたけど、もう今世で(その苦しい感情を)解放する必要があったんですよね?

 


Aさん:はい、そうです。

 


私:ガイドさんにお聞きしますね。
さっきの過去世のように思いもかけない悲劇が起きたとき。

例えば肉親を急に失ってしまったとか。

 


私:すごく辛くて苦しくて立ち上がれない時に、人ってどうやって立ち上がっていったらいいんですか?
何があれば生きていけるんだろう?
支えになるのは何ですか?

 


Aさん:例えば周りの身近な人。友人とか、いつも気にかけてくれる人の存在。
その人に自分の苦しみをちゃんと話して受け止めてもらう。


 

私:もし身近にそういう人がいなかったら、誰に話せばいいの?

 


Aさん:身近にいなかったら、セラピストやカウンセラーのような外部のプロの方にお願いしたらいいと思います。

 


私:じゃあ、さっき雪の中で5歳のあなたが立ち尽くしていた場面へ戻ってください。

 

 

私:その子に聞きますね。

あなたは今ひとりでそこに立ち尽くしているけど、誰かあなたを支えてくれる人がいるでしょう?

感じでみてください。

誰があなたの心を支えてくれていますか?

 


Aさん:……

 

 

沈黙が続いたあと…

 

 

(つづく)

 

 

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