さて、先日の講座での話。
マリちゃんは以前、ヒプノセラピーを勉強なさっていたので、また学び直してみたら?とお勧めしていたのですが、
マリちゃん:マサコさん、私、ヒプノに対してブレーキをかけてる感じがしてるんです。
過去世退行のスクリプトを見ると、今は忙しいからとか、あ、あれをやらなくちゃって、なんだかんだ理由をつけて逃げようとするんです。
マリちゃん:マサコさんに「マリちゃんはヒプノセラピストだよね」って言われると、ドキッとするし。
いやいや、私はそんなことができる人間じゃない、みたいな。
なんかそうやって逃げちゃうところがあるんです。
私:じゃあ、「ヒプノから逃げるサブパーソナリティ」を呼び出してみましょう!
(誘導します)
マリちゃん: 姿は、はっきりではないんですけど、まわりが白い霧? もや?のようになっている、ちょっと背の高い年配の男の人が出てきました。
私:あなたはいつからマリちゃんの中にいますか?
マリちゃん: 過去世からって。
(その過去世へと誘導します)
マリちゃん:石畳が見えます。
70歳前ぐらいの白髪の男性がいます。
膝より少し下までの白い布を体に巻いてて、腰紐で縛っている。
マリちゃん:後ろ手に縛られていて、そのロープを誰かが後ろで持っている。
処刑場に向かって歩かされています。
私:あなたはどんな仕事をしていたの?
マリちゃん:霊媒師です。
私:なぜ捕まったの?
マリちゃん:良かれと思ってやったことを、相手が「あれは詐欺だ、嘘だ」って周りの人に言いふらしたみたい。
私:それで役人に捕まっちゃったんですか?
マリちゃん:はい
私:そのことをどう思っていますか?
マリちゃん:悔しい。困ってる人を救いたくて始めたことなのに。
そういう捉え方をされたことが無念みたいです。
私:あなたに助けられた人もたくさんいたはずなのに、その人たちの声は届かなかったんですかね?
マリちゃん:その人たちもその時は喜んでいたのに、「嘘だ!」っていう声を上げた人に反対意見を言うことができなかった。
私:それであなたは処刑されてしまったんですか?
マリちゃん:はい。
(中間世へと誘導する)
私:魂の世界に戻ったあなたにお聞きします。
なぜこのような経験をしようと思ったんですか?
霊媒師になっても、みんなから感謝されるとか、詐欺扱いされて処刑されるまでいかない人生だってあったのに。
なぜ敢えてこういうシナリオにしたの?
マリちゃん:人はそれぞれ捉え方が違うことを知るため。
私:自分のやっていることを、必ずしも全員が受け入れてくれるわけではないということを経験してみたかったんですか?
マリちゃん:はい。
私:経験してどうでしたか?
マリちゃん:良かれと思ってしたことなのに、人に批判されて、こういう罪に問われて……。
とても苦しい気持ちだった。
私:その時に経験したことが、今世のマリちゃんにどう役に立つんでしょうね?
マリちゃん:私と同じようなつらい思いをさせたくない。
私:えーと、その過去生の人が、転生したマリちゃんにそう言ってるんですか?
マリちゃん:はい
私:なるほど。じゃあ、どうしたらいいんでしょう?
ヒプノを通して人を助けたいっていうのは同じじゃないですか?
霊媒の力があっても、何もしなければ捕まることも処刑されることもないけれど、人を助けることもできませんよね。
どうしたらいいんだろう?
(それを踏まえて書き換えを視にいきます)
マリちゃん:行列ができています。視てもらいたい人たちがたくさん並んでいます。
私:さっきはそうやって見てもらった人たちの中から、詐欺だという人たちが出てきたけど、今度はどうですか?
マリちゃん:疑う人は疑ってもいいよ、って。でも、これは私が自分で見つけた方法だから、信じる人だけ来てくださいって言ってます。
私:さっきのストーリーのように、あいつは詐欺だって言う人がいて、あなたが役人に捕まる危険はないんですか?
マリちゃん:そうなるんだったらそうなってもいいという覚悟はできています。
たとえそうでも、私はこれをやる。
私:(さっきの過去世の人に)その姿を見てどうですか?
マリちゃん:かっこいい。すごい尊敬してます。
私:マリちゃんのように、人を助けるために特殊な能力を持ってきたのに魔女狩りにあったり、自分の望む答えをもらえなかったからって役人に密告されて処刑されたり。
そういうたくさんの人の過去世を見てきました。
私:みんな最後に言った言葉は、あなたのように、
「それでもいい。最初からそうなるかもしれないという覚悟で来ている。それでも自分がやらなければ救える人も救えない」
私:みんな同じことを言ってました。
そして処刑台に上がった瞬間、その人は肉体を脱ぎ捨てて、上からお迎えに来た光と一緒に帰っていっていました。
私:時代が変われば、少しずつ受け入れられるようになる。
そういう時代に転生することもできるし。
誰かが勇気を持ってやらなければ、救われる人たちがいない。
私:過去世を視る度に、崇高な魂の人たちがこういう仕事をしているんだなって思います。
(書き換えます)
私:最初に出てきたサブパーソナリティさん、今この書き換えを見てどうですか?
マリちゃん:笑顔になっています。
私:あなたは救われたのね。じゃあ、もう光に帰りますか?
男性:はい。
(光の世界に帰す)
私:マリちゃん、筋肉反射で確認してみてください。
「ヒプノから逃げたくなる想い」がなくなっているかどうか。
マリちゃん:はい。
(と足上げをやってみる)
マリちゃん:あ、足が上がらない! 解放されてます!
私:よかったです!
書き換えのときに言っていた、「信じる人だけ来てくれればいい」っていうのは、私も今、全く同じ気持ちでやっています。
私:どんな時代になっても一つのことを信じる人と信じない人って必ずいるから。
人間界では、時が経たないと受け入れてもらえないことってたくさんあるんだろうなと思います。
私:でも、誰かが先駆けになって勇気を持ってやっていかないといけないし、悔しいという想いもいつかは報われていくのかなって思います。
マリちゃん:私にはそういう力がない、私はスピリチュアルなことをする人たちとは違う、現実的な人間だって思ってたんですけど。
マリちゃん:でも、マサコさんのこの講座に出会ってから少しずつ、今のままじゃあ、私、満足いかないんだろうなって。
やっぱりマサコさんと同じ方向に行きたいんだろうなと思い始めました。
私:そうでしょうね。笑
だって、ヒプノを学んだときすごく楽しかったし、仕事にしたいと思ったって言ってましたものね。
私:「楽しい!」って思うってことは、魂が望んでいるということなんですよ。
だから、楽しくてワクワクすることはやってみた方がいいです。
後悔しないためにも。
そして今回のように、やっていくことへのためらいや足かせが過去世にあるのだとしたら、当時の感情を解放すればいいんです。
私:みんな現実を生きてるんですよ。
現実とスピリチュアルの世界って、別々ではないんです。
私:自分の中のスピリチュアリティな部分に蓋をしている人が多いけど、そこに気が付いてこの現実に生かしていくと、人生がスムーズにいったり、生きやすくなったりします。
私:この間、生徒ハルさんが、
「マサコさんと話す時は、意識を切り替えるようにしています」って。笑
私:今まで自分は顕在意識だけで生きてきたから、これはこうしなくちゃ、ああしておかなくちゃって、つい頭で考えてしまって、マサコさんのように「大丈夫、大丈夫、なるようになるから!」みたいな考え方がなかったので、って。
私:でも、人にはシナリオがあるんだとか、そこに委ねればいいんだって知って、委ねていると本当に物事が自然に流れていくんだなってわかってきて、生き方として心地いいですって言ってた。
私:そもそも「今」をよりよく生きるためにスピリチュアルの勉強をして、自分の中のスピリチュアリティを引き出しているのであって、別に超常現象とかにのめり込んでいるわけではないし。笑
私:だから、マリちゃんも自分の魂がワクワクすることをやっていってほしいなって思います。
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