さて、昨日は生徒ユリさんのミラクルセラピー講座。
この日の内容はサブパーソナリティ。
ユリ:サブパーソナリティってなんですか?
私:自分の人格のさまざまな側面ですね。
たとえば人は怒りっぽい、優しい、ときには頑固になるなど、さまざまな側面を持ち合わせています。
それを擬人化して呼び出して対話をするような感じです。
私:でも、マイナスの側面に関しては、
「あなたの中の怒りっぽい人」
「あなたの中の頑固な人」
と呼びだして、
「いつから一緒にいるの?」と聞いて、
私:そのきっかけが過去世なら過去世リーディングをして解放するし、今世ならその出来事を視て解放するので、結局は過去世解放や今世の出来事の解放と同じことをやっています。
私:で、それらの側面ができる理由なんですけど、これはいつも説明しているように、日々の出来事に伴って発生した「感情」が残っているからです。
なので、サブパーソナリティ=「そのときの感情の擬人化」ともいえます。
私:たとえば、過去世で、霧の中を車で運転中に崖から転落したとします。そのときの「高いところから落ちた恐怖」が、「高所恐怖症」となって今世にまで影響していたりするわけです。
「あなたの中の高所恐怖症のサブパーソナリティ」を呼び出して
「いつからいるの?」
「過去世から」
「そのとき、何があったの?」
「車で崖から落ちた」
「じゃあ、その過去世を書き換えましょう」
という流れになります。
これを直接、
「あなたが高所恐怖症になった過去世を視にいきましょう」とやっても同じですが、いったん当時の「感情」を擬人化して呼びだすのでワンクッション置くような感じですね。
ユリ:なんだかPTSDの治療のようですね。
私:そうです!
過去世にだってPTSDは起きているわけです。
それを解消せずに人生が終わると転生しながら持ち越していくんです。
私:過去世を解放するというのは、表現を変えるなら「過去のPTSDの治療」をしているようなものです。
私:人は生まれたときからすでに過去世からのPTSDをもってきているし、それに加えて今世でも新たなPTSDを作っているんです。
PTSDの治療では、トラウマに焦点をあてた認知行動療法が多く行われていますが、私たちがやっている「解放」も同じことをやっています。
私:トラウマを探り、そのときの感情(=認知)を潜在意識の中でイメージを使って書き換えているだけです。
便利なのは、高所恐怖症になった理由がわからない、皆目見当がつかないときに、直接「高所恐怖症さん」に聞くことができる点です。
例えば以前、こういう例がありました。
ある生徒さんが急に体中に発疹ができて、痒くてたまらない。
皮膚科へ行ったが理由がわからず、とりあえず痒み止めの薬をもらった。
で、「何が起きているんでしょう?」と私に電話をしてきた。
彼女を誘導して「発疹を起こしているサブパーソナリティ」を良びだしたら、若い男性が出てきた。
「いつから彼女の中にいるの?」
「最近」
「最近、何がありましたか」
「米だよ、米」
「米? ごはんのこと?」
「そう」
対話を続けると、コンビニのお弁当のごはんのことだとわかりました。
保存料など添加物が体に合わないと言っているのです。
よくあることなのですが、クリアリングが進むと、体質が変わって、これまで平気だったものが合わなくなることがあります。
生徒さんはお昼を職場の近くのコンビニで買うことが多いのだそう。
その男性に
「ほかに気を付けた方がよい食べ物がありますか?」と聞くと、
「コンビニの唐揚げ。油がよくない」と。
それを聞いて生徒さんが大笑い。
「私、唐揚げが大好きで週に3回はその店の唐揚げ弁当を食べているんです」
「皮膚科の薬は使った方がいいの?」
「使わなくて大丈夫。今言ったことに気を付ければ、治っていくから」
実際、発疹は2日ほどできれいに治ったそうです。
きっとこれを教えるために敢えて症状を出して、聞くように仕向けたのだと思います。
と、こんなふうに理由もきっかけも直接尋ねられるので、サブパーソナリティセッションは便利な手法なのです。
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