さて、先日のミラクルセラピー講座は生徒Ｃさん。
過去世リーディング＆書き換えの練習です。
私：何を視てみますか？
Ｃさん：私、なんとなく主人に支配されているような気がするので、それに関わる過去世があるか視てみたいです。
結婚して30年近く経つにも関わらず、なんとなく逆らえないのか、意見を言えないのか、そんな気がすると言います。
本来なら私が誘導してご本人に視ていただくのですが、まだ初めてで自信がないというので、逆に私を誘導してもらいます。
Ｃさんはヒプノセラピーを習っていたことがあるので、誘導ができるからです。
最初に出てきたのは、古い時代の海辺の村。
毎日、魚や貝、海藻を採っては「ボス」に渡し、わずかばかりの食料をもらう生活です。
ボスは売りさばいたり、物々交換するつてがあるので、誰も逆らうことができません。
Ｃさんは当時村の若者でした。
両想いの娘がいましたが、彼女の器量に目を付けたボスが無理やり自分の妻にしてしまいます。
彼女も嫌でしたが、やはり逆らうことはできなかったのです。
このときのボスが今のご主人です。
この過去世の書き換え後、まだほかにもあるような気がしたのでリーディングを続けます。
次に出てきたのは…。
Ｃさんは小さな国のお姫様です。
その辺りには、エジプトのような大きな国があります。
その国の王が、とてもきれいなお姫様（Cさん）がいるという噂を聞きつけます。
まずは使者が訪問し、噂通りのきれいな姫君だったと報告すると、今度は王が直々に出向き、その美しさにひとめぼれするのです。
ぜひ我が妻に、と申し出るのがですが、王にはすでに正妻がおり、立場は第二婦人となります。
お姫様の父親は大事な娘をやりたくはないのですが、もし逆らって攻め入られたりすれば、国はたちまち滅ぼされてしまうでしょう。
父親の苦悩をみた娘は「私がお嫁にいく」と自らを犠牲にするのでした。
このストーリーの書き換えはとても面白いのです。
先ほどはうなだれ、犠牲となってお嫁にいったお姫様なのですが、今度は天真爛漫なキャラに変わっているのです。
父親に「大丈夫、私、行くわ！」と笑顔で国を後にします。
嫁ぎ先では毎日、これまでに見たこともないような御馳走に大喜び。
さすが大国ともなれば、こんな御馳走が並ぶのかと。
毎日「美味しい、美味しい！」とたらふく平らげていきます。
そして、あっという間にぶくぶくと太ってしまうのです。
美味しい！と目を輝かせて食べるのでコックたちも幸せですし、そのおおらかで天真爛漫な性格で皆に愛されます。
が…。
姫の美貌に魅せられていた王は、短期間で見た目がすっかり変わってしまったお姫様にがっかり。
こんなはずでは…
大変申し訳ないんだけどと、国へ帰ってもらうことにします。
自分の心変わりによるものなので、せめてものお詫びにと金銀財宝を馬車に乗り切れないほど持たせて。
ここでも姫は天真爛漫。
「おと～さま～！ 私、帰ってきたわ～！」と笑顔で元気に戻ってきます。
「王は太った女性はお好きではなかったみたい！」とニコニコ。
「こんなにお土産も、もらっちゃった！」
娘の太った姿を見た母親はびっくり。
いくらなんでも食べ過ぎよ、と食事管理をしてくれたので、少しずつ痩せて元通りの体に戻っていきました。
そして、素敵な男性と結婚して幸せに暮らしました。
この天真爛漫な彼女のキャラに私は笑いっぱなし。
なんてユニークな書き換えでしょう！
一緒に聞いていたＣさんも大笑いしていました。
前回の講座時に、知人の女性のことでモヤモヤすると言っていたＣさん。
西洋の貴族だった時代の過去世が影響しているよと、リーディングして書き換えたところ、まったく気にならなくなったそうです。
今回も「支配されている」感情がどう変わるか、楽しみです。
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