お正月を迎えるといつも思い出すことがあります。
それは10年前、2014年のお正月のこと。
当時、ヒプノセラピーの探求に明け暮れる楽しい日々を過ごしていました。
長年、生きている意味が分からなかった私が「地上の楽園ってあるんだ!」と感動したのが、このヒプノの世界だったのです。
そして、その楽しい時間を共有する仲間たちがいて、中でも特に親しくしていたA子さん。
「明けましておめでとう! 末永く仲良しでいてね」というLINEにじ~んときて、「こちらこそ!」と返信。
ところが…。
その数時間後。
再びA子さんからのLINE。
その内容に首を傾げながら、(なんでそんなことを言い出したのかな?)って。
で、しばらくやりとりをしていたのですが、平行線が続き、挙句の果てに「しばらく距離を置きたい」と。
は?
たった数時間でこの展開?
しかもA子さんの方から突然、意味不明のことを言ってきた(と私は思い込んでいる)のに?
LINEのやりとりでは言葉足らずで誤解が生じるから、ちゃんと電話で話したいとメッセージを送るのですが、返信はなく、電話にも出てくれません。
そのまま10年が経過しています。
このやりとりのあと、ワンちゃんを連れて目黒不動尊へ初詣がてら散歩に出かけました。
ワンちゃん連れで中へは入れないので、周囲をぐるりと歩きながら、(なんでこんなことが起きたのかなあ?)と考えていたそのとき。
突然、「声」が降ってきたのです。
「あなたの周りの負のエネルギーをすべて取り除きなさい」
あっ……!
そういうことか…
前年末でこれまで勤めていた仕事を辞めていました。
それを待っていたかのように、仲良しだったヒプノセラピー講座の生徒さんが、ヒプノのセッションを通じて、当時の私が抱えていた家族、職場などの人間関係をすべて紐解き、それらが私にどういう意味を持っていたのか、シナリオは何だったのかを教えてくれたのです。
2014年は「解放」のスタートを切った年です。
今にして思うと、そのために人間関係を断捨離し、リセットさせられたのでしょう。
A子さん然りです。
いつも悩みを抱え、人生に絶望していた彼女。
当時は気づきませんでしたが、彼女には彼女の学びのシナリオがあって、ここからは別々の道を歩むため、互いの縁は卒業のタイミングになっていたのだと思います。
ヒプノを学び始めたばかりのころは、まだこれまでの友人たちとのお付き合いもあったのですが、「解放」を始めてからはだんだん話が合わなくなって、友人たちとの縁もすべて切れ、人間関係はガラリと変わりました。
友達はひとりもいなくなりました。
ときどき、クライアントさんや生徒さんで、
「友達が少ないんです」
「友達がいなくて」
と言う方がいらっしゃるのですが、
「私は友達は一人もいません」と自慢しています。笑
♪1年生になったら~
友達100人できるかな~♪
友達がたくさんいるのが良いことだと刷り込まれていたような気がします。
「友達」の定義もわからなくなりました。
「友達」はいませんが、生徒さんたちは「仲間」のようなものです。
とにかく話が通じるのが楽しいです。
こういう話はに興味がない相手だからと気兼ねする必要もないし、気を遣って無理に相手に迎合しなくてもいいし。
人生にはシナリオがあって、必要な人とは必要なタイミングで、必要な期間だけ関わるということもわかったので、執着もなく、未練もなく、淡々と「来るものは選び、去るものは追わず」で過ごしています。
会いたいときに、会いたい人に連絡して、楽しく過ごす。
最高に気楽で楽しいです。
いままで仲が良かったのに、
いままでは気が合ったのに、
なぜか合わないと感じるようになったり、ズレを感じるようになったときは、互いの周波数が違ってきているからです。
「波長が合う」から「波長が合わない」関係になっています。
だからといってそれが永久とは限りません。
再び波長が合う関係になることもあります。
ですからあまり気にせず、そのときそのときで「気の合う人」「一緒にいて楽しい人」と付き合う、そんなふうに人間関係を断捨離しながら進んでいくといいのかなと思います。
・・・・・・・・・・・・・
個人セッションは、こちら。
過去の記事をまとめて読むなら電子書籍。こちら。
姉妹版ブログ
『聖なる樹のヒプノセラピー物語』も読んでね!