さて、先日(10月24日)のメグミさんのミラクルセラピー講座での出来事。
メグミ:最近気になっていることがあるんです。
放課後デイの仕事をしているんですね。子供たちが学校が終わったあとに過ごす場所があって、そこでお手伝いをしているんです。
メグミ:で、子供たちと一緒に遊んだりするんですけど、ひとりの小学生の男の子(A君とする)が、先月ぐらいから急に私に、
「近寄って来るな!」
「触るな!」
って言い出して。
メグミ:思い当たる出来事も何もないし、本当に突然態度が変わって。
マサコさんがよく人間関係はすべて過去世に理由があるって言ってたから、何かあるのかなと思って。
メグミ:自分で視てみようと思ったんですけど、つっかけを履いた女の人しか視えなくて。
私:なぜA君が急にメグミさんを避けるようになったのか、ですね?
みんなで過去世をリレー形式で視てみましょう!
ひとつの過去世を複数人で視る練習です。
私:まずはメグミさんから。つっかけを履いた女の人は若い? それともご年配?
メグミ:30代ぐらいだと思います。
私:じゃあ、カヨさん、その女性には家族はいますか?
カヨ:息子がいるような気がします。小学校低学年ぐらいの。
私:(その子がきっとA君だわ)
その子とお母さんの関係は良好?
カヨ:お母さんはいつも怒ってばかりいるみたい。なんかね、つっかけ履いて、子供を追っかけまわすようなイメージ。
私:じゃあ、Yokoさん、その子供はお母さんのことをどう思っているんでしょう?
Yoko:うるさい、うっとおしいって思っている感じ。
私:じゃあ、リカちゃん、お母さんはなんでその子を怒ったり、うるさく言ったりするのかな? そういう性格なの? それともその子がやんちゃなの?
リカ:お母さんの性格もあるけど、その子もやんちゃなところがあって、なかなかうまくいかないみたい。
お母さんはこういう子供に育てたいっていうのがあるから、それがうまくいかなくて怒っちゃう。
私:メグミさん、その子はそのまま成長していきますが、お母さんは相変わらず怒ったり、注意したり、そんな感じ?
メグミ:男の子が成長するにつれて反抗的になってくる。今までみたいに言われっぱなしじゃなくて、言い返したりしている。
私:じゃあ、カヨさん。そういう生活の中で何か重要な出来事が起こります。それは何ですか?
カヨ:年頃になって彼女ができたけど、その彼女についてもお母さんがケチつけてきて、もううるさい!って思ってる。
私:だんだん亀裂が大きくなってきているのね? そのあと何か重要なことがおきましたか? Yokoさん?
Yoko:男の子が家出しちゃった。ある日、いつものように何も言わずに出て行ったと思ったら、そのまま帰ってこなかった。
あちこち探したけど、居場所がわからなかった。
私:そのままになっちゃうの? 何年後かに戻ってくるとかはあるの?
Yoko:それきり会えなかった気がする。
私:リカちゃん、その子も「もう二度と家に戻るものか!」みたいな感じだったのかな? お母さんとは決別して?
リカ:最初はそういう気持ちだったんですけど、大人になっていろいろな人と接する中でお母さんの気持ちも考えるようになった。子供の頃の自分の行動を反省したりもして。
でも、家に戻ることはなかった。
私:メグミさん、どうですか? お母さんとしては息子がぷいっと出て行って、どんな気持ちだったんでしょうね?
メグミ:その後、お母さんが病気になってる感じがします。
私:病気になったけど、息子さんとは連絡がつかない?
メグミ:はい、会えないまま。
私:で、お母さんはどうなっちゃったの? 病気を患ったままなの?
メグミ:体が思うように動かない感じがします。
私:その人生では最後まで息子さんに会えなかったの?
メグミ:会えなかった感じがします。
私:そのことをお母さんはどう思っていますか?
メグミ:自分のせいだ、自分がいけなかった、っていう気持ち。
私:そのお母さんにお聞きしたいのですが、なぜそんなにつっかけを履いて追いかけまわすほどにガミガミしたの?
メグミ:思い通りにしたかった。子供を自分の思うようにしたい、言うことを聞かせたいみたいな。息子がやんちゃで周りからいろいろ言われることもあったから、よけいちゃんとさせなきゃって思ってたみたい。
私:こうやって最後まで会えない人生になったのは、自分のせいだって言ってましたけど、もしまた親子でやり直せるとしたら、今度はどんなお母さんになりたいですか?
この言葉を聞いてメグミさんの胸がぎゅっとなったのか、声を詰まらせて泣き始めました。
(間)
「メグミさんに罪悪感が残っているから、泣いてその感情を手放すのはいいことなんです」
そう言うと、メグミさんが驚いて、
メグミ:え? 私、この子のお母さんなんですか?
私:えっ? お母さんじゃないの? じゃあ、つっかけを履いていた人は誰?
メグミ:……それは…私、ですよね?
私:私はてっきりそうかと思ったけど? もしかして勘違いしてる?
Yoko:私もメグミさんがお母さんだと思いました。
カヨ:私も。
リカ:私も。
私:それにお母さんじゃなかったら、そこまで涙が出ないと思うけど?
メグミ:ですよね…
私:今世は違うけど、当時はその子と親子だったんですよね? そしてメグミさんの職場でその子と再会しているんですよね?
で、然るべきタイミングがきたから、こうやって当時の感情を解放しようとしているんですよね?
メグミ:まさか親子だとは思ってなかったです。
つっかけを履いた女の人までは視えたけど、その続きは視えなかったので…
私:うん、今みんなでその続きを視たんですよね。
さっきの話ですけど、もしまた親子でやり直せるとしたら、今度はどんなお母さんになりたいのかな?
メグミ:……(泣きながら)こんな一生会えないっていうんじゃなくて…もっといい関係で…成人して家を出て行っても行き来できる関係っていうか…
私:さっきはお母さんがうるさいからって息子さんが飛び出しちゃったけど、いい関係でいるためには何が必要だったんだろう、息子さんに対して?
メグミ:一方的な押し付けをしてはいけなかった…。
彼は彼で思うところがあるだろうし、それを汲み取ってあげるっていう、そういうことが必要だった…
私:じゃあ、今、イメージ(=潜在意識)の中で、当時の息子さんを抱きしめて、その思いを伝えてあげてください。
お母さん、(あなたに対して)もっとこうすればよかったね、ごめんねって。
(しばらく待つ)
メグミ:(嗚咽)
私:抱きしめてそう伝えたら、息子さんはなんて言ってますか?
メグミ:(泣きながら)¢£%#&□△…(言葉にならない)
私:息子さんに伝わったみたい?
メグミ:(嗚咽しながら)…伝わったのかな…よくわからないけど…
私:私には彼がニコニコしているのが視える。
気にしていたのはお母さんの方なので、彼はそのお母さんを助けてあげたくて、転生して放課後デイで出会ってそういう態度をとる、それによって「解放」できるみたいな、そういうシナリオだったかなと思います。
こうして解放は終わり、その10日後。
メグミさんからこんなLINEが!
マサコさん! 昨日、放課後デイに仕事に行って、例の解放してもらった男の子に会ったのですが、ビックリ!!!!!
あれほど私を避けて、「近寄るな、触るな、あっち行け〜」と言っていたのに、昨日は違う子と神経衰弱をして遊んでいたら近くによってきて、「入れて~」と言って普通に一緒に遊びました!
解放スゴイです
彼との関係、ガラッと変わりました!
良かったあ!
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