さて、先日ヒプノセラピーを受けに来たリンさん。
顔、首、肩、腕とかなりのアトピーです。
胸から上に症状が出ていて、(体の)それより下には出ていないというのです。
不思議に思いながら、いつぐらいからアトピーになったのかと聞くと、
「生後2か月」
そんなに早く?
生後2か月から耳が切れ始めたといいます。
もう40年以上も症状が続いていることになります。
そのときにふと思い出したのは、ハナさんの息子Tちゃんです。
Tちゃんもアトピーで、特に頭部がひどく、髪の中まで痒くなると言っていました。
Tちゃんの場合は、生まれるときに無菌室の宇宙から、いきなり雑菌だらけの地球へやって来たヴィジョンが浮かんだので、イメージで書き換えをしました。
無菌室から少しずつ雑菌に慣らし、免疫を作ってから地球着陸へと。
それでアトピーが治ったのです。
★それに関する記事
リンさんも明らかに「ザ・宇宙人」という感じの方です。
同じようなことが起きたのかしら?
ヒプノで、そのきっかけの場面へと誘導してみると、
リン:母親のお腹の中です。
私:今どんな気持ちですか?
リン:早くここから出たい。
私:それは苦しいから? それとも待ちきれなくて?
リン:待ちきれない! 早く3次元の世界へ行きたい! 楽しそう!
このあと。
私:生まれてどうなりました?
リン:赤ちゃんです。動きにくい。
私:うんうん、意識が「肉体」に閉じこめられているので、窮屈なんだね。
と、リンさんが急に「痛い、痛い!」って。
痛い、痛いと言い続けるのです。
皮膚がいきなり3次元の世界のいろいろな刺激を受けて、チクチクヒリヒリ、痛がっている光景が浮かびました。
何が起きているのかしら?
私:あっ! 3次元の世界へ行くには、皮膚に保護膜を作らなければいけないのに、まだそれが形成される前に待ちきれなくて産道へ入っちゃったんだ!
産まれるときは頭から出てきます。
下半身は慌てて膜を作ったのでかろうじて間に合ったのですが、頭と胸部は勢いよく飛び出していったので間に合わなかったようです。
これは大変、書き換えなくっちゃ!
全身に保護膜をしっかり作ってから産まれてくるように書き換えます。
そして、リンさんに、痒くて、肌がガサガサになってつらかったでしょうが、もっとつらい想いをしてきたのは「皮膚」なのだと説明します。
・なんで私だけアトピーに?
・この症状さえなければ…
と思うかもしれませんが、皮膚は「被害者」なのです。
リンさんが早くこちらの世界へ来たくて、保護膜が未完成のうちに飛び出してきたのですから、3次元の刺激を浴びて「痛い思い」をしたのは皮膚の方なのです。
それなのに、悪口を言われたら……
私:踏んだり蹴ったりですよね。
体の細胞は素粒子でできていて、素粒子には意思も意識もあるから、私たちの言っていることも思っていることも、すべてわかるんですよ。
私:だから、悪者にしないでね。
今までごめんね、ありがとうって言ってあげてね。
皮膚は必死に耐えながら、リンさんを守ってきたんだから。
それを聞いたリンさんが「そうか!」という顔になりました。
そして、「そうだったんだね、ごめんね、今までありがとね」と言いながら腕をさすっていたら。
しばらくして、
私:あっ……! 皮膚の色、変わってない?
リン:ほんとだ。赤みが薄くなってる!
これ、きっと治るわ!
そう確信しました。
私:「保護膜がある」っていうイメージを続けてね。
セッションの帰りに、そうだ、Tちゃんのアトピーに効いた手作りの化粧水を分けてあげようかしらと思いついたのですが…
一瞬迷ったので、やめておきました。
私は常に「迷ったら、やめる」です。
翌日、生徒Mさんのガイドに聞いたところ、私が化粧水に使っているアロマ「ラベンダー」はリンさんには合わないとのこと。
渡さなくてよかった!
アロマは植物なので、人によって、症状によって、相性があるそうです。
ガイドがリンさん用にクリームの作り方を教えてくれました。
材料は、ホホバオイル、蜜蝋、ローズ、ローマンカモミール。
それぞれの分量と使い方まで教えてくれて。
すごい、エドガー・ケイシーみたい。
大事なことは、ただ薬を塗って治そうとするのではなく、皮膚に感謝を伝えることです。
細胞が、やっとわかってもらえたと喜ぶと、回復が一段と進みますから。
後日、リンさんから報告がきて、早速クリームを作って塗ってみたら、かさぶたが取れていくって言ってました。
そして、こんなことも。
リン:マサコさん、私、ヒプノで、早くこっちの世界に来たかったって言ってたでしょう?
思い出したんだけど、予定日より1か月早く生まれてきたんです。
私:え~? やっぱり保護膜が完成する前に飛び出してきてたんだ! 笑
さて、このあと、リンさんは「ヒプノセラピー講座」の第1号として入学なさったので、今後も随時、経過を見ながらフォローしていきたいと思います。
以前、両手が洗剤負けしたかのようにボロボロに皮がむけて、ただれて、1年中手袋をしている方が講座にいらっしゃいました。
その症状が27年ぐらい続いていて、病院へ行っても原因不明で治らないとのことでした。
月に1回通ってきていたのですが、5回目にはただれがなくなり、最終回の8回目にはすっかりきれいになって、両手に金粉が出ていました。
たった8回の講座を受けただけで。
しかも、私は何もしていないのです。
必要な「解放」を行ったのと、ご本人が人生のしくみなどの「真理」を学んだだけなのです。
それなのに、27年も悩んでいた症状がすっかり治ってしまったのです。
★そのときの記事
人生は自分が決めてきたシナリオ通りに進みますから、きっとそのタイミングで講座を受けて、原因を知って、思考を変えると症状が消えることになっていたのでしょう。
だとしたら、リンさんもまたご本人のシナリオがそうなっているのだと信じたいと思います。
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