(つづき)
Sさん:私、子供の頃から家の天井を見上げて「ここは私の家じゃない」って思ったり、自分の手を見て、「これ、私の手じゃない」って思ってました。
自分の部屋にいても、「(3次元的には自分の部屋なのに)私の居場所じゃない」って。
Mさん:わかります! 私、子供の頃から自分の家にいても、いつもホームシックにかかってました。
Sさん:自分のこと、変なのかなって。
私:うちの講座生の方は、ほぼ全員そう思ってましたよ!
なにしろみんな宇宙人ですから。笑
で、この話を翌日、生徒N子さん、ハナさんの講座のときに話したところ……。
ハナ:私は子供の頃、「子供のフリ」をするのがつらかった。
N子:私も人間界がよくわからなかった。早く大人になりたい、大人になったら「定型文」で会話すればいいから楽になるって思ってました。
その言葉を聞いて爆笑です。
N子さんは私の友人ですが、LINEのやりとりなどはいつも「定型文」のみだったからです。
たとえば、
私「ねえねえ、聞いて! こんなすごいことがあったの!」
N子「良かったですね。私も嬉しいです」
こんなふうに、いつも手紙の定型文のような返事しか返ってきません。
昨年、初めてそのことを指摘したら、びっくりした顔で「え? そういうものじゃないんですか?」って
人間界は「定型文」で会話をする世界だと思っていたそうです。笑
「この家は私の家じゃない」
「この親は私の親じゃない」
と思っていたという例は良く聞きますが、以前「この名前は私の名前じゃない」と思っていた人もいました。
14年前、ヒプノセラピーを学んでいたころの仲間、美帆さんの話です。
ある日、美帆さんが遊びに来て、部屋に入るなり興奮気味に、「ねえねえ、不思議なことがあったの!」って。
美帆:昨夜、寝る前に高校時代の親友とメールのやりとりをしてたの。そしたらね、親友が途中で寝ちゃったんだけど、寝る直前のメールが、(私に)「サラ……」って呼びかけたところで終わっていて!
私:うん?
美帆:私、びっくりしちゃって!
実は誰にも言ったことがないんだけど、子供の頃、いつも「私は美帆なんかじゃない! 私はサラよ!」って思ってたの。
私:へえ? なんで?
美帆:わからない。でも、いつもそう思ってたの。
それで今朝、親友に電話して、「昨日なんで『サラ』って書いたの?」って聞いてみたの。
そしたら、本人はそんなことを書いた記憶が全然ないんだって!
でも、(直感の強い人だから)「それ、何かの合図のような気がする」って言うの。
ね? 不思議でしょ?
好奇心をくすぐられた私は、ヒプノセラピーで美帆さんを「サラという名前に関係のある過去世」へ誘導してみたのです。
すると、とっても面白い過去世が出てきました。
★そのときのエピソード
(つづく)
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