さて、先日レイキ伝授にいらっしゃったBさん(40代)の話。
伝授中は過去世を視て解放したり、ハイヤーセルフと話しながら行うので、事前に気になることがありますか?と聞いたところ、母親に対する葛藤があるとのこと。
今は仲良し親子なのだそうですが、それでもBさんには何らかのわだかまりがあると言います。
Bさんは小学生のとき、不登校になったそうです。
私の生徒さんやクライアントさんの中にも不登校だった方はけっこういらしゃいますし、逆に親の立場で不登校になったお子さんを抱えて悩んでいる方もいらっしゃいます。
・なんとか学校へ行かせたい。
・とにかく中学だけは卒業してもらいたい。
・中学も行かないで、大人になってどうやって生きていくのか。
等々。
心配のあまり、
「なぜ行かないの?」
「普通は~」
と子供に否定の言葉を浴びせてしまう親もいる中、Bさんの母親はうろたえたり、叱咤することもなく、行きたくないのなら行かなくていいと肯定し、自由に育ててくれたそうです。
手塩にかけて育てたひとり娘が中学入学と同時に不登校になり、うろたえた母親が、
「なぜ学校へ行かないの? 普通は行くでしょ? 他の人はちゃんと行ってるのに」と我が子を責め、あちこちのカウンセリングを受けさせ、どこかおかしいのかもと病院へ連れて行き薬を飲ませる…
次第に娘は自分の存在を否定するようになり、
「私がこの世にいることが母を苦しめるのだから死のう」
と思い詰め、飛び降りようとした。
そんな身近な例もありました。
Bさんは理解のある親に恵まれてラッキーなのに、なぜわだかまりがあるのかしら?
そう思ったとき、Bさんとお母様が別々の星から来た宇宙人に視えました。
そこにフォーカスしてみると……。
んん……?
家族のヴィジョンが……
本来ならこういう感じのはずなのに、
こんなふうに見えます。
Bさんは、そもそもお母様の子供じゃないわ!
ご両親には家族の絆を感じるのですが、Bさん(と妹さん)は、単なる同居人?下宿人?のような感じがします。
私:あの、お母さんって、「Bさんのお母さん」じゃないですよ?
Bさんがこちらの世界に来る必要があったから、お母様がボランティアで引き受けてくれたんじゃないかしら?
私:言うなら、下宿のおばさんと下宿人の関係ですね。
超宇宙人のお母様がふたりを預かり、人間界の盾となって守ってくれたんだと思います。
それでもBさんにとっては、母親が与えてくれた「自由」という定義が、まだ世間一般には浸透していなかったため、社会人になってからは戸惑うことばかりだったそう。
親子の葛藤を抱える方の中には、大人になっても、
「うちの母がこうだったから」
「母親なのに」
という視点の方も多いのですが、こちらの世界に来るためには誰かのお腹を借りる必要があるわけで、
借りたことにより(人間界では)「血縁」「家族」という概念が芽生えますが、魂レベルでは単に自分たちを引き受け、下宿人として育ててくれたと思えば、葛藤も薄らぐかもしれません。
以前、記事に書いたアユさんの件も然りです。
★参考記事
現世では血縁関係があり、「親子」という形になっているけれど、本来は親子ではないと説明したところ、Bさんが「すごく納得!」って。
「下宿のおばさんと下宿人の関係」と思ったら気持ちが軽くなり、感謝できます!」って。
Bさんが帰宅後、それをお母様に話したところ、「やっぱり!」と納得されていたそうです。
お母様はお母様で、何かあるたびに「こんな良い子に産んであげたのに」と我が子から感謝されないことに不満があったようです。
そういえば……。
私もかつて超宇宙人の息子の言動が理解できずにストレスが溜まっていたころ、
「そうだ! あの子は我が子じゃないと思うことにしよう! 我が子と思うから不満なんだ。知り合いの青年を預かって下宿させていると思えば気が楽!」
と自分に言い聞かせたことを思い出しました。笑
「家族」や「親子」をテーマに来ていない場合は、そういった枠にとらわれず、地球生活を送る上での単なる同居人と割り切った方がお互いに楽かもしれません。
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