(つづき)
★この記事の続き
アユ:父親に日常的に言われていたことに対しての気持ちの結果、家を出たいと思って東京に来たんだと思います。
何かを見たくなかったのかなあ。
家にいるときの、父親の家族に対する態度というか、言葉というか、ある意味そういうところから逃げてるのかな…
私:子供心に何か家族の中で違和感を感じていたのかな?
その空間での居心地が悪かったとか?
アユ:そうかもしれない。大人になってから気付いたんですけど、母親も妹もかなりのADHGで。
当時はまだそういう認識がなかったから、父親もふたりの目に付く言動に対して言葉を発するし…。
それを聞きながら子供なりに何らかの違和感を感じていて、そこにいたくなかったんだと思う。
早くその空間から逃げたかったのかも。
でも、私は長女なのに、(家から離れて)自由に生きているけど、いいのかな?って。
家族の一員なのにって。
なんとなく罪悪感があるのかも。
私:なるほど。
次の瞬間「5次元マサコ」が台頭して、こう語り始めました。
マサコ:インナーチャイルドに言ってあげたい事は、人間は皆いろいろな体験をするために、様々なシナリオを持って降りてきているってこと。
その人たちが、たまたまひとつの家で過ごすことになる。
マサコ:たとえば兄弟姉妹の場合。
その兄弟同士で共同のテーマがあって同じ家に来ている場合は、大人になっても関わりが深いかもしれない。
マサコ:そうではなくて、単にひとりひとりがその「家」「親」「環境」などが必要で来た場合は、家にいる間は共同生活者にすぎず、大人になってからは関わりが薄いかもしれない。
私:(そうだ、私も以前このことで悩んだことがある。成人してからも、各々の家庭を持っても仲の良い兄弟を見ると、あれが家族のあるべき形なのに、なぜ自分の家族は繋がりが希薄なんだろうって)
マサコ:それぞれのシナリオを持つ人たちが「家族」という名のもとに暮らすので、アユさんは違和感を感じながらも、家族らしい交わりを持たなくちゃいけないんじゃないか、長女らしい役目を果たさなくちゃいけないんじゃないかって考えちゃったのかもしれない。
マサコ:でも、自分のエネルギーを「輪っか」に例えるなら、家族だからといって、皆の輪っかが交わらなければいけないわけではない。
あなたはあなたの輪っか。
兄弟姉妹は、兄弟姉妹の輪っか。
お母さんはお母さんの、お父さんはお父さんの輪っか。
マサコ:それぞれの輪っかのままで、ひとつ屋根の下に然るべきときまでは居るだけのこと。
だから、「家族」を俯瞰して見ていても、それは悪いことではないの。
マサコ:今、アユさんのインナーチャイルドにきれいな金色の光の玉をあげたいと思います。
その玉を両手で持った瞬間、彼女の周りにその玉が広がっていって、誰とも交わらなくていい、彼女だけの光の輪っかができる。
マサコ:(インナーチャイルドに)そこから客観的にそれぞれの家族のシナリオを見守っていればいい、ただそれだけでいいんだよ。
そして時が経てば、あなたはそこを巣立っていく。
だから大丈夫なんだよ。
家族っていう形で来てるけど、無理に交わる必要もない。
それぞれのシナリオがあるからね。
その光の玉を持っていてね。
それがある限り、あなたの空間がちゃんと保たれ続けるから、それで大丈夫だからね。
家族間でどんな会話があろうと、それはあなたの世界とは違う世界の話。
ただ傍観していればいいよ。
マサコ:アユさん、インナーチャイルドはどんな顔をしていますか?
アユ:安心した顔をしています。自分が長女だから家族の繋がりとか交わりとか、気にしていたのかも。
私:じゃあ、その子をぎゅうってハグしてあげて。
(インナーチャイルドに向かって)ほかに何か言いたいことがありますか?
アユ:とりあえず大丈夫。
いろいろ腑に落ちました。
「見たくなかった」って言う言葉が自分の口から出たときに、ああ、だからここに来てるんだと思った。
今ちょうど読み始めたのが、『家族卒業したら罪ですか?』っていう本で。
血の繋がりがあるからって、親のこと最後まで面倒を見なくてもいいとか、そういうこといっぱい書いてあって、そのタイトル見た瞬間に、私これ読まなくちゃと思って。
マサコ:私にずっと視えていたのは、家があって、家族っていうのがあって、家族一人ひとりの輪っかがあるんだけど、その輪っかが交わらなくちゃいけないと思い込んでいる女の子のイメージ。
マサコ:地球では自分の人生を生きるために、どこかに生まれてきて、一定の期間まで育つ場所が必要でしょ?
そのための場所にいただけだから、家族全員の輪っかが交わらなくてバラバラでも、あなたはただ自分の輪っかの中にいただけでよかったんだよって、それをその子に言ってあげたかったの。
(つづく)
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