(つづき)
★この記事の続き
厳しい師匠の過去世へと誘導します。
ハナ:ヒゲの長いおじいさんが出てきました。血のつながりはなくて、育ての親? 私は男の子で養子かも。
おじいさんは寺で気功みたいなことをやっている。弟子もいる。
私:そのおじいさんが師匠で、男の子にもっと鍛錬せよと言うんですか?
ハナ:お前にはまだ早いと言って、書物ばっかり読まされてる。実技は教えてくれない。
私:(師匠に聞く)書物から何を得られるの?
師匠:先人の知識
私:時代は移り変わっていきますが、先人の知識は役に立つの?
師匠:当たり前だ。
私:あなたも書物をいっぱい読んできて、その知識は役に立っていますか?
師匠:当然だろ。
私:あなたから見たら、男の子にはまだまだ知識が必要なのね?
先人の知識をもっと引き出しに入れなさいということ?
師匠:(しばらく沈後後)…本当は…伝授したくない。
私:なぜ?
師匠:自分が下手なのがばれてしまう。
私:あなたは先人の知識があるのに、なぜ下手なの?
師匠:向き不向きというものがある。私の才能では足りなかった。
そのとき、私の中でカチッとスイッチが入りました。
5次元マサコが何かを伝えたいようです。
5次元マサコ:そんなことないですよ。私が(理由を)教えてあげましょうか?
師匠:ほんとか?
私:あなたはすごく才能がある人だったんですけど、書物を読みすぎちゃったから、先人の知識に頼りすぎて、その知識に則ってやらないといけないって思ってしまったんです。
そうではなくて、あなたの感性を生かせばよかったんです。
私:体って、一人一人違うでしょう?
その体の細胞が思っていることも違うでしょう?
だから体と対話すればよかったんです。
それが大事だったんです。
私:自分の感覚を信じて、患者さんの体の細胞と向き合って、ここか? ここはこれぐらいの力加減でいいのか?というふうに対話をすればよかったんです。
先人の知識が邪魔をしてしまったんです。
師匠:……
私:今からでもやれますよ。私が3つ数えると、あなたがそんなふうにしている場面へ移ります。3、2、1。
……どうですか?
師匠:寺がある山の空気まで変わってしまった!
驚きだ! こんなに違うのか!
私:体と対話してみてどうですか?
師匠:私にこんなことができるのかと驚いている。
私:あなたは才能溢れる方だったんです。
その感性をそのまま弟子に伝授にすればよかったんです。
大事なのは体と対話することじゃよ、って。
なぜなら体の細胞もみんな意思と意識を持っているからって。
師匠:弟子を見ていて、うすうすそう思っていたけど、認められなかった
私:なぜでしょうね?
師匠:プライドがあったから
私:そのプライドはどこから来たの?
そのきっかけの場面へ行ってください。
師匠:代々続くお寺の跡取りとして、小さい時から、お前が立派に寺を守るんだぞと言われて育った。
だけど、弟子としてやって来た農民や平民の方がすごく才能があった。
のびのびと、それこそヒーラーのように、人の心を楽にしてあげていた。
師匠:ひたすら机に向かわされていた自分よりも、書物で勉強をしていない彼らの方がすごく健やかに見えた。
でも、それを認めたら、勉強してきた今までの自分が惨めになってしまう。本当はわかっていた…。
私:あなたにもそういう才能があったんですよ。
もしあなたが農民や平民に生まれていたなら、最初から彼らと同じことができていたでしょう。
私:なぜなら、勉強するチャンスがない、書物がない、そのような環境がない場合は、感覚でやるしかないからです。
私:でも、あなたは苦難の道を選んだんです。
代々続く寺の跡取りで、書物があって、勉強するチャンスがあって、厳しい父親がいて。
だからそういう風になっただけ。
私:なぜそういう家に生まれたのか。そこにシナリオがあるんです。
あなたの息子であるハナさんが、今世に転生してやろうとしていることと関係があるんです。
私:もう時代が変わったよ。施術も本人の細胞と向き合い、対話しながらできるよって。それを伝えるのがあなたの役割だった。
未来の子孫のために、あなたがその役割を担ってくれたんです。その役割を担える人はそうそういないんです。
だから私たちはとてもあなたに感謝します。
ハナ:師匠が泣きながらマサコさんに「ありがとう」って。
私:あなたのそのときの苦しみが、未来の多くの人の役に立っています。
もう充分その役割を担ったので、今度は先人の知識もあって、あなたの感性も生かしている施術者、そちらに書き換えましょう。
私:あなたのお父さんも喜んでいるでしょう?
すごいなーって。
自分たちの時代は書物でしか勉強できなかったけど、おまえはさすがだなぁって。
私:そこにやってきた農民や平民のお弟子さんたちは、すばらしい感性を持っていて、その感覚だけで施術していいるけど、あなたが持っている知識も教えてあげたら、体の構造などにも詳しくなって、さらに技術に磨きがかかっている。
あなたはやっぱり導く人なんです。
こちらの(書き換えの)人生を視て、どうですか?
師匠:国中が穏やかに、みんな健やかに育っていっている。
すごく嬉しい。ありがとう。
私:新しい時代に生まれ変わってきたハナさんに何かメッセージがありますか?
師匠:自分を信じなさい。周りに惑わされず、自分の感覚を信じなさい。
私:たとえば?
師匠:私のように上の立場の者がいろいろ言うこともあるだろう。でも、自分が(えー?、それ、おかしい)と思ったら、自分の感覚を大事にしなさい。自分を信じて。
ハナ:ありがとうございます。
この師匠は誰だろうとふたりでリーディングしてみましたが、どうやら今世には転生していないようです。
・・・・・・・・・・
ハナ:(師匠が)マサコさんの言葉にすごく救われたって。
私:過去世の書き換えに関して言えば、ただ書き換えるのではなく、魂の救済までしてあげられるといいなって思います。
私:たとえば、
最初の過去世では、プライドがあってできなかった。
書き換えでは、プライドとか関係なくちゃんとやっている、
ではなくて、
なんでそこにプライドがあったんだろう?と理由を探り、その感情を手放してあげる。
本人の握りしめている負の感情を置き去りにして出来事だけ書き換えるのではなく、その感情をこそ解放してあげると、魂の救済ができるよね。
私:最終的には全てにシナリオがあるんだよってことを教えてあげる。
なぜそういう人生を送ることになっていたのか。
私:今回のシナリオは、こう。
転生してきたハナさんに「もっと鍛錬しろよ」ってメッセージを送る。
ハナさんがそれを口にする。
私が気になって過去世を視る。
結果、未来の人たちに、大事なのは書物で得た知識だけではなくて、体と対話することなんだよと伝えられる。
人々が量子の世界を認識するようになった今の時代なら、それが可能だから。
私:それを成すためにはこの過去世がなければいけなかった。
そういうことです。
私:人生は一度きりですが、魂は転生しながらこんなふうに未来へと繋がっていくんです。
そのしくみを知って、過去世の書き換えがそこまで踏み込めるといいなって思います。
(つづく)
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