(つづき)
この一連の話をN子さんにすると、納得してくれました。
私:自分で「ゲートを閉める」って決めてね。
N子:はい。
(と目を閉じて宣言する)
この世にかわいそうな人はいません。
私がかわいそうと思っているから(助けて欲しい人が)やってくるので、自分も含めてかわいそうな人はいません。
(しばらくすると)
N子:ゲートを閉じる前に、肩のところに大きな石像が見えたんだけど、「閉じる」って決めたら、像が粉々に砕けていって、塵になるイメージが来ました。
ああ、もしかすると私もこんな風になっていたかも!
この石像は私の仲間だったかもと思いました。
私:天使たちは満月のような100%の光を持って人間界に降りてくる。
そして、ときには虐げられたり、迫害されたりして、辛い、苦しいっていうドロドロしたマイナス感情を体験すると、満月からどんどんどんどん半月、三日月……って、光が減っていくじゃない?
最後に輪郭だけになった時、まだそれが残っていればいいけど、それさえも消えてしまうと、(天界の光と共振共鳴できる部分がなくなるので)もう光に戻れなくなっちゃう。
だから、魑魅魍魎になって漂っているわけ。
私:きっとN子さんは、そのかつての仲間たちを助けたかったんだね。
突然、怒りの感情が湧いてきました。
私:私は前世で止めたんだよ?
無理だから、助けられないからって。
あなたが自分の光をその人たちにどんどん分け与えっていったら、自分も同じようになっちゃうんだからって、すごい止めたのに聞き入れてくれなくて。
(あれ? 私、当時、N子さんの姉だったのかな? N子さんが妹だった気がする)
私:私、その時に言った言葉を思い出した!
(泣きそうになる)
未来に、「できるとき」が来るからって。
未来で必ずこの救出ができる時が来るからって。
だから、今やらないでって。
そうじゃないとあなたも死んじゃうって。
それでも輪郭ギリギリまで光をすり減らして……。
私:そう、私、そう言ったのよ!
「未来で助けられる時が来るんだから、その時代を待とうよ」って。
それが、今なの!
「量子」がわかる時代が来ないと、この解放はできなかったの。
私の行った解放は…
宇宙いっぱいに金のコンビニを作り、その陳列棚にはオール金ピカの商品がずらりと並んでいる。
魑魅魍魎たちが吸い寄せられるようにコンビニへ入っていって、金の商品を手に取った瞬間、本人も金色に染まって昇華していくというイメージでした。
私:これが10年、20年前だったらできなかったと思う。
今、私たちの意識が進化して量子の仕組みを理解できるようになったからこの解放ができる。
私、今世でN子さんのこと、絶対助けると思ってたんだわ。
N子:それをマサコさんと約束していたんですね?
私:そうだよ! そうだよ。
なのにN子さんたら、今世でもまた光をすり減らしていってるから、二の舞になるじゃない!と思って、私は腹立たしかったの。
このままだと自滅しちゃうよって。
私:魑魅魍魎というのは、光を失った状態を指してるだけなの。
天使が悪魔になったりする事はないの。
私:天使が人間界にきて、一生懸命人間をサポートしているうちに光をすり減らしてしまって、まだ最後の一筋でも残っていれば、光と共鳴して光の世界に戻れるのに、自己犠牲を払って光を100%使っちゃったから真っ暗になっただけで、それを悪魔とか魑魅魍魎と表現しているにすぎない。
だからまた光を注入してあげれば、元の天使に戻れるの。
私:その魑魅魍魎が固まって大きくなったのが石像のように見えてたんじゃない? それがN子さんの肩にしがみついていたわけ。
「助けてあげたい」って思ってるから、「じゃあ、助けて」って。
N子:今度は金の石像が見える。
私:うん、それは大丈夫。
私:N子さん、人には親切にしてあげなくちゃいけないと思っているでしょ? それも解放して。
まずは自分に親切にして、自分を大事にして、自分を愛してあげて。
N子:そうします!
(翌日、この件に関してN子さんからLINEがきました。
N子:私、過去世でなぜマサコさんの言う事を聞かずに自己犠牲を払っていたのか、わかりました。
反抗期だったからです。
優秀な姉であるマサコさんは、私のことがとっても歯がゆかったんだと思います。
でも、私は姉が言えば言うほど、自己犠牲に取り込まれます。
ただ、最後のときに姉の言葉を思い出して(姉の言う方が正しいのは頭では解っていたの)枠だけは残したんです。
マサコさんのお陰で、可哀想な人はいない世界に来れました。
本当にありがとう)
(つづく)
個人セッションは、こちら。
電子書籍はこちら。