さて、この11月11日の誕生会。
お昼から終電まで解放三昧だったのは前述の通りなのですが…。
夜、アユさんの難解な解放の紐解きをやっている最中、
くしゅん、くしゅん!
ごめ…くしゅん、くしゅん!
くしゅん、くしゅん、くしゅん!
ご、ごめ…くしゅん、くしゅん!くしゅん、くしゅん!
と、話を遮るほどうるさいくしゃみ連発のカオさん。
お酒を飲み始めると、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの症状が起きるので、いつもは鼻炎の薬を飲んでいるけど、この日に限って飲んでいないのだそう。
「まるで花粉症のようですね」と言いながら解放を続けようとすると、再び、
くしゅん、くしゅん!
ごめ…くしゅん、くしゅん!
くしゅん、くしゅん、くしゅん!
以前にもこの鼻炎の解放をしたことがありますが、効果は出ていない様子。
鼻炎が始まったのは、大学4年のとき、電車から降りた瞬間なのだそう。
ご本人は、大学生になって、田舎から急に都会に住むようになったので、その環境のせいだと思うと言っていたのですが…。
アユさんの解放に戻ろうとすると、またもや、
くしゅん、くしゅん!
ご、ごめ…くしゅん、くしゅん!
くしゃみの音にかき消されて、話もできません。
そのとき、ふと…
私:ねえ、変じゃない? 突然くしゃみ連発が始まって、いつまでも続くなんて。
まるで、ねえねえ、これ、解放してよ!って促してきているみたいじゃない?
その鼻炎が始まったころに、何か思い当たること、ない?
カオ:そういえば、鼻炎になりたての時に、溺れる夢を見て息ができなくなったことがあります。苦しくてパッと飛び起きたら、鼻が詰まってたみたいな。そんなことがありました。
私:え~? それじゃないの、鼻炎の原因は?
溺れた過去世があるんじゃない?
その夢で見たのが「過去世」だったんじゃないの?
カオさんがきょとんとしているので説明します。
私:鼻が詰まってるから溺れる夢を見たんじゃなくて、溺れた過去世があったから、それを夢で再体験したんだと思う。
で、そのときの鼻が苦しかった感覚を思い出したから、現実で再現されている。
私の言葉を聞いて、Mさんのガイドが「はい」と合図を送ってきました。
カオ:じゃあ、夢が本当だったんですね?
私:夢は過去世のことが多いから。
夢の世界=潜在意識の世界なの。
人は寝ているときに潜在意識にどっぷり浸かっていて、過去や未来にアクセスしている。
朝起きたときに「夢を見た」と思っているのは、その記憶の断片。
繰り返し見る夢や、赤ちゃんが夜泣きするのも、過去世を見ていることが多いようです。
当時の感情があまりに強く残っているので、寝ているとき(=潜在意識に周波数を合わせやすいとき)に再体験しているのです。
再体験の目的は「解放」です。
3年以上前(2019年8月)、生徒ユウさんがタロットのガイドに聞いてくれたことがあります。
ガイド: 解放に関しては、A→B の書き換えはとても簡単に出来る方法です。これを行う事で気持ちが楽になり、人生が生きやすくなります。
夢の件ですが、夢を見る事によっても解放されています。
潜在意識に入り、当時の感情を再体験する事によって解放しているのです。
その場合、見ているものは「Bの部分」になっている事が多いです。Aを飛ばしていきなりBとなっているため、そこで解放が成立しています。
もしその夢がAだった場合は、解放は成立していません。
その場合は、「これを解放するように」というサインです。
見た夢がAなのかBなのかの判断ですが、何度も同じような夢を見て同じような感情を感じたりする場合は、Aの事が多いです。
人は夢以外でも、日常の中で過去の感情を自動解放しています。
失恋したときに失恋の歌を聴いて感情移入し、涙を流すことで解放したり。
ドラマや映画、芝居などを観て、主人公と自分の感情を重ねることで解放したり。
たとえば過去にタイタニック号に乗っていて悲しい思いをした人が、今世で「タイタニック」の映画を観たり、戦争体験のある人が戦争をテーマにした映画やドラマを観て涙を流すことで、当時の感情を解放したりしているのです。
ヒプノで過去世を視るときも、「泣く」ことで当時の感情を吐き出すことがあります。
しかし、「悲しい」感情は「泣く」ことで解放できても、「罪悪感」「後悔」「自責の念」などは、泣くだけでは解放できないこともあります。
それらの感情は、とても強いからだと思います。
人は愛を学ぶために転生するといわれています。
そのためにはさまざまな体験が必要ですが、たとえ必要な体験だったとしても、相手を「傷つける」ことをしてしまうと、その感情は魂に深く刺さり、自身を許すことが難しくなるようです。
それはきっと「愛する」こととは真逆の行為だからでしょう。
裏返せば、人間はそれほどまでに愛に満ちた生き物だということになります。
己を許すために、ガイドは私に「書き換えて解放する方法」を教えてくれたのだと思います。
(つづく)
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