(つづき)
私:カオさん、過去世ありきで鼻炎が起きているんだから、解放すればいいよ。
でも、なんでお酒を飲んだときに鼻炎が出るのかな?
もしかして、過去世で水に溺れたのは、お酒が原因?
酔っ払って水の中に落ちたとか。
ガイド:はい
カオ:え~っ? やだあ!
私:まあまあ、とにかく解放しないと。笑
リカちゃんに視てもらいます。
リカ:かなり古い時代。当時は男性です。
お酒を飲んで酔っ払って、うっかり井戸に落ちたみたい。
酔っ払って井戸を覗き込んだのか、水を飲もうとしたのか、転落してしまった。
私:井戸って高さがあるのに、うっかり落ちたりするかしら?
リカ:でも、見えるのは「井戸」です。
江戸時代の高さがある井戸ではなく、原始的な、地面からあまり高さのない井戸というイメージです。
おそらく日本ではないと思います。
スマホで画像検索すると、大昔の井戸は「野井戸」といって、地面にただ穴を掘っただけの状態だったようです。
これは、室町時代の井戸です。
これは西洋の寺院の井戸。
私:これなら、足を踏み外して落ちることもあり得るね。
リカ:家族をすごく悲しませてしまった。彼の奥さんが子供(注:今のカオさんのご長男に転生している)を身ごもっていたみたい。
その人生が終わったあと、中間世でものすごく後悔している。
奥さんは子供をひとりで育てなければならなくなったし、結果的に、家族にも迷惑をかけちゃったから。
そこまで聞いたとき、突然胃が痛くなりました。
私:いたた…おかしいな、急に胃が痛くなるなんて。
その過去世、もっと深掘りする必要があるのかも。
酔っ払って井戸に落ちただけの過去世を、今世にまで引きずるって考えられないから、もっと大きなことがあるんじゃないかな。
そのとき、あるヴィジョンが浮かびました。
私:ねえ、井戸の中で亡くなったことによって、その井戸が使えなくなったんじゃない?
Mさんのガイド:はい
私:死体の入った水は飲めないから、その井戸は潰さざるを得なくなって。
で、生活水がなくなって、村の人たちが困り、不満を持った。奥さんは肩身が狭くなって、その土地に居られなくなった。
私:酔っ払って道でつまずいて亡くなったとかだったら、まだよかったけど、井戸というみんなのライフラインを潰してしまった。
普段から酒癖の悪かった彼のことを悪く言う人もいたでしょうし。
奥さんは行くところもないし、身ごもっているし、大黒柱はいないしで、大変な人生になっちゃった。
私:彼の人生で一番辛かったのは、そこなんじゃないかな。
自分のお酒のせいで家族にも、村の人たちにも迷惑をかけたってとこ。
さて、ここから書き換えですが、私は胃が気持ち悪くて視る余裕がないので、ナオさんに頼むことにしました。
ナオ:井戸に落ちるところまで一緒だけど、落ちたときに、走馬灯のようにここから先の未来が見えて、その奥さんが苦労しちゃうのが見えて。
このままここで死んじゃダメだ!と思って、素粒子レベルで「はーっ!」ってすごい念力使って瞬間移動して、地上の別の場所で死んでる。
は~はっはっは…!
奇想天外なストーリーにみんな大笑い。
すごい、ナオさん!!
よく「笑い飛ばす」と言いますが、笑うことで過去の感情を手放し、「解放」が成立することは多いのです。
だから、書き換えのストーリーは何でもいいのです。
大笑いしたり、じっくり納得したり、要は魂に響くレベルであれば。
私:井戸じゃないから迷惑をかけずに済んだってことだよね?
ナオ:はい、村のみんなも、「ひとりになって大丈夫かい?」って声をかけてくれるし、助けてくれるし。
これでカオさんの鼻炎が軽くなるとよいのですが…!
*2023年1月3日にお会いした際に効果を聞いてみたところ、鼻炎はたま~に出る程度におさまっているそうです。
個人セッションは、こちら。
電子書籍はこちら。