昨日は「ミラクルズご一行様」。
ことしの5月から毎月、卒業生のリカちゃん、カオさんと私の3人で「呼ばれた場所」へ出かけるという行事。
5月は高尾山。
6月は皇居。
7月は江ノ島。
8月は山梨県の丸沢氷穴。
9月は埼玉県の川越氷川神社
10月は田無神社。
11月は栃木県宇都宮市の「大谷寺洞穴遺跡(おおやじどうけついせき)」
今回は超近場で、上野の「国立科学博物館」へ行ってきました。
「今月は、国立科学博物館、どうかしら?」と提案したときに、
カオ:いいですねー! 一度行ってみたかったところです!
リカ:いいですねー! 特別展の「毒」が気になります!
私:だろうね。笑
リカちゃんは、解剖とか拷問とか、人体に関わることにとても興味があるので。
で、博物館前で集合しましょうということに。
ところが、昨日。
電車で上野へ向かっている途中、リカちゃんからLINEが。
リカ: おはようございます!
皆様、残念なお知らせです…
特別展は事前予約が必要らしく、先程確認したところ、18:00-18:30の枠しか空きがありませんでした😱
今回は「毒(特別展)」を止めて、他の企画展か常設展を楽しむのがいいかもです。
私: おお!そうでしたか! キャンセル出ないですかね?笑
カオ:あらまぁ! 誰も事前に気付かなかった! 笑
私:常設展が予約不要になったのは確認していたのですが、特別展は気付かなかった 😰
リカ: あと、集合はJR上野駅公園口にしましょう!
(リカちゃんは銀座線、私は日比谷線、カオさんはJRと、3人とも各々異なる路線で向かっています)
私:(え? なんで待ち合わせ場所を変更したのかな? ま、いっか)
とりあえず、
「 特別展は、 行くことになっていれば必ず入場できますよね!」と返信します。
すべてはシナリオですから。
食べることが大好きなリカちゃんは、早くも頭を切り替えて、「上野はお洒落なカフェが多いですね!」ってあれこれ候補のお店をピックアップしてLINEで送ってきます。笑
ところが、集合時間間際になって……。
リカ:すみません、迷子になってます😭 もう少々お待ちを💦
私:私も。公園口がわからない
カオ: あら! 笑
リカ:着きました!
カオ: リカちゃん、どこ? 私、 博物館の前にいるよー!
リカ: え! 博物館に!?
カオ:博物館前で集合では?!
リカ:(焦る)え? マサコさんもそこに?
カオ:マサコさん、ここにはいなーい!
リカ:私、さっき、「JR公園口」って言ったんだけど……?
朝からバタバタとこんな調子。笑
リカちゃんは事前に「博物館前に集合」と決めていたグループLINEを見落としていて、慌てて集合場所を提案してきたし、カオさんはその提案してきたLINEを見落として、最初に決めた博物館前にいる。
リカ:カオさん、行くの早い!
(先にひとりで行ったと思い込んでいる)
私:カオさん(と呼びかける)、さっきリカちゃんが待ち合わせ場所、変えたでしょ?
カオ:あれ? そのLINE、見てなかった!
いつもこんな調子でドタバタしているのですが、それでもなんとなくすべてがうまくいく私たちは、博物館に到着すると、スタッフの方から「毒展は今すぐなら3人入れます」と言われ、即入場。
毒に興味を持つ人なんてそんなにいないだろうと思いきや、館内は人・人・人でひしめき合っています。
カオ:これ、本当に入場制限しているのかな?
しているのでしょう、「入場」の制限は。
しかし、展示物をひとつひとつ見ながら説明を読んでいると、到底30分で出口までは辿り着きません。
30分ごとに人は投入されるけど、出ていく人がいないので、次第に前がつかえてすし詰め状態になってきました。
私:うわ~、一歩も前に進めなくなっちゃった。
それなのに後ろからどんどん人がやってきます。
それに気がついたスタッフが、
「順番でなくても見られます、空いているところから見ていってください、前の方は空いています」
というようなアナウンスをして、ようやくだんごのように固まっていた人の群れがぱらぱらと分散を始めました。
子供連れもたくさんいます。
こんなに毒に興味を持つ人がいるなんて驚きです。
私たちのまわりにある「植物」「動物」「魚」などが持つ毒について、人口的に作られた毒について、そもそも毒はなぜあるのかなど、「へえ~!」「そうだったんだ~!」という知らないことが多くて、面白かったです。
●身近にある「毒」
「え? ぶどうに毒があるの?」
「え? ポトスにも?」って。
蜂が苦手なリカちゃんは、オオスズメバチの拡大模型を見て、「わ~、これ(を見るの)は、無理かも~!」と目を背けていました。
私:そうだった、蜂が苦手だったんだよね!
★そのときの記事
私:今ここで解放しちゃおう! リカちゃん、ちょっと目を閉じて?
浮かんで来たヴィジョンを伝えます。
私:ええっと、エネルギーが地球を目指して飛んでくるのが見える。地球に到着するときに、エネルギーは「蜂」とか「植物」とか、さまざまなものに姿を変えている。
地球にはいろんな種類の生き物が必要だから。
蜂が、
「リカちゃんはたまたま人間になったけど、元は同じエネルギーで仲間だったでしょう? 形を変えたからといってそんなに嫌わないで、悲しいよ」って。
「さっき、はちみつ紅茶が美味しいっていう話しをしてたけど、その蜂蜜だって僕たちがいないと食べられないんだよ」って。
私:目を開けてみて? どお?
リカちゃんが目を開けて、おそるおそる巨大な蜂の模型を見ます。
リカ:あ、さっきよりは平気かも! 「仲間」って聞いたから。
良かった!
キングコブラの骨。
美しい!
カオ:蛇って骨がないイメージだけど、こんなに尻尾の先までしっかりあるんだね。
私:ほんとに!
おっ、これは!
未熟な果実と熟した果実の香り比べ。
センサーに手をかざすと1秒間、香りが噴射されます。
マンゴーの熟した香り。
う~ん、いい香り!
いい香り!
何度も嗅いでいたらマスクにその香りが染みついて、「あら、これ、いいじゃない!」笑
その後もゆっくりじっくり展示物を見て、出口まで来ました。
カオ:うそお! 3時間も見てた!
とにかく外に出て、お昼を食べるお店を探すことに。
周辺のお店はどこも満席。
で、辿り着いたのが駅から少し離れたロシア料理の店。
「本日のパスタ」に目を奪われているリカちゃんに、「餅は餅屋」と、専門店では専門料理を食べたらどうかと提案し、
ボルシチ、ピロシキ、壺焼き、ロシアンティーをチョイス。
これが美味しかった!
また大当たり!
ここでリカちゃんとカオさんに渡したものは…。
「ル・レクチエ」
前日にのぞみさんが送ってきてくれました。
「1年間、お世話になったお礼です」って!
ありがとうございます!
これ、本当に美味しいの!
のぞみさんは昨年12月に講座に入られたときにもこの洋梨をお土産に持ってきてくれました。
あっという間に1年経ったのですね。
★そのときの記事
近々講座で忘年会を開くので、そのときにみんなでいただこうと思ったのですが、それまではもちそうにありません。
なので、リカちゃんとカオさんにお裾分けさせていただきました。
私:結局、常設展は行かなかったね。
カオ:最初から「毒」だけ行くことになってたんですかね。
私:まるであの高尾山のときみたいだね。トリックアート美術館へ行くはずが、高尾山にだけ登って、美術館へは行かなかった。
2時間以上かけてゆっくりランチタイムを過ごし、
リカ:次、行きますか。
その「次」っていうのが、またレストランだった。笑
「わ~! これ、美味しそう!」って、リカちゃんはミートボールやパスタグラタンをぺろりと平らげていましたが、つい乗せられてスパゲティを頼んでしまったカオさんと私は、少し食べたらギブアップ。
カオ:ねえ、考えてみたらお昼を食べたのって15時だったよね? 3時間前だよね?
私:そうだよ! まだ3時間しか経ってない!
だからお腹が空くわけもないのですが、リカちゃんだけは「私は全然いけます!」って。
「なんならデザートも!」
食後、あまりにお腹が苦しいので、腹ごなしに上野公園を散歩することにしました。
月がとってもきれいで、風もなく穏やかで、12月だというのに寒くもなく、なんだかとっても気持ちいい!
ああ、幸せ!
最後にカフェでお茶をしながら本日の総まとめ。
リカ:結局、私たちが「毒」展に行ったのは何だったんですかね?
私:それはですね……
(つづく)
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