(つづき)
このように過去世で経験した「感情」は、「思い込み」となって残り、今世にまで影響してきます。
職場の同僚が、過去世で自分に意地悪をした人なら、「なぜかわからないけど、生理的に嫌い」となるかもしれませんし、
今世の我が子が、過去世で幼いときになくした子であれば、「失いたくない」という想いから異常に過保護に束縛するかもしれません。
すべては過去に終わったことです。
楽しい、嬉しい、幸せなどのプラスの感情は良いのですが、マイナスの感情は手放して(リセットして)、今世のシナリオを過去の感情に邪魔されることなく100%堪能できればそれに越したことはありません。
そのために、視点を変えて、別のハッピーなストーリーを視る(=Bを視る)のです。
「わあ、こっちの方がいい!」
そう思った瞬間、プラスの感情が発生し、「良かった!」という「新たな思い込み」が生まれます。
●「古い感情A」に対して、「新たな感情B」を与えればよい
これを「書き換え」と表現しています。
もともと「気にしない」性格の方や、「ま、いっか」と気持ちを切り替えて手放せる方はそれでよいのですが、その切り替えがうまく出来ない方には、このように「任意で気持ちを切り替えていく方法」もあるということです。
ここまでの説明をざっくりまとめるなら、せっかく「前世」を視たのなら、視るだけではなくて、「書き換え」まで行うのがお勧めということです。
悪臭の原因が残飯だとわかったのに、「そうだったのか」と放置しておいたのでは、悪臭は漂い続けます。
残飯を取り除けば現実が変わるのです。
さて、前述のクライアントさんにこれまで視た過去世(=A)を全部リストアップしてもらいました。
10個ぐらいあったでしょうか。
それを片っ端から書き換えていきました。
他の方が視た過去世を視るのは簡単です。
イメージすればよいのです。
なぜって、「イメージの世界=潜在意識の世界」だからです。
ただひとつ、重要なポイントは、書き換えのストーリ「B」を頭で「こういうふうにしよう」と考えるのはNGだということです。
これ、やってみればわかるのですが、頭で考えたストーリーに変えても、心が軽くなりません。
現実は変わらないのです。
過去の感情は「潜在意識」に残っています。
そして、頭で考えるのは「顕在意識」です。
それぞれ次元が異なります。
潜在意識の中にある「A」を、顕在意識で考えた「B」に変えるのは難しいです。いわゆる「文字化け」のような現象が起きます。
潜在意識の中を変えるのは、潜在意識が教えてくれた要領で行うのがベストです。
今や潜在意識に繋がって情報を取るのは簡単な時代ですから、やり方さえ分かれば誰でもできます。
クライアントさんのこれまでの過去世を書き換えてから一週間後にメールをいただきました。
気持ちが軽くなって、それに伴い、現実も好転しているそうです。
現実が好転というよりは、クライアントさん自身の「視点」が変わったことで、「見える世界(=現実)」が変わったということなのでしょうが…。
良かったです!
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