(つづき)
★この記事の続き
11月2日。
卒業生のリカちゃんが来てくれました。
この日の講座内容は「過去世リーディング&書き換え」です。
一通りの説明のあと、リカちゃんにお手本を見せてもらうことにします。
私:テーマは何にしようかな……。あ、そうだ! モエさん、窓が空いていないと息苦しいって言ってたよね?
5月に「心のデトックス1day講座」を受けにいらっしゃったとき、部屋の窓が全部閉まっていると息苦しいので、どこか1カ所開けてもらえますか?と言っていたのです。
この日もキッチンの小窓を開けていました。
私:それ、過去世からきてると思うから、視てみましょう。
リカちゃんがリーディングします。
リカ:8歳の女の子が視えます。
甚平のような着物を着て、わら草履を履いてます。
村の大人たちが、この子を取り囲んでいます。
この子の家族は見える所にはいないみたい。
私:その子は今、どんな気持ちなの?
リカ:とても悲しい、納得できないと思っている。
私:何があったの?
リカ:女の子の後ろに掘った穴がある。
これからそこに埋められるみたい。生き埋めにされる。
私:なぜ?
リカ:雨が振り続いていたので、それが止むように生け贄にされる。
両親は最後まで娘をかくまっていたけど、見つかってしまって。
女の子は穴の中で上から土がかぶさってくるのを見ている。
だんだん息ができなくなって苦しい。
中間世で、なぜこの経験をしたのかと聞いてみます。
リカ:人の命を神様に捧げるしきたりの無駄、意味がない、それを体験したかった。
私:体験してどうでしたか?
リカ:その通りだった。このような慣習は終わらせるべき。
そのとき、私に「これを聞かなくちゃ!」と質問が降ってきました。
私:生け贄にする子供を決めるのは誰ですか?
リカ:村の偉い人たち。数人で話し合って決める。
書き換えを視ます。
リカ:さっきと同じで雨が続き、作物がダメになる。
ある人(仮にAさんとする)が、洞窟の中とか薄暗い所でも、お日様がなくても、お水があれば育つ作物の苗を植えてみようと提案するけど、みんなは今まで通り生け贄を差し出せばいいと反対する。
リカ:将来がある子供の命を奪うのはいかがなものか、まずは自分に試させてくれと、Aさんがひとりで作物を育て始める。
日にちはかかったけど、うまくいきそうな兆しがみえたので、みんなも納得した。
そうやって作物を育てることで、食べ物を確保することができた。
私:うんうん、いいね。
私に視えたヴィジョンも付け足していい?
偉い人たちが反対したときに、Aさんが「では、次の生け贄はあなたたちの家族から出せばいい」と言うの。
それを聞いた偉い人たちの顔がさっと曇る。
だって、自分たちの子供は出したくないから。
私:Aさんは、「生け贄を出すことに効果があると信じているんだろう? なら、あなたたちの子供を出せばいい」と。
それを聞いた村人たちも「そうだ、そうだ」って。
私:偉い人たちが黙り込んだのを見て、Aさんは
「親は皆同じ気持ちだ、誰も我が子を生け贄になんてしたくない」って。
自分たちの子供だけは出さずにいた彼らも困ってしまい、それならばと、作物を育てる案をのんだ。
モエさんの許可をもらって、リカちゃんに書き換えてもらいます。
リカ:今までの生け贄なんて、悪しき慣習だったねって。
さて、この書き換え後。
私:モエさん、窓、閉めても大丈夫そうですか?
モエ:大丈夫です!
……ほんと、信じられない!
たったこれだけの書き換えで平気になっちゃうなんて!
快進撃はまだまだ続きます。
(つづく)
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