さて、先日19日は第4回目のミラクルズご一行様。
行き先は山梨県の鳴沢氷穴です。
★鳴沢氷穴に決まったいきさつはこちら
新宿から高速バスで河口湖へ向かうことに。
朝8時45分発。
8時にカオさんからLINEが。
「今日って集合どこでしたっけ?」
え・え?
間に合うの?
「新宿の高速バス乗り場では?」と返信すると、「ありがとうございま~す」
30分後。
「着きました~! ファミマでおにぎり買っていきます!」
余裕ですね。笑
で、無事出発……はしたものの…。
しばらくして気がついたのですが、ウキウキ感に反比例して、景色があまり変わっていかないような?
窓の外を見ると、あれれ…、すごい渋滞。
バスはほとんど動いていないではないですか!
まあ、少しは遅れるでしょう。
と、のんきに構えていたら、河口湖の到着予定時刻を過ぎても、まだ道のりの半分ぐらいしか来ていない!!
どうしよう…。
お盆休みは過ぎたので大丈夫だろうと思っていたのに。
いつもはどこへ行くにも下調べせず、行き当たりばったりで動いている私たち。
が、なぜか今回は不安になり、前々日の夜に慌てて私が「旅のしおり」を作成し、共有。
河口湖へ着いたら、「①鳴沢氷穴」と「②富岳風穴」を目指す予定でしたが、地図上でふと目に付いたのが、「③西湖コウモリ穴」。
コウモリ穴といっても、コウモリにお会いすることはほぼないそう。
「青木ヶ原樹海に位置する洞穴で、総延長は350メートル以上もあり、富士山麓の溶岩洞穴の中では最大規模」と書いてある。
最大規模!
という言葉に弱い。笑
行けるのならついでに行ってみようと調べてみるけど、なにせ私たちの足は「バス」か「徒歩」のみ。
それに、帰りの高速バスは河口湖から18時半発だから、それまでには戻っておかなくちゃいけないし。
そのためにはどういう順番でまわるのが効率いいのかしら?
で、しおりを作成。
リカちゃんとカオさんと相談の上、
河口湖から、③西湖コウモリ穴⇒ ②富岳風穴⇒ ①鳴沢氷穴の順にまわることにしたのですが。
河口湖駅に到着したのは予定時刻の2時間後。
新宿から2時間で着くはずが、なんと4時間! 笑
帰りの高速バスの時刻から逆算すると、もう「③西湖コウモリ穴」へ行く時間はなし。
不思議~。
なぜなら、自分で「旅のしおり」を作ったものの、前日になったらやっぱり「③西湖コウモリ穴」へは行かない気がしたからです。
というのも、洞窟には興味があるけれども、そこから「②富岳風穴」へ移動するには樹海の中を30分ほど歩かなければならず、それをイメージするとザワザワするのです。
さらに途中で「竜宮洞窟」なるものがあり、竜宮なんて聞いたら飛びつきそうだけど、今回は画像を見た時点で(わ、パス、パス!)って感じで、私的には周波数が合わない。
近づかないほうがよさそうなので、その場所を避けて歩くことになるし。
念のため、当日の朝も筋肉反射で聞いてみると、やはり「行かない」と反応が出ます。
まさかバスの遅延で時間がなくなり、行けなくなるとは思いもよりませんでした。笑
やっぱりシナリオって決まっているのね~。
というわけで今回は最初の予定通り、まずは富岳風穴へ行くことにします。
高速バスが河口湖へ到着後、そのまま乗っていれば、風穴前のバス停までいけます。
富岳風穴は青木ヶ原樹海にあります。
富士山の溶岩流が造り出した横穴形式の自然洞穴で、見学に要する時間は15分ほどです。
では早速、洞窟内へ…と思いきや、食いしん坊のリカちゃんがまずは腹ごしらえをしたいと。笑
それもそうだね、もうすでに13時20分。
売店内にある小さなフードコーナーでおうどんを食べます。
このときは軽い昼食のつもりでした。
夕方には美味しい山梨名物の「ほうとう」を食べられると思っていたのです……。
まさか、あんなことになるとは。笑
お腹を満たしたところで、洞窟へ向かいます。
青木ヶ原樹海は、西暦864年の富士山噴火により流れた溶岩の上にできた森なのだそう。
富士山から流れた溶岩が冷えた上に、新しく木々が生えて森ができたそうです。
さて、洞窟へと降りて行きます。
階段を7~8段降りたら、いきなり冷気を感じます。
だんだん涼しくなっていくのではなく、
「はい、ここから境界線だよ~」という感じで、温度差がくっきり。笑
慌てて持参した上着を着ます。
洞窟内の平均気温は3度なのだそう。
(https://www.mtfuji-cave.com/contents/wind_cave/)
天井が低い所は要注意。
かがんで通ります。
洞窟内では、夏でも溶けない氷柱や、
「氷の池」や、
「珪酸華(ケイサンカ)」いわゆる「ヒカリゴケ」の群生地や、
↓ 自ら発光しているのではなく、光を反射して光って見える
江戸時代から昭和初期まで、蚕の卵の貯蔵に使われていたという天然の冷蔵庫や、
溶岩が固まる際にできた珍しい『溶岩棚』や『縄状溶岩』などが見られます。
出口に来て、階段を上り始めると、また先程の境界線から急に「暑い、暑い!」
慌てて上着を脱ぐ私たち。
2分ほど歩いて戻り、そこからは樹海の中の遊歩道を歩いて本命の「鳴沢氷穴」を目指します。
普通に歩けば所要時間は30分ほどのようです。
ここで特筆すべきことが!
実は今回の「ミラクルズ」には一抹の不安を抱えていました。
前月、江ノ島へ行ったあとから膝痛が残っていて、樹海の中、遊歩道を歩けるだろうかと。
大丈夫かなあと不安に思いながら朝、家を出て地下鉄の駅へ向かっていたら、突然「サポーター!」と降ってきたのです。
そうか!
膝のサポーターを買えばいい!
新宿に着いて高速バス乗り場を確認したあと、いったん建物の外へ出てみたら、なんと隣に薬局が!!
「どうぞこちらへ」といわんばかりに! 笑
そこでサポーターをゲットし、膝を補強したので、遊歩道も楽々。
カオさんが
「それ、言ってくれた人は誰ですかね? ハイヤーセルフとか?」
私「かもね~!」
とにかく良かった!
(つづく)
電子書籍はこちら。