(つづき)
★この記事の続き
それは、このような過去世だったそうです。
あるところに、国を脅かす大きな暴れ龍がいた。
山や田畑を荒らして恐れられている。
そこに数人の討伐隊が現われる。
(どうも私たち、ミラクルズ一行らしい)
龍と戦い、何とか龍をやっつけることができた。
しかし、息を引き取るときの龍の目に涙が流れたことに気付くひとりの剣士。
本当にこの龍をただ殺してしまって良かったのか?
自分のしたことは正しかったのか?
そんな気持ちが心をよぎる。
中間世で。
なぜこの過去世を経験したのかと尋ねると・・・。
世の中で悪と思われている存在であっても、その悪の中にも小さな愛や優しさや、光はあるのだ。
それに気付く必要があったのだと。
書き換えを視ると・・。
さきほどと同じように龍と戦う剣士たち。
しかし、龍の動きをよく見ると、子供や動物を傷つけないように、避けながら攻撃をしている。
剣士は龍に「なぜこのように暴れるのか?」と聞いてみた。
龍:まだ小さかった頃から、目つきが悪いとか、姿形が怖いと言って何もしていないのに大人達から石を投げられたり、刀を振り下ろされたり、傷付けられてきた。
自分は何もしていないのに。
だから、人間が憎くて、大きくなったら復讐してやると思っていた。
でもなぜか、無意識に子供や動物を自分の意志で攻撃することは出来ない。
龍の話を聞いた剣士はぽろぽろと涙をこぼした。
龍がどれだけ辛い思いをしてきただろうと思うと、涙が止まらなかった。
龍はそれを見て、自分の為に泣いてくれる人間が居るのかと驚いた。
剣士は龍に、
「その力を、国を開拓したりみんなのために使わないか? 一緒に力を合わせよう!」と提案した。
それ以来、龍と剣士は親友のようになり、笑い合いながら人生を共に過ごしたのだった。
・・・・・・・・・・・・
「すごいじゃん、カオさん!」と言いながら、なぜ今この過去世が出てきたのだろう? と考えました。
この間、江ノ島で龍の洞窟へ行ったからでしょうか。
そのとき、聞いていたナオさんが、
「江ノ島の龍も、はじめは暴れ龍だったんじゃなかったっけ?」って。
そういう話を聞いたことがあると言います。
調べてみると。
『江島縁起』という話です。
平安時代に創られたそうです。
昔、鎌倉の大きな湖に五つの頭を持つ龍が住み、山を崩したり、洪水を起こしたり、悪行を働いていたそうです。
あるとき、天変地異が起きて、空から美しい天女が現れました。
龍はひとめ惚れをして結婚を申し込みますが、悪行を理由に拒否されます。
龍は行いを改めることを約束して天女と結婚します。
それからは日照りに雨を降らせたり、津波を押し返したりして村を守ります。
しかし、その度にパワーが弱っていき、最期を悟った五頭龍は山(片瀬山)となって村を守ったのだとか。
現在は、天女は江島神社に弁財天として祀られ、龍は江の島の向かいにある龍口明神社に祀られているそうです。
・・・・・・・
カオさんが視た過去世は、この物語と関連があるのでしょうか。
しかし、この話を聞くまでは、「第4回ミラクルズご一行様」は千葉県成田市へ行くのかなと思っていたのですが、その気は失せてしまいました。
そして昨日、関東の地図を見ながら(どこへ行くのかな)と眺めていたら、ふと目に留まったのは、山梨県。
どんな観光名所があるのだろうと検索したら、
富士急ハイランド、富士山、鳴沢氷穴……ん? そこ、気になる。
調べてみると、鳴沢氷穴は、江ノ島の洞窟と繋がっているといわれている場所です!
ここに決定。
カオさんの龍の過去世がどうも気になって、ここへ行かなければいけない、って。
それを聞いたRikaちゃんが早速、「ここ、どうですか?」って、山梨名物、「ほうとう」の美味しい店の候補を挙げ始めました。笑
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