さて、一昨日は生徒ユウコさんのミラクルセラピー講座。
ユウコさんはそろそろ卒業らしい。
「らしい」というのは、私の意思ではなく、ある日突然「もう卒業」と降ってくるから。
そのタイミングは、どうやら「私の役目が終わった」ときみたい。
面白いんだけど、同じタイミングで生徒さんの意識も私から離れている。
急に時間が合わなくなったりする。
つまり、私を必要としなくなる。
ユウコさんは昨年4月から受講している。
今年になって、2月後半ぐらいかな、そろそろ終わりなのかな?と思っていたら、3月になっていきなり、「次に行かないといけない」というメッセージが降ってきた。
「もうマサコのところを離れて次へ行きなさい」って。
それをLINEで伝えたら、
「やっぱりそうなんですね」って返事がきたから、彼女もうすうす同じことを感じていたのだろう。
意識がどんどん拡大していくと3次元の体がついていけなくて、それを体の不調として感じることがあるのだけど、それがたびたび起きているようだった。
ユウコさんは本当にすごいスピードで開いていっていたから。
講座はこれまでハナさん、ナオさんといつも一緒だったけど、やっぱり2月になったら都合がつかなくなったユウコさん。
もう一緒に講座を受ける必要もなさそうだから、マンツーマンでと提案し、一昨日の運びとなった。
「人生のシナリオを見る」とか「動物・植物と話す」とか、若干講座内容で残っているものもあったけど、もうユウコさんには必要ないだろうなと思いつつ聞いてみたら、本人もやらなくていいと。
うん、そうだよね。
彼女は2~3年前からスピの世界の探求を初めて、それこそ、ヨガ、ヒプノ、レイキ、アロマや色やエネルギー関係、ひしめくほどたくさんのことを一気に学んでいて、最近では料理教室へ通っていた。
教わるのは料理ではなく、料理の過程で起こる化学反応?みたいなことらしい。
お料理を作るときに味見をしながらというのは当たり前だけど、「匂い」も確認しながらというのが目からうろこで、自分の「五感」を使うことに目覚めたようだった。
そうしたら!
一昨日会ったときに、「エネルギーが感じられるようになった」って。
「あ、今、私の顔の横でエネルギーが左にぐるぐる渦巻いている」とか。
「でも、これって、きっとみんなわかるんですよね?」ってユウコさん。
「ううん、そんなことないよ、そこまでわかるってすごいことだよ」
ふたりで近くの公園を歩きながら、
「じゃあ、これのエネルギー、感じてみて?」と植え込みの植物に手をかざしてみる。
私は葉っぱごとに手をかざしながら、
「数字を言って?」って心の中で葉っぱに話しかけてみる。
口々に「3」「5」「8」などと答えてくるので、面白い。
個々のエネルギーを「数字」で表現しているのだと思った。
なんとユウコさんは直接「エネルギの動き」で感じ取っていた。
「しゅ~っとした、こういうエネルギーがきます」とか
「ふわふわって回ってる」とか。
「じゃあ、これは?」
「じゃあ、こっちは?」
って次々、べつの植物に手をかざしていく。
「ねっ? できるでしょ?」って言いながら並んで駅への道を歩いていたら、ユウコさんが後ろからいきなりハグしてきて「ありがとう!」って。
そこはもう駅の入り口だったから、「じゃあね」って別れたんだけど、
じわ~と胸が熱くなって、
「ごめんね、あのときはここまで教えてあげられなくて」
って思った。
え、なに、これ?
そうか!
ユウコさん、魔女学校のときの生徒さんだったんだわ。
(魔女学校かどうかはわからないけど、私が教える立場で彼女は生徒さんだった)
彼女、すごく能力があったのに、あのころはここまで引き出してあげることができなかった。
それが心残りで、だから再会して続きをやったのね。
ユウコさんはいつも自信がないって言っていた。自分はまだまだ皆のようにはなれないからって。
そんなこと、ないのに。
自分の力に気づいていないだけだよね?
人はそれぞれ能力の開き方というか、「思い出し方」が違うだけ。
さまざまな講座で習ったことを巧みにできる人は「能力があり」、できない人は「能力がない」わけではない。
一般的なやり方を習うことで「思い出す」人もいるし、そのやり方では合わない人もいる。
タロットも然りだよね?
基本的なやり方ではできなくても、「その人なりのやり方」であればすらすら読み解けたりする。
現に講座の生徒さんたちは各々の流儀で上手にカードをリーディングしている。
それでいいと思う。
誰かが決めた通りの(一般的な)やり方でなくても。
潜在意識へのつながり方も、受け取り方も、解釈の仕方も人それぞれ。
好きな洋服や食べ物の嗜好が異なるように。
誰かの真似をして同じことができなくても当たり前。
あなたなりの「光」を輝かせればいいだけのこと。
正解なんて存在しない世界なんだから。
それにね、自分のことを好きじゃない、自分に自信がない、自分を認めていない状態で、どんなに「技」だけ学んでも能力を高めることは難しいと思う。
だって、みんなが求める「能力」って、より潜在意識に繋がることでしょう?
繋がる先って、「高次の自分」なの。
高次の自分。
多次元の自分。
そこに意識を向けることなの。
どこかの知らない神様やガイドやマスターという人々ではないの。
それは、人間がそういう呼び名を付けているだけ。
その正体は「多次元に存在している自分のエネルギー」なの。
だから、そのエネルギーを「好きじゃない」「信じられない」って拒否すれば、当然、繋がりにくくなる。
自分を好きになること、自分は自分でいいんだと思えることは何よりも大切。
ユウコさんが日々の生活の中で人間関係や、スピの能力やいろんな壁に当たるたびに、LINEや電話や、ときには仕事帰りに来てもらって、いろんな話と解放をたくさんしたっけ。
そうそう、思えば面白い道のりでしたね。笑
ユウコさんは海外生活が長いので英語が堪能。
「教えて! 私、習いたい!」って申し込んで、なのに1回で止まっちゃって。
それは今考えれば、ユウコさんの意識を「英語」に向かせるためだったし、
ブログで発振しているエピソードを動画配信しようと閃いて、「英語でも同時配信したいから手伝ってくれない?」って声をかけて、一緒に撮影して、ユウコさんに動画編集のアプリを教えて。
そこまでやったら、ふたりともなんか違うな~って。笑
これも今にして思えば、ユウコさんが英語で世界に発信するためのスタートラインに立たせるためのお膳立てだった。
最初から「そういうことやってみたら?」って言っても、きっと躊躇して踏み出せなかったから。
まず自分を表現する勇気がなかったし、英語もネイティブではないからって自信を持てずにいたよね。
完璧な人なんていないし、心の底から溢れ出る想いを、ただそのまま表現すればいいんだよ、って。
そうやって一歩踏み出すと、その先の道が見えてくるから。
ふたりで撮影して、器用なユウコさんはてきぱきと動画編集をこなして、youtubeにあげて、そこまでやってみたら楽しい! って、サクサク自分で作り始めた。
ようやくさなぎの状態からひっぱり出した感じ。笑
過去世ではあなたのこと、さなぎから出してあげられなかったんだよね。
ここから羽を少しずつ開いて、世界へ羽ばたいていくのは私の役目じゃないから、もう巣立つとき。
卒業前にユウコさんが言った言葉の数数・・・。
「以前はいつも遠慮ばかりしていたけど、自分を出せるようになった。
自分の気持ちを飲み込んで相手に従っていたけど、気持ちを伝えてもいいんだってわかって、それもできるようになった」
「自分の好きなように生きることは自分勝手じゃないんだとわかった」
「自分が心から楽しんでいるときは内面からあふれ出るエネルギーがあると気づいた」
「解放をいっぱいやってもらって、自分が自分であることに自信を持てるようになった」
「これからは誰にも遠慮せず、輝きまくるつもり!」
「毎日がすごく楽に生きられるようになった」
「1年前にはこんな自分になれるなんて考えられなかった」
マサコさん、ありがとう、って言ってくれたけど、これ、あなたが作ってきたシナリオですよ?
私は登場人物のひとりで。
ははは~!
最後の講座なので、5次元マサコが「ねえ、これだけは覚えておいてね?」って言ったことは・・・。
(つづく)
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