伝授を始める前にJさんのハイヤーセルフに「よろしくお願いします」とご挨拶をします。
たいていこの時点で、ハイヤーセルフや過去世の人物が出てきます。
真っ先に出てくるということは、強いメッセージや解放の依頼を携えていて、この伝授を心待ちにしていたということです。あるいは、その人たちが伝授を受けるように仕向けていることもあります。
Jさんのケースでは藍色の作務衣のような服をまとった中年の男性が出てきました。彼はヒーラーです。かなりの能力を持っています。
チベットあたりでしょうか。
高くそびえ立つ山々、険しく切り立った崖などが視えます。
普段は麓に近い場所にある小屋で、人々の体の治療をしていますが、空いた時間はこの険しい山々で修行を積んでいるようです。
罪悪感や後悔など、解放すべき感情は感じません。
それなりに充実した人生を送ったようです。
Jさんが今世で施術の仕事をしているので、このときの能力を統合するために出てきたのかな? と思っていたら、その人物がこう言ってきたのです。
自分は、ヒーラーの仕事をするためには、常に修行が必要だと思っていた。それゆえ、施術以外の時間は厳しい修行を自らに課してきた。能力は修行によって得られると思っていたからだ。
でも、その人生が終わったときにわかったのは、そのような修行は必要なかったということ。自らをむち打ち、苦行に立ち向かわせる必要などなかったのだ。
「ヒーラーの仕事をただ楽しんでやればそれでよかったのだ。楽しむことで(自分から)光が放たれる。その光がますます力となって人々の役にたつ」
なんとなくそのように感じます。
どうやらこのメッセージを転生したJさんに伝えたかったようです。
Jさんはとても真面目な方です。
レイキの使い方に関しても、一般的にいわれているような使い方は一通り説明しますが、そもそも宇宙に在る「気」ですから、
「こうしないとダメ、この手順でないと使えないなどと考えずに、自由に使ってくださいね、誰かが定めた概念通りでないと使えないなんてことはないんですよ、適当でいいですから」
とお伝えしたところ、
「適当っていうのがこわい」と。笑
真面目なのは良いことですが、得てして、人の言う言葉を(聞き流すことができず)しっかりと受け止め過ぎて悩んだり、考え込んだり、言われたことを守らなくてはと自分に制限をかけすぎたりすることにもなりかねません。
Jさん自身もご自分のことを完璧主義だとおっしゃっていましたが、自分に完璧を課すと、無意識のうちに他人にもそれを求めるので、つい目に留まってしまいます。
口に出して指摘しなくても、それを「我慢」することになり、ストレスとなってしまいます。
人の価値観はそれぞれなので、「気にしない」ことが一番なのですが、頭でそう考えてもできるものではありません。
潜在意識の中にこれまで溜めこんできた「思い込み」「制限」「自分なりの常識」「執着」などの「根っこ」があると、勝手に芽を出してくるからです。
そのような根っこを抜いて自分を解き放てば、人のことも気にならなくなって、人間関係が楽になります。
Jさんがふと「1day講座を先に受けた方がいいのかな」と思ったのも、これが理由です。
レイキ伝授では宇宙エネルギーと同調し、エネルギーの使い方を学ぶことはできますが、先述したような根っこをサクサク抜くには、「解放」の技法を使った方が手っ取り早いからです。
もちろん、人によってプロセスは異なります。
Jさんは今転機を迎えていて、このタイミングでそれが必要だったということです。
もっと自分を緩めてあげて。
もっと自分を自由にしてあげて。
もっと気楽に、人生を楽しんで。
そのためには、いろいろな縛りとなっている根っこをもう手放しましょう、と。
そうすればJさんの持つ「光」はさらに大きく明るく輝くことでしょう。
昔の私は真面目で融通が効かなくて、「人はそれぞれ」という言葉は知っていても落とし込めていなくて、人間関係も(人のことが気になるので)疲れる・・・という人でした。
が、ヒプノを習い、人は輪廻転生することを知り、人生にはシナリオがあり、仕組みが在ることを知り、解放をするようになって毎日楽しく生きています。
「楽しい」という気持ちを発振しているからか、ますます楽しいことやミラクルなことが起こるようになりました。
死んであの世に帰ったら、雲の上から下界を見下ろし、
「あ~、あっちの世界、めっちゃ楽しかった!!!」
と叫びたい。そう思っています。
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