(つづき)
★この記事の続きです
私:ハナさんはどう思う?
ハナ::さっきマサコさんが、お子さんが小さいときに作ったお好み焼きの話をしたでしょう?
ああ、そうそう。
子供って、肉体年齢は幼くても、魂年齢は高いから、いろんなことをちゃんとわかっているよねという話をしたのです。
たとえば、同じ5才の子供なら、見た目(=肉体年齢)は同じように見えても、中の魂が古かったり(=転生回数が多い)、若かったり、要は「魂年齢」がすでに違うよねと。
子供なのに「この子って、大人だな~」とか、「若いのに人間ができているよね」という印象の人は魂が古く、逆に大人なのに「いい年をして子供みたい」という人は、まだ魂が若かったりするのです。
つまり、肉体年齢と魂年齢は一致していないのです。
保育園や幼稚園へ行くのを嫌がる子供の中には、
「なぜ毎日そんなところへ行って、幼稚なことをしなければならないの?」とストレスを抱えている子もいます。
不登校になった中学生から、
「私はおばさんなのに、なぜ若い子たちの中にいるのかわからない。アイドルがなんとかとか、そんな話に合わせるのが苦痛でしようがない」と相談されたこともあります。
いかなる転生回数を重ねて成熟していようが、あるいは高次な星から来た宇宙人であろうが、地球で生まれたからには、肉体年齢0才からスタートして、その国ごとに決められた教育制度に身を置かなければならないので、こういうことが起こるわけです。
話を「お好み焼き」に戻しますと、子供がまだ2才か3才の頃、栄養を取らせようと思って、お好み焼きの中に苦手な野菜を刻んで入れたり、そうだ、カルシウムもと思ってしらす干しも入れたり、あれもこれもと入れた結果、自分で味見してもまずいものが出来上がったことがあります。
それを一口食べた息子は、「ん?」と変な顔……。
「まずいの?」と聞くと、「ううん、まずくないよ。でも、もう(今後は)作らないでね。ごちそうさま」と一口でやめてしまいました。笑
幼いながらもママを傷つけないよう気を遣っていることに驚いたのですが、ママ友も同様に、
「うん、うちもあったよ! 我ながらまずいなと思って出した料理を一口でやめたので、美味しくない? って聞いたら、美味しいけどもういらないって言われたの。笑」
ハナさんはその話を、引き合いに出し、
ハナ:あんな感じで、まずはやってみて、体験してみて、そしてもう今後はいらないよというふうになるためには、まずは体験しないとわからない。
私:なるほど。ハナさんは今講座で学んでいることは、何のために学んでいるのだと思う?
ハナ:自分の知らないことを紐解くという事は、「知っていく」ことだし、知りたいし、その知ったことで人の役に立つのなら、それもやりたいと思う
私:ナオさんはどうですか?
ナオ:世界が平和にならないのは、それぞれに魂の成長があるから。だから、それはそれでいいのかなと。
(今ここで学んでいる)「解放」は、解放する段階の人たちがやるのだから、それもそれで良い。
戦争している人たちは、それを望んでやっているからそれで良いのでは? と思う。
私:なるほど
ナオさんは口数の少ない方ですが、いつも真髄に触れたことをポツリと呟くので、私は勝手に「呟きのナオさん」と呼んでいます。
私:ユウコさんはどうですか?
ユウコ:それぞれの人がそれぞれに学んでいるけど、それはいろんな段階の人がいるからこそ学べる。
生死と同じように、そうやって(さまざまな段階の人たちの中を)循環している感じ。
宇宙ではもともと何も起きていないというのが本当かどうかはわからないけれども、そこに焦点を置いてしまうと、じゃあ、何のために? となるし、たとえこの世界が幻想の世界だとしても、それぞれの段階の人がいて、調和してバランスが取れている。
宇宙の法則的なことは、人間界にいるときには理解できない。
私たちが思う以上にもっと深いものがあるのかもしれないし。
私:Mさんはどうですか?
Mさん:こういう経験を通してこそ、「結局何もないんだね」とたどり着くのだから、そこにたどり着くまでのこういった過程が必要なのだと思う
ユウコ:うん、そのためには、これらの経験があってこそだから。
あるべくして全てがあって、全てがない。
私:なるほど、そうか……。
胸の痛みから掘り起こした過去世だけど、あれはダミーで本当は起きていないよね? (とMさんのガイドに聞く)
Mさんのガイド:はい
私:これを私たちに論じさせるためのプロセスでしょう?
Mさんのガイド:はい
皆がきょとんとした顔で私を見ました。
私:たまにこういうことがあるんです。
過去世の解放かなと思ってリーディングしていくと、結局その過去世はダミーだったってことが。
それを初めて体験したのは、5年前です。
生徒さんふたりに点描曼荼羅講座をやっていたとき。
あとで思えばそれもすべてシナリオだったと思うのですが、本当にびっくりするようなことが起きたのです。
(つづく)
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