N美さんの講座の続きです。
人はシナリオを持ってこちらの世界に降りてきます。
そのシナリオにはいくつかのテーマが入っています。
私のテーマのひとつは「人はそれぞれ」を理解することでした。
昔の私はとても嫌な人でした。
人にも平気できついことを言っていました。
でも、自分の言ってる事は正しいと思っていたので、そのことにすら気づいていなかったのです。
指摘されても、
「なんで? 私、間違ってないよね? 正しいこと言ってるよね?」という感じだったと思います。
今でこそ、
「正論で人を変えることはできない」
「人は愛でしか変えられない」
「北風より太陽」
なんて言っていますが・・・。
という話をN美さんにしたところ、先日エンプティチェアで車と対話をした話になりました。
自損事故を起こしたのですが、そもそもの原因は離合できない狭い道を走っていたところ、前方のT字路から車が進入してきたことだったそうです。
相手を優先するにはN美さんがかなりバックしなければならず、普通はその状況をみれば進入してきた車がすぐにバックしてN美さんが通り過ぎるのを待つよね? と。
相手はしばらく様子を見たのち、しぶしぶバックしたのですが、意地悪をしたのか、たまたまだったのか、N美さんがぎりぎり通れるぐらいにしかよけてくれなかったので、車の側面をガリガリとこすってしまったのだそうです。
相手の車は知らんふりしてすーっと行ってしまったそうです。
止まって待っていれば、相手がN美さんが通りやすいようにもう少し動いてくれたんじゃないの? とみんなには言われたそうですが・・。
N美:でも私は悪いことをしていない、こんな状況で進入しようとした相手が悪いと思っていたので。
帰ってから車に「ごめんね、傷をつけて、痛い思いをさせて」と謝ったら「そんな事はどうでもいいけれど、自分が正しいと思っても通用しないこともいっぱいあるんだからね」と言われたんです。
私:へええ・・・! N美さんの車って何者なんでしょう・・?
そのあと、N美さんがこう言いました。
N美:私、最近、「良いも悪いもないんだなぁ」と思うようになりました。
人間という着ぐるみを着ているから、そういう判断をしているだけなんだなあって。
私もそう思います!
それどころか、そもそも宇宙では何も起きていないのではないかとさえ思い始めています。
宇宙は、ただ「在る」だけなのではないかと。
エネルギーが「在る」だけの世界。
人間が生まれ、「存在」が始まると、各々漫画の吹き出しのように自分の中に宇宙(と思っているもの)が広がって、それを見ているだけなのでは?
宇宙の歴史があり、世界は動いている・・・。
そういうイリュージョンを見ているような気がします。
だから、死ぬと、その世界も一緒に消えて何もなくなる。
そして、そこには何事もなかったかのように、ただ宇宙が「在る」だけ。
よく私たちの見ている現実はホログラムの世界だと言われますが、だとすれば人間が存在しない世界では何も起きていないことになります。
7年程前にもうっすらそう感じたときがあって、戦慄が走ったものです。
最近では「きっとそうだ」と思っているのですが・・・。笑
それを聞いたN美さんが、
N美:子供のころ、眠れない眠れないと思っいたらどんどんどんどん宇宙へ入っていって、どんどん、どこまでも宇宙に入っていったら最後に真っ白な無の空間にいきついたことがあります。そのときは、「まだここに行きたくないなあ」って思ったんですけど。
面白いですね!
仮にそうだとしても、この人間界を経験したくてきているのだし、そのためのシナリオもわざわざ作って主役を演じているのですから、思いっきり楽しく生きたいですね!
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