(つづき)
う~ん。たとえばホースから散水するときは、ホースの長さによって水圧が変わります。
たとえば、蛇口からホースの長さがが50センチと短ければ水に勢いがあっても、
5メートルのホースだと水圧は下がり、水量も減ります。
「だから、対象物に近いところからレイキを使った方がいいかも」と言うと、
Yさん:じゃあ、「遠隔」はどうなるんですか? 対象物は「ここ」にないわけですよね?
私:遠隔の場合はそれ専用のシンボルがあるので大丈夫です。
(と言いつつ、そっか、シンボルってイメージだけで描いたりもするから、別に対象物との距離は関係ないかも)と思ったり。
質問されることのメリットは、こんなふうに自分の中で当たり前になっている定義を再考したり、新たな視点が生まれるところです。
なので、私は質問大歓迎なのです。
もし、その場で答えられないことであれば、自分なりに納得し、説明できるまで解き明かします。結果、自分の知識が増えていきます。それをまたほかの生徒さんたちにシェアすることもできます。
いいことずくめです!
Yさんの質問は続きます。
私:ヒーリング中は、レイキにすべてを委ねる。
「○○さんの病気が治って欲しい」などと考えてはいけない。
「私がなんとか治してあげたい!」などと思うと、自分の念が相手に届き、邪気が自分に入り込むことがある。
念を送らず、集中せず、レイキを信頼して任せること。
Yさん:はいっ!(と挙手)
アファメーションをするといいとのことでしたが、「病気が治りました!」とアファメーションするときに、自分の「念」が入らないようにするにはどうしたらいいんですか?
間違って「念」が一緒に入ったりしないんですか?
一通りの説明が終わった後で、
私:いろいろと説明をしましたが、レイキはもともと宇宙にあるエネルギー、つまり「気」ですから、シンボルやマントラを用いないと使えないものでもないんです。
私:最初のうちは、シンボルやマントラを用いた方がレイキを簡単に使えるので、せっかく習ったのだし、是非用いてみてください。
慣れてきたら、ほら、こんなふうに手をかざすだけでも、もう手の平からピリピリと霊気が流れるのを感じられますよ。
さっと手をかざすだけで、レイキが自動的に流れるの。
Yさん:はいっ!(と挙手)
じゃあ、レイキ以外にもほかのエネルギーワークを学んだ人は、手をかざしたときにどっちのエネルギーが流れるんですか?
レイキじゃないほうのエネルギーが流れることもあるってことですか?
それとも両方流れる?
私:あはは・・・!
(ここから先は私の概念ですが)、エネルギーはすべて同じです。
たとえエネルギーワークにつけられた名前や手順が違ったとしても。
以前、それを記事に書いています。
たとえば、お豆腐を使っていろんなお料理を作れますよね?
「湯豆腐」を習う人。
「冷奴」を習う人。
「ゴーヤチャンプルー」を習う人。
「揚げ出し豆腐」を習う人。
「麻婆豆腐」を習う人。
教えてくれる先生、作る手順、できあがったお料理の名前は異なりますが、元の材料は同じ「お豆腐」です。
これとおんなじ。
すべては「人間」がつくった概念にすぎません。
ですから、「習った通りの手順で使わないとエネルギーが流れない」ということはありません。
本来、宇宙の「気」は誰でも自由に使ってよいのです。
ただそうは言われても、初心者はどうすればいいのかわからないので、最初は誰かが作ったマニュアルに沿って練習をしてみるのも良いと思います。
お豆腐を渡されて「好きなようにお料理していいいよ」といわれても、今までお豆腐を素材として使ったことがなければ、どうすればいいのかわからないのと同じです。
ある程度の料理方法を習えば、「こうしたらどうかな?」「こんなこともできるかも」とどんどん工夫することができます。
宇宙の「気」も自分なりに楽しんで使ってよいのです。
「と、私は思っています」とYさんに話したところ、彼女が興味深いことを言いました。
「なんでもちゃんと決められた通りにしないと神様からだめだよって言われる気がして・・・」
(つづく)
姉妹版ブログ
『聖なる樹のヒプノセラピー物語』も読んでね!