先日の「心のデトックス1day講座」で涙した話です。
生まれてきた意味がわからない。
生きているのがしんどくてしようがない。
そんなふうにもやもやとした気持ちを抱え、生きづらさを感じている方もいらっしゃると思います。
かくいう私も、この世界に出会うまではず~っとそうでした。
1day講座では事前にインタビューシートをお渡しして、今気になっていることや悩みをリストアップしてもらい、講座中に一緒に「解放」していきます。
今回の受講生の方は、リストアップした中に「生きるのがしんどい」という言葉が多く出てきました。
それを聞いているうちに、これは過去世からの影響なのでは? と思いました。
たとえば宇宙人さんの場合も、地球生活を辛く感じることがあるのですが、それとは違う気がします。
「解放」をいったんストップして、リーディングしてみると……。
ああ、出るわ、出るわ……。
修行をしたり、人助けをしてきた過去世が次々と。
魔女の能力を持ち、人助けをしていたのに、利用されているだけと知って愕然としたり、一心不乱に修行をしてきた僧侶が晩年になって、「こんなことをして何になるのだろう?」と思い悩んだり。
「生きる意味がわからない」という人生を繰り返していました。
そして、今世でその「答え」を見い出すことがシナリオに入っているようです。
書き換えを見にいくと、ガイドが現れて、こう言いました。
「それでも、どんなに辛くても、苦しくても、いつも最後まで人生を生き抜いてきたこと、そこに意味があるのだ」
思わず涙しました。
ガイドの言葉はとても胸に響くものでした。
しかし、視えたことや感じたことをストレートに伝えるのは難しいのです。
高次元で受け取った感覚を、3次元の脳で解釈し、3次元の、それも自分の持つ語彙の範囲内で伝えることのもどかしさ。
ややもすると、陳腐な表現になってしまいます。
適切な言葉が見つからないのですが、ガイドは、人生に生きる意味を見いだせなくても、それでも最後まで生ききることが人類の集合意識の底上げになるというようなことを教えてくれたのです。
別々の場所で別々の人物が、ほぼ同時期に同じ物を発明したり、発見したりすることがあります。
たとえば、アメリカのグラハム・ベルとエリシャ・グレイが、同日に電話の特許を申請したのは有名な話です。
各々独自に電話の開発を進めていたにも関わらず、です。
何かで読んだ気がするのですが、これは集合意識が関係しているとのことでした。
私たちが日々考えたり話したりしたことは、瞬時に潜在意識にデータとして記憶されていきます。
潜在意識は深いところでひとつに繋がっています。
つまり、ワンネスになっています。
ですから、Aさんが一生懸命考えたことを、Bさんが(潜在意識から)「閃き」というかたちでキャッチすることもあるわけです。
「百匹目の猿現象」などもその例でしょう。
一匹の猿が、ある日、餌のサツマイモを川の水で洗って食べた。
それを見た別の猿も、真似て同じようにサツマイモを洗って食べた。
真似る猿の数が次第に増え、百匹に達すると、遠く離れた他の場所にいる猿が突然サツマイモを川の水で洗って食べ始める。
それを見た猿たちが次々と真似を始め、やがて百匹に達すると、またもや別の場所にいる猿が……。
この話は架空のものという説もありますが、誰かの言動や想いが集合意識の中で共振共鳴し、広がっていくという原理としてはあり得ると思います。
人生が辛くても、生きる意味を見いだせなくても、それでも懸命に生きる姿勢は、どこかで同じようにつらい人生に遭遇している人に共振共鳴し、「光」となってその人の暗闇を照らしてくれるかもしれません。
だから、「生きる」ことにこそ意味がある。
何も成し得なかったとしても。
本人が生きる意味を見いだせなかったとしても。
自分には存在価値がないと思ったとしても。
生きていてもしようがないと思ったとしても。
それでも、生きた証は「光」となって潜在意識に刻まれ、人類の集合意識の底上げをしていくのです。
「(いままでの輪廻転生)よく頑張って生きてきたね」
ガイドはそう伝えてきたのでした。
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