先日「心のデトックス1day講座」の受講にいらしたHさん。
潜在意識に繋がるためのイメージ練習中、
「森の中を歩いていると、前方から人がやって来ます」と誘導すると、
Hさん:あれ・・・・?
私:女性ですか? 男性ですか?
Hさん:それが、「人」ではなくて「光」なんです。
高次のエネルギー体であるガイドなどが「光」の状態で現れることもあります。
そのガイドさんがHさんにプレゼントをくれました。
私:何をくれましたか?
Hさん:リボンのかかった箱です。
私:開けてみて下さい。 3,2,1!
Hさん:あれ……? え……?
スリッパ…? スリッパが入っています、それも片方だけ。
茶色いスリッパに見える。モコモコした……。
あれ? でも、水色にも見える。
私:茶色と水色で一足なんですか?
Hさん:いいえ、片方しかないんです。
それが茶色に見えたり水色に見えたりします。
 
私:Hさんにスリッパが必要なのかしら?
すると、Hさんがこんなことを。
H:そういえば、私、足の裏が汚れるのが嫌なんです。
日中は大丈夫なんですが、夜中トイレに起きる時、足の裏を床につけるのが嫌なんです。汚れるから。
前はトイレに行って戻ってきたら足の裏を拭いていたんですけど、最近は行くときに足にビニール袋をかぶせたり、サランラップで巻いたりしています。
それを聞いた瞬間、過去世が浮かびました。
古い西洋の時代です。
格子の窓がひとつあるだけの質素な部屋。
その狭い部屋の真ん中に石の寝台があり、そこに横たわる老婆が見えます。
白髪の髪を1つに縛っています。
仰向けに静かに横たわっているその体はガリガリに痩せこけています。
目を閉じて、最後の時が訪れるのをただ静かに待っているようにみえます。
膝丈までの粗末な布の服を着て、なぜか両足には草鞋を履いています。
(わらじを脱ぎたい、わらじを脱ぎたい)と思っているのが伝わってきます。
この人の人生に一体何があったのかしら。
次の場面では、小さな村が出てきました。
5歳か6歳ぐらいの子どもが、近所の子ども達と一緒に裸足で外を走り回って遊んでいます。
私:あれ? 男の子かなあ?
Hさん:私も男の子に見えます。
Hさん、どうやら私と同じ過去世を視ているようです。
私:そうか、肩までの髪をひとつに束ねていたので老婆と思ったけど、男性だったんですね。
ああ、この子は、すごい!
足の裏から地球の振動を感じることができるようです。
地面を歩いたり、走ったりしていると、足の裏から大地のエネルギー(=振動)を感じて、その響きで明日は雨が降るとか、近い内に地震が来るとか、大雨が続くとか、そういったことがわかるのです。
自給自足で生きている村の人々にとって、その情報がとても助けになっています。
男の子は皆にかわいがられ、愛されていました。
彼の能力は都でも噂になっていました。
10代後半になると、ぜひ国政に力を貸してほしいと宮廷から使いの者がやって来ます。
彼は行きたくなかったのですが、命令に逆らうことはできません。
お城に召し抱えられる身となりますが、そこでの暮らしは苦痛以外のなにものでもありませんでした。
都の街は石畳なのです。
今まで足の裏で感じていた地面の振動とは異なります。
村にいた時は大自然の響きだけを感じてとても幸せだったのに、都では隣国が攻めてくるかとか、隣国にいつ戦いを仕掛ければいいかとか、人々の喜怒哀楽までもがざわざわと雑念のように足の裏から入ってきます。
こんな振動は感じたくない。
辛い、苦しい。
どんどん心が壊れていく……。
彼は次第に力を失っていきます。
そして、お役目御免として村に返されるのです。
 
その後、生きる気力もなくなり、ただそのまま人生を終えていきます。
書き換えのストーリーを見てみます。
お城に召し抱えられるまでは同じです。
王様の奥様?らしき女性が慈愛に満ちた目で彼を見ています。
この方は人間の姿をしていますが、たぶん高次のエネルギー体なのだと思います。
彼の苦悩を見て、「これを」と、キラキラの飾りがたくさんついた靴をプレゼントしてくれました。
それを履くとざわざわと感じた響きがきれいにリセットされ、心が落ち着きます。
彼はその靴によって救われました。
その後10年間にわたって役目を果たし、私にはもう力がなくなりましたのでと、村へ帰してくれるようお願いします。
奥様が事前に、彼はだんだん力がなくなってきているみたいと国王に吹き込んでくれていたので、すんなりと許しが出ました。
村に戻った彼は以前のように足の裏から大地のエネルギーを感じますが、子供の時には感じなかった、地球の鼓動、地球の喜怒哀楽までもが振動として感じられるようになっていました。
最後までとても幸せな人生を送りました。
Hさんがぽろぽろと涙をこぼしながら、「スリッパの意味がわかりました。茶色のスリッパは大地、水色のスリッパは海です」
ああ、なるほど。
地球は陸地と海でできています。
彼女には地球の鼓動を感じる力があったのでしょう。
しばらくすると、Hさんが唐突に、
「あれ?」と言って足下のカーペットを見つめ、
「ここってホットカーペットがついていますか?」と聞いてきました。
私:? 朝からずっとついてますよ。
Hさん:私、全然気が付かなかったです。
あ……!
私、ずっとかかとをあげていたみたい。
子どもの頃から、家の中でもいつもつま先歩きをしていたそうです。
無意識に、足の裏を床につけないようにしていたのでしょう。
過去世の解放が終わった途端に(無意識で)かかとを降ろしたらしく、足の裏が暖かいのでホットカーペットに気づいたようです。
翌日、Hさんからのメールには、
「足の裏なのですが、両足をつけられるようになってとても喜んでいたのですが何故かラップはつけたくて…
なんか菌?と思い浮かぶようになったので、そのたびに解放してみています」と。
菌……。
別の過去世が浮上したようです。笑
 
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