(つづき)
Maya:レムリア時代です。
神殿が見えます。
神殿の真ん中に寝台のようなものが置いてあります。
私:そこに仮に患者が来たとしたら、どのようなことをするのですか?
Maya:バラの花びらを患者の身体の上に撒いています。
私:誰が?
Maya:私です。その花びらを手で上下に風吹かせている、頭から足先まで。
私:そうすると何が起きるのか、見てください
Maya:第4チャクラは緑色のオーラが光っています。
光っているのはそこだけで他のチャクラはすべてグレーです。
それを治す必要があるみたい。
虹の色、それぞれのチャクラの色を出そうとヒーリングをしています
私あなたのお母さんもそこにいるの?
Maya:母は私のヒーリングは見ていません。
母は(別の場所で)別のやり方でやっています。
私:どのように?
Maya:とにかくエネルギーを手から流している。
それはそれはすごいエネルギーです。
黄金色というか、黄色というか、そういう光で一瞬で体を治しています。
私のやり方よりも早く治せる。
私のは柔らかいというか、ゆっくり少しずつ治している感じ。
私:あなたにはお母さんと同じことができないの?
Maya:あえて別のやり方をしたいと思っているみたいです。
同じことをするのは嫌だと思っている……、反発心かな?
私:あなたはお母さんと違うやり方をしている事をどう思っているの?
Maya:自分のやり方で満足しています。
でももっとパワフルだったらなぁと思っています。
私:なぜこのような人生を経験しようと思ったの?
Maya:自分の方が上になったら母がかわいそうだから。
私:そう思うようになったきっかけの場面を見てください
Maya:母親がバラの花を摘んでいます。
赤ん坊の自分はそれを見ています。
自分は花の声や自然の声を聞くことができる、その能力に長けているけど、でも、母親の事は大事だから、母より上に行ってはいけないと遠慮しています。気持ちの面で制御して、能力を出さないようにしています。
私:なぜお母さんに遠慮するの?
そのサブパーソナリティー、出てきてください
Maya:イギリスのあしながおじさんみたいな、ハットをかぶった紳士です。
私:なぜMayaさんの中にそのサブパーソナリティが住み着くようになったの? きっかけは何ですか?
Maya:母親は、当時の過去世では自分の妻でした。
妻は貧しい家に育ったことにコンプレックスがあります。
私:それで、奥さんが貧しい家に育ったことを引け目に感じないようにあなたは気を遣っているの?
Maya:そうだと思います
私:その人生での重要な場面へ行ってください
Maya:母親が馬車に轢かれています。
助かったけれど、足が不自由になりました。
そのコンプレックスもあります。
男性は、妻のそういうところをかわいそうだと思って大事にしています。
私:お母さんはそんなふうにされてどんな気持ちだったんでしょうね?
お母さんの気持ちを感じてみてください
Maya:辛かった。「かわいそうな人」と思われていたから。
私:レムリアの時も、お母さんはすごい力のあるヒーラーだったから、自分の娘に能力がある事は知っていたはずです。
娘が自分に遠慮して能力を制御していることをどう思っていたんでしょうね?
Maya:もどかしく思っていました
私:そうですね。同情は愛ではないですよね。
「かわいそう」という気持ちを向けられて傷つくのは相手ですよね。
では、書き換えたいと思います。
そのイギリスの夫婦の時に戻って書き換えてください
Maya:母親は料理が上手なのでその腕を生かして美味しい料理を振る舞ったり、裁縫も上手なのでそれをやったりしています。
夫はそれをサポートしています。
私:お母さんはそういう人生をどう思っていますか?
Maya:幸せだと思っています
私:人のできないところ、弱い所に焦点を当ててかわいそうと同情するのではなく、その人の素晴らしいところ、利点を見て光を当ててあげることの方がお互い幸せだと思います
では書き換えてください。
その後、レムリアでのヒーリングの人生に戻ってください。
どうなっていますか?
Maya:やはりバラの花を使っていますが、同時にすごいエネルギーが流れています。
楽しみながら自分なりにやっています。
私:お母さんはそのことをどう思っていますか?
Maya:とても喜んでいます
私:そうですよね、あなたは母親がかわいそうだから、母親を越えてはいけないと言っていましたが、世の中の親は子供がすばらしい能力を持っていたら、嬉しいし、自慢だと思いますよ。
子供が自分より能力をもっているからといって、それをねたましく思う親はいないでしょう?
ガイドさん、「解放」はこれでOKですか?
Maya:まだあるみたいです。
私:とりあえず、今日はこれで大丈夫?
Maya:はい。
子供の頃から、今世こそは自分の使命を全うしたいとずっと思っていたわけがわかりました。
私:使命を全うするというのは自分を犠牲にして人のために生きることではなく、自分の魂の目的を達成することだと思いますよ。
自分のワクワクする事をやって魂が納得すること、結果的にそれで自分が光を発振し、周りに伝播すること、それも人の役に立ちます。
今回の解放はやや入り組んでいました。
Mayaさんは、「未来もすべてが視える」過去世を経験したことで、「視える中のよいところ、光の部分」だけを人に伝えてあげたいという使命を持って生まれてきます。
でも、踏み出す勇気がない。
それは
吊り橋から落ちたことで、
→前に進むと元に戻れなくなるという不安を抱いたから、
そして、能力を発揮出来ないのは、
かつて妻(現世の母親)をかわいそうと思い、転生したレムリア時代でも母親(そのときの妻)を超えてはいけないと思っていたから、です。
私たちには過去世の記憶はありませんが、このように過去で経験した「感情」は潜在意識に残り、現世にも(無意識下から)多大な影響を与えています。
私が10年前ヒプノセラピーを勉強したときに、「上」から、過去世を視るだけでなく、書き換えて「解放」しなさい、これからはそれこそが必要だからと言われた理由がよくわかります。
過去の感情を簡単に解放出来るのは、今の時代ならではだと思いますが、本当に効果絶大で面白いです。
動画はこちら。
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