(つづき)
さて、札幌の生徒、S美ちゃんが、「イメージ」を使って氷の柱の図形を溶かそうとすると、5次元に引っ張られて寝落ちしてしまう件。
2月の講座で、S美ちゃんが最近の悩みとして、
「今付き合っている彼が、当初はそうでもなかったのに、最近、すごく自分に執着している」と。
そうしたら、突然、
「私なんかが幸せになっちゃいけない」という想いが込み上げてきたのだといいます。
その言葉を聞いた瞬間、次々と過去世が浮かびました。
森の中に住む魔女から、
「能力をもらって人助けをして生きるか、普通の女の子の道を選ぶか」と選択を迫られている場面。
ある国の皇帝の愛人。皇帝に愛され、自分も全力で愛したけれども、普通の女性として家庭を築く幸せは得られなかった人生。
S美ちゃんは、自分なりに解放すべく、氷の柱のイメージングを試してみたけれども、やはり深いところに行ってしまい、寝落ちしたそう。
う~ん、どうしたらいいんだろう・・・・
その時!
閃いたのは・・・
私:ねえねえ、イメージでやるんじゃなくて、、自分の感情を紙とかに書いて、それに手を当てて溶かすのはどうかな?
イメージングを使って5次元レベルでやると寝落ちするのなら、5次元を使わず、3次元の領域で行うのは?
試してみます。
「私なんかが幸せになっちゃいけないという感情」を、左手で紙に書いてもらいます。
私:どお? 何か、出てきた?
S美:何やら動物を象ったような、変な図形が出てきました。
(イメージ画像です)
手を当てて、溶かしてもらいます。
S美:手が反発してくる! 手がその図形に対して反発するから、溶かすことができない。
あ、きっとこれはテーマが重いのでしょう・・・。
「内容を見る必要があるのかもね」と言うと、講座に同席している生徒のヨウさんがなんだかそわそわしています。
私:どうしたの? なにかある?
ヨウ:「自分なんかが幸せになっちゃいけない」のフレーズを聞いたときに、突然浮かんできたビジョンがあって・・・。
10歳位の女の子が暗闇の中でうずくまっていて、「ごめんなさい、ごめんなさい」って泣いている。
髪の長い子。
私は(その女の子に)「あなたは過去世?? それとも、インナーチャイルド?」と聞いてみます。
ヨウ:S美ちゃんの中にいる、って。
私:何があったの?
ヨウ:とてもいい子で、純粋で、優しくて思いやりがある。
でも、自分のせいで大切な人たちに迷惑をかけてしまった。
自分のせい。
こんな私が幸せになっちゃいけない。
ごめんなさい、ごめんなさい、もうしません、って。
彼女は能力があって、たぶん人の見えないものが見えたりとか、わかったりしてしまう。
それを無邪気に喋って、迷惑をかけてしまった。
彼女のせいではないのに、「私はダメなんだ、自分なんてダメなんだ」って。
みんなと違う、自分のエネルギーは、明らかにみんなと違う、って。
私:それは過去世?
ヨウ:過去世からきていて、今のS美ちゃんのインナーチャイルドとして残っている。
霊的能力があって、それを無邪気に口にしてしまう。
そういう人生を繰り返してきている。
たぶん、宗教が絡んでいる過去世もあるんじゃないかな?
私:それをどうやって解放したらいいのかな・・・・
ヨウ:「この子に手を差し伸べて、ハグしてあげて」って、きます。
「全然大丈夫だから。
いいんだよ、あなたのままでいいんだよ」って。
「今の時代なら、もうそのままでいいんだよ」って。
・・・・・あ、
そうしたら、
暗闇の中に、上から光がいっぱい入ってきて、その子の中心にも入っていって、その子がだんだん光りだして、周りも光りだして、真っ暗な闇だったのがだんだん明るくなっていく・・・・・
すでに「5次元ヨウさん」になっています。
その言葉を聞いているS美ちゃんの目からぽろぽろと涙がこぼれ落ちてきます。
(つづく)
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