(つづき)
S美:ヨウさんの言葉を聞いていたら、女の子のシルエットから黒とかグレーとか紫とか、どす黒いものが抜けていくイメージが見えて・・・・・
・・・・・・・凄い映像だった・・・。
これで解放できたのか、確認してみます。
もう一度紙に「自分が幸せになっちゃいけない」感情を描いてもらい、手をかざして溶けるかどうか、やってもらいます。
S美:まだある感じ。「火山」とか浮かぶ。
う~ん、まだあるんですね・・・。
それでは、「一括消去」をやりましょう。
ヨウさんにやってもらうことにします。
誘導して、
「自分が幸せになっちゃいけない」類いの感情を全部集めてもらいます。
ヨウ:集めたら、S美ちゃんが火山の火口に投げ込まれたり、棍棒で殴られたり、そんな過去世が次々と見える。
たぶん、宗教がらみでも、拷問されて殺されたりとか、血なまぐさいのがあると思う。
ずべて消去します。
私:じゃあ、確認。
S美ちゃん、まだ感情が残ってるか、紙に描いてみて?
S美:あ・・・・! もうなくなってる。何も出てこない。
私:では、さっき図形を描いた紙を後で丸めて処分してくださいね。
一括消去の効果は恐るべしです。
「転写」では、氷の柱に刻まれている図形を「紙」に書き写したのですが、要はエネルギーを移しているのです。
パペット等を使うときは、「パペット」という3次元のものに、5次元のインナーチャイルドやガイドのエネルギーを移します。
フラワーレメディは植物のエネルギーを転写したものです。
エネルギーは目に見えませんが、このように転写することができます。
今までで一番驚いたのは、以前いらした生徒さんが、「色」を転写していたことです。
この方はエステシャンです。
霊能者なので、クライアントさんを見た瞬間に、必要な「色」が見えるのです。
エステをやっているときに、たとえば、「腰には今、赤が必要」と思うと、
部屋を見まわし、花瓶に挿してある「赤い花」の色を手の平に転写して使うそうです。
以前は、多色のシールを用いて腰に貼ったりしていたそうですが、ミラクルセラピー講座でエネルギーの説明を聞いたのがきっかけで、3次元のシールを貼らなくても、5次元で色のエネルギーを使えばよいと気づいたのだとか。
(色を使うわけは、光の周波数を用いているのです)
さて、S美ちゃんの過去世がいくつか浮かんだのを思い出し、「解放しなくちゃ」と、まずは、森の魔女の話を書き換えます。
次に皇帝の愛人だったときの切ない過去世を書き換えようとしたのですが、S美ちゃんが「マサコさん、なんだか他人事みたいで実感が湧かない」と言います。
S美ちゃんも霊性が高いので、私が過去世を視て書き換える際に、
「解放された」とか、「まだ残ってる」とか、「それはピンとこない」とか、瞬時にわかるのです。
ヨウさんが、
「さっき一括消去したから、もう残ってないんじゃない?」と。
S美ちゃんも、
「ああ、そうかも。もう何もないです」と。
そっか、私が見た過去世(の感情)も、全部解放されたのね。
そのとき、S美ちゃんが、
「マサコさん、以前の講座で視た過去世が気になってるんですけど」
と。
S美ちゃんとお父さんとの間の、解放すべき過去世を視に行ったときのことです。
ちょっと不可解なストーリーでした。
視ている場面が途中から全く違うヴィジョンに変わったのです。
川が出てきて、河原のようなところにいると、誰かが上から大きな石のようなものを投げてくる、というビジョンです。
石を投げていたのは男性ですが、その男性を後ろでコントロールしてる人がいると感じました。
このストーリーの意味がよくわからなかったのです。
「あれは解放できたのかな?」とS美ちゃん。
「そういえば、そういうことがあったね。
もう一度視てみるね・・・」
浮かんできたのは、岩がゴツゴツした場所。
原始人みたいな格好した青年が、岩の上からS美ちゃん目掛けて大きな石を落とそうとしています。
たぶん、S美ちゃんはこの土地で、かなり高い霊的能力を持つ女の子です。
青年はS美ちゃんに嫉妬しているのでしょう。
邪魔だ、消してしまえば自分がその立場に立てる、と思っているようです。
しかし、後ろで糸を引いている人がいます。
やせ細った黒服の魔女のような人・・・。
「あの子を消せば、お前が代わりにあの子の地位に立てる」とそそのかしています。
その時、ヨウさんが、
「その魔女はこの土地でアドバイザー的な立場の人。
みんなが彼女ににいろんなお伺いを立てている。
みんなの上に君臨している立場。
でも、S美ちゃんが現れたことで、自分より才能があるので面白くない。自分が1番でいたいし、今まで通り、みんなが自分の言うことを聞くようにしておきたいので、この男の子にけしかけて、(男の子は自分よりも能力が低い)、女の子を消そうとしている」と。
そして、
「今のS美ちゃんのお父さんは、この時もお父さん。
子供の時に、色々と束縛したり干渉したりしたのは、この過去世で娘を失った感情が残っていたから。
目を離さないように、いつも自分のそばに置いておかないと不安だった」
なるほど。
そして、「この黒服の魔女」は、S美ちゃんがあるスピリチュアルの講座を受けていたときの先生でした。
S美ちゃんはなぜかその先生から冷たくあしらわれていたそうです。
S美:私もさっきからその先生の顔が浮かんでいた。青年は小学校の時に私をいじめた先生だと思う。さっきから顔が浮かんでるから。
ヨウ::書き換えだけど、この時だけじゃなくて、能力が高すぎていろんな目に合う過去世を繰り返してきてる。
もっと、おおもとがある。
ヨウさんがその「おおもとの過去世」を視にいって解放をしてくれたのですが、私もS美ちゃんも聞いているうちに意識が深いところへ行って寝落ちしてしまい、最後まで聞くことができませんでした。笑
それでも、S美ちゃんがすっきりしたといったので、ヨウさんの「解放」はばっちりだったのだと思います。
S美ちゃんの「解放」になると、ヨウさんの直感が素晴らしく働いて、
ヨウさん自身も、
「私、S美ちゃんのこと、すごくわかる。もしかしたら、同じ星からきたのかも」と言うほどでした。
いや~、良かったあ・・・・
ところが、翌々日。
(つづく)
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