(『宇宙時計』にまつわる~(48)のつづき)
それは札幌在住の生徒S美ちゃんです。
Mayaさんと「氷の柱の図形を溶かす」ワークを一緒にやった数日後、S美ちゃんとの講座の際にも試してみたのです。
S美ちゃんは、かなりの宇宙人です。笑
「AからBへ」という「解放」のやり方を教えても、地球上の物質がイメージとして降りてこないのです。
すべて、「光」で降りてきます。
「象徴」で書き換える場合には「光」でもかまわないのですが、「過去世」を書き換える時には「光」だけだと納得できないので、本人も困っていました。
私もどうしたものかと。
潜在意識のイメージを視る方法を知らない人に、視ることができるようにするのは得意なのですが、
「視ることはできますが、すべて光で視えます」という場合は対処の方法に苦戦していました。
そもそも、
「物質」というのは3次元の「もの」です。
「光」というのは、物質化される前の5次元の姿です。
つまり、能力が高いので素粒子レベルで感知しているということなのです。
たとえば・・・
ホットケーキを、
光で認識しているようなもの。
高い波動で視ているものを、低い波動で視てね、って・・・。
どうすればいいのかしら?
こんなふうに課題が与えられたときは、潜在意識に委ねていると、そのうち答えが降ってきます。
10年前、こんなことがありました。
ヒプノセラピーを受けに来られた方が、何回視ても、「真っ暗です」と。
どんなに誘導しても潜在意識に繋がることができません。
それなのに、「私、いつかヒプノを教えたいの」という話をしたら、
「私、習いたいです! マサコさんに習いたい! 第1号にしてください!」と熱心に頼まれて、ならばと教え始めたのですが、
一度もヒプノの世界を視たことがない人に、どうやって「ほら、これがヒプノだよ」と教えればよいのか・・・・。
悪戦苦闘しながら編み出したのが、「イメージング」による方法なのです。
インナーチャイルドも、
子供のころへの退行も、
サブパーソナリティも、
ハイヤーセルフも、
すべて、「イメージング」をフルに使うやり方を教えたのです。
そして、迎えた最終回。
唯一残っている「過去世退行」をどうしよう?
さすがに過去世はイメージではできないし・・・・
おそるおそる通常の過去世退行の誘導をしてみると、なんとバンバン視えるではありませんか!
あのときの驚きと感動は今でも忘れられません。
このときの「イメージングを使って潜在意識を視る」手法が、今の講座の基礎となっています。
シナリオというのは、通り過ぎたあとになってわかるものですが、このとき、突然ヒプノを習いたい人が現れ、しかも、当のご本人は潜在意識に繋がって「視る」ことが全くできないというのも、もちろん決まっていたのだと思います。
人生における展開というのは、こうして気づかないうちに少しずつ進み、ある程度のかたちができた時点で初めて、
「あ、これ、もしかしてシナリオだったのかも!」
「私はその道筋をただ着々と歩んできただけなのね」
と気づくことが多いのかもしれません。
昨年から「書き換え」の際に、3次元で視ることが苦手な方が増えています。
5,6年前にもそういう方は何人かいらっしゃいました。
「光」でしか視えない方、
あるいは「幾何学図形」でしか視えない方など。
しかし、その頃は、百科辞典を丸々1冊インストールするかのごとく、「地球の情報」を松果体にインストールすると、ちゃんと3次元物質で視えるようになったのです。
が、S美ちゃんの場合は、それでも駄目でした。
そこへ、この「氷の柱の図形」を直接溶かす方法が見つかったわけです。
誘導してやってもらうと、S美ちゃんにもかなり効果があることがわかりました。
で、セルフでも、どんどん図形を溶かしてね、と言っておいたのです。
つまりは、これ、「解放」ですから、やればやるほど潜在意識のクリアリングが進むのです。
ところが、次の講座のときに、「うまくいきません」と。
理由を聞くと、氷の柱をイメージすると、即、寝落ちしてしまうというのです。
そう!
S美ちゃんは、あまりにも宇宙人すぎて、「イメージ」をした瞬間、意識が5次元へ飛んでしまうようなのです。
私が誘導をする場合は、私の声に集中しているので、3次元に踏みとどまれるようなのですが、ひとりでやるとブレーキがないため、5次元へ行ったきり戻ってこれない、つまりそのまま眠ってしまうのだと。
う~ん・・・・
予想もつかない結果になってしまいました。
(つづく)
動画はこちら。
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