(つづき)
E美さんが、中間世で、この出来事について、
「人生には抗えないものがある」と言ったとき、私はとても驚いたのです。
なぜなら、E美さんの講座が始まる前、少し時間があったので、
「そうだ、今解放すべき過去世でも見てみよう!」と思い、窓の外に見える公園をぼんやり眺めながら、リーディングをしたら、
「人生には抗えないものがある」
と言われる過去世が出てきたからです。
講座の生徒さんたちとは常に潜在意識で繋がっているからでしょうか、よくシンクロが起きます。
しかし、全く同じことを言われてびっくりしました。
私が視た過去世の内容は・・・。
おそらく平安時代です。
窓から見える公園のあたりに、貴族の屋敷があったようです。
今の場所に引っ越してきたとき、
ユウさんのガイドから、
「この辺りは、さまざまな過去世を持った人々の、さまざまな生き様が刻み込まれた場所です。
それを日々解放する必要があります。
かなり昔から近代までの大きな過去世を解放すべきなのです」
と言われました。
そして、本当に、視る過去世、視る過去世、不思議なものばかり出てくるのです。中には現役生徒さんたちが登場するものもあります。
このときはお屋敷の庭で、まりをついて遊ぶ4才ぐらいの男の子が出てきました。
母親と父親が庭に面した部屋の中からその様子を笑顔で見ています。
次の場面では、
父親が何かを言いながら立ち上がり、母親がそちらを振り向いた瞬間、庭に潜んでいた黒ずくめの服の男がその子供を誘拐したのです。
当時は政権争いが激しく、格式ある家の子供を誘拐し、跡取りがいない状態をつくり、没落させる、絶えるようにさせる、ということが横行していたようなのです。
男の子は小さな小屋に閉じ込められます。
怖くて泣いているのですが、黒ずくめの服の男に睨みつけられると途中で泣きやみました。
本来なら命を奪うところなのですが・・・。
その子供をじっと見ているうちに不憫に思ったのか、男は子供を馬に乗せ、小さな農村に連れて行って、道に置き去りにします。
通り掛かった夫婦が男の子を見つけ、子供のいなかった彼らはその子を育てることにします。
黒ずくめの服の男から、自分のことを絶対にしゃべるなと口止めされた男の子は、名前も親のことも何も語らず、新しい両親に農民の子として育てられ、平凡な一生を送りました。
一方、子供を誘拐された母親の悲しみは半端なく、泣き暮らす日々です。
姑からは、お前が目を離したせいだ、お前のせいでこの家が絶えてしまうと責められ続けるのです。
誘拐された子供の下には、2~3歳位の小さな女の子もいるのですが、母親は育児をする気力もありません。
育児放棄された女の子は、母親の愛情を受けずに寂しい思いをして育ちます。
なんと、母親は私、誘拐された子供は今の息子、女の子は生徒のSENさんです。私を責め続け攻めた姑は、生徒のヨウさんです。
子供を誘拐した男は、今世での息子の父親です。
え~っ?
すごい過去世が出てきちゃったなと思いながら、なぜ今、これを視せたの?とガイドに聞くと、
「人生には抗えないものがある」
と言われたのでした。
政権争いをしたり、
そのために政略結婚をさせられたり、
跡継ぎを誘拐したり、
このような非人間的なことも、
その時代その時代に起こるべきことが起こり、
天変地異も含め,
人生には抗えないこともあるのだと。
(つづく)
姉妹版ブログ
『聖なる樹のヒプノセラピー物語』も読んでね!