これはイタリアかギリシャあたりでしょうか。
小高い丘の上から街を見下ろしている男性が出てきました。
眼下にはおびただしい数の死体・・・。
折り重なるようにびっしりと。
海岸を埋めつくす「貝」よりも、こちらの過去世の方がMさんにとって大きく影響している気がします。
この国では隣国との戦いが続いています。
男性は戦闘の指揮をとる重要なポジションにいるようです。
が、多くの死者が出ていることに心を痛めています。
戦闘の指揮はとらねばならない、しかし、やればやるほど多くの兵士が犠牲になっていきます。
そして、この見渡す限りの死体、死体・・・。
Mさんが「びっしりと」「おびただしい数」のものが苦手なのは、きっとこの過去世の影響なのでしょう。
過去世を書き換えます。
不思議なヴィジョンが出てきました。
戦闘前のある晩のこと。
男性は兵士たち全員を街の広場に集めます。
そして、「あれをご覧」と、空を指さします。
空一面が巨大なスクリーンになっているのです。
そこに映し出されているのは、「この国の未来」です。
平和な世界です。
人々は笑顔にあふれ、幸せそうに暮らしています。
「未来のために。
あの未来のために頑張ろう」と彼は言うのです。
兵士たちの顔が明るくなりました。
ただ「勝つ」ための戦いではなく、あの平和で幸せな「未来」のために戦うのです。
「希望」を見い出した瞬間でした。
このヴィジョンを見て私も涙が出てきました。
生徒さんに起こることは私にもリンクすることが多いのです。
つい最近、東京都心部にある「青山霊園」へ行ってきたばかりです。
戦時中に指揮をとり、「英雄」として祀られている方々のお墓がたくさんあります。
感じるのは誇らしげな気持ちではありません。
多くの兵士の命が犠牲になったことへの「罪悪感」がひしめいていました。
ご興味のある方は手に取ってみてくださいね~
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