さて、今回の引っ越しは困難を極めました。
物件がなかなか決まらなかったのです。
物件を探す以前に、自分がどの地域に住みたいのかが定まらず、定まりかけても二転三転して。
あるときは明治神宮辺りがいいなあと思ったり。
(昨年10月下旬の話です)
しかし、物件は少なく、かつ、かなり高額。
何かツテがないかしらと考えていたら、ふと7月に個展をしたときに知り合った方の顔がちらつきました。
知り合ったといっても名刺を交換して、2、3回言葉を交わしたことがあるに過ぎず、その後、関わりはありません。
それでも、何度も脳裏に浮かぶのです。
もしやこれは、「この人にコンタクトをとれ」という意味かも・・・? と躊躇した挙句、連絡をしてみました。
物件を探している旨を伝えると、自分の方では心当たりがないと言われ、あっさり終わり。
そうですか~。
なんであんなに何度も脳裏に浮かんだのかしら?
さて、ここからが面白いのです。
生徒のSENさんにその話をしたら、
「その人との間に過去世があるんじゃないですか?」って。
え~!
そうなの?
ちょっと視てくれる?
SEN: え~っと、家の中・・・、双子の20代の姉妹が視えます。
双子だけど、二卵性ですね。体つきも違う。
姉がその人で、マサコさんは妹です。あまり仲が良くないみたい。
姉はいつも命令口調で、妹は「なんで双子なのに姉っていうだけで偉そうにしているの?」って思ってます。
姉は妹の方が体が小さいから、自分がしっかりしなきゃと責任感からか、いつも妹の面倒を見ているつもりでいる。
でも、妹はそれが嫌でたまらない。
大人になるにつれて、マサコさんがだんだん距離を置いていったので交流がなくなっていきます。姉はその理由がわからず、「なんで?」と思っています。
私:その人生が終わって中間世に戻った時、ふたりはどんなことを思ったの?
SEN: 姉:は「妹に言い過ぎた、なんで気がつかなかったんだろう」って。
自分では仲良くできていると思っていた、妹は体が小さいから自分がしっかり面倒見なければ、それが愛情だと思い込んでいた、って。
妹の方は、姉のやり方が強引すぎて嫌だなぁ、だから離れたいなとしか思っていなかったみたい。
この過去世を書き換えてもらいます。
SEN:さっきとは少しキャラが変わっています。姉は妹の気持ちを推し量れるようになってます。
「〇〇しなさい」という命令形ではなく、「私はこう思うんだけど、あなたは?」っていうように。
妹も自分を尊重してもらえるので、ちゃんと意見を言えるようになって、だんだんしっかりしてきます。
私: なぜ最初のストーリーでは押し付けがましかった姉が、書き換えでは妹の気持ちを推し量れるようになったの?
SEN:最初のストーリーでは、姉は必死すぎて余裕がなかった。
私:では、なぜ書き換えではできたの?
SEN:妹の顔が不機嫌なのに気がついたから。
どうしたの? と投げかけるようになって……。だんだん気がつくようになった。
私: ふーん、なるほど~。
あ、そういえば……。
その人と知り合ったときは何も感じなかったのですが、2回目、3回目とお会いしたときに妙な威圧感を感じて、おどおどしてしまった自分がいたのです。なぜか迎合しようとして。
私: それも何かあったのかな?
そのとき。
SENさんの言葉に思わず涙してしまいました。
(つづく)
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