さて、引っ越しを決めたときのこと。
同居していた息子が一足先に荷物を運び出したのですが、その際、壁に大きなシミを発見!
どうやら机の片隅に置いたコーヒーカップが傾いてこぼれてしまったことに気づかなかったらしい。
しかもかなり日にちが経っているらしく、白い壁にしっかり染み込んだ色は容易に取れそうもないのです。
う~ん、どうしたものか・・・。
思いあぐねて、ユウさんにタロットで視てもらうと、
「それは普通にこすってもとれないシミでしょう。こすってもこすっても取れないため、一度プロの掃除の方に見てもらう必要があります。特殊な液体で取れる可能性もありますが、業者は選んだ方が良さそうです。マサコさんがピンとくる業者を選んで下さい」
そっかあ・・・。
そして、その続きに意外なことが・・・。
「業者に相談すると同時にその壁の前に立って解放してみて下さい。
その家は、マサコさん達が来てから日々癒され、とても嬉しかったのです。今回先に息子さんが引っ越し、次にマサコさんが引っ越すため、とても悲しんでいます。
解放し、十分に癒す事によって次の引っ越し先でも息子さんもマサコさんも快適に過ごせるようになるでしょう。そして事業に関しても上手く回っていくはずです。ワンちゃんも大好きだったこの家に感謝をし、引っ越して下さい」
え~?
今まで引越しをするときは、家中をピカピカにお掃除し、感謝を述べて退去していましたが、家が「悲しんでいる」なんて考えたこともありませんでした。
この家に越してきたとき、住むのは2年間だけと決めていました。
16才になるワンちゃんの終焉の地になるだろうと。
静かな住宅地で、
坂道もなく(老犬の散歩には坂道はきつすぎる)、
広い公園があって、
すべての条件が整っていました。
ワンちゃんは1年で亡くなりましたが、最後をここで過ごせたことを心から感謝していました。
ユウさんの言葉を受け、シミのある壁の前に立ちます。
ありがとうね、と言おうとしたのですが、涙が先にこぼれてきました。
そのときです・・・・。
私とワンちゃんが笑顔で並んで立っているヴィジョンが現れました。
こ、これ、何・・・?
・・・・・・・・・・
あっ・・・!
この家で過ごした(かつての)私やワンちゃんの姿です・・・。
私が視たのは、「家が視ているヴィジョン」だったのです。
家が、私たちがいなくなることを悲しんで、かつての楽しかった日々を回想しているのでした・・・。
すべての「モノ」に意識や意思があることは知っていますが、共に過ごした日々を懐かしみ、こんなにも悲しんでいるなんて・・・。
もう号泣・・・。
きっと、また楽しい家族が住んでくれるよ、
2年間、本当にありがとうね、
そう言いながら、家の悲しみを「解放」しました。
ちなみに・・・。
引越当日に突然気づいたのですが、
家の番地は、
1-7-9。
「いなくなる」
あ・・・。
ワンちゃんはここで「いなくなる」とほのめかしていたのかも。
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