3日目⑤
この日の夜、
R子さんの友人、B氏がやって来た。
(日本人。国際結婚をしてデンマーク在住)
アクセス・バーズの練習台になってもらうために。(笑)
早速、R子さんが60分の施術。
施術後、B氏に感想を聞くと、
「両肩が痛い」と言う。
困った・・・。
バーズの施術後に痛みを訴えるのは、
初めてのケース。
Tさんが彼の両肩に手を置いて
リーディングをしてみる。
Tさん:過去世があるみたい・・・・
でも、よくわからない。
そのとき、
「五次元マサコ」が突然、こう言った。
「あなた、チベットの(過去世の)ときに
契約をしたでしょう?」
聞いていたTさんが、「そう」と頷いた。
解放をお願いするが、
「マサコさんじゃないとダメみたいです」
と言うので、ママに代わった。
ママ:正直、これはとてもヘビーだなと思った。
B氏は過去世でチベットの修行僧だったことがある。
人一倍熱心に修行をしていた。
そして、とにかく早く悟りを開きたくてしかたがなかった。
「一日も早く師のようになりたい」
僧院の近くには森があって、
B氏はよく散歩をしていた。
この森は昼間は平気だが、
夜には決して足を踏み入れては
ならないという掟があった。
なぜなら、夜になると、
邪悪な生き物(エネルギー)が
入り込んでくるからだった。
しかし、ある日、
B氏はその掟を破ってしまう。
故意ではなかった。
B氏は昼間、森に入って、
いろんな考えごとをするのが日課だった。
「生きるとは?」
「人とは?」
B氏は早く悟りを開きたいあまり、
いつもそのように哲学的なことを
ぶつぶつと考え続けていた。
それでも夕方になる前に、
ちゃんと森を出ていた。
でも、この日、
B氏は考えることに気をとられていて、
夕刻が迫っていることに気付かなかったのだ。
はっと気づいたときには、時すでに遅し。
どっぷりと日は暮れ、
こうなると夜の森は、まるで迷路に早変わり。
そのうち、闇のエネルギーが忍び寄ってくる。
なかなかありつけない「人間」の獲物を見つけて、
狂喜乱舞している。
闇は、人間の弱点を見つけるのは、お手のもの。
B氏の耳元で、こうささやいた。
「早く悟りを開きたいだろう?」って。
その心の隙につけこんで。
書面で契約書を交わしたわけではないが、
口頭で約束をしたのか、
あるいは、彼が意思表示をしたことが
契約成立と見なされたのか。
契約の内容は、
どんなにリーディングしても、わからなかった。
そして。
彼の「師」は、このことをとても怒っていた。
彼を決して許さなかった。
書き換えのイメージでは、
彼は仲間たちと楽しそうに森の中を散歩していた。
仲間と共に、笑い、喜び、ときには泣いて。
日々を生きること、
「今」という時(とき)を楽しむこと、
そういった人間らしい感情を楽しみ、暮らしていく中にこそ
本当の「悟り」があることを彼は知っていた。
喜怒哀楽を感じ尽くすことが大切であり、
「悟り」は、
本を読んだり、
哲学を論じ続け、
思索し続けることだけでは
決して得られないことを、
彼は知っていたのだ。
解放が終わった時、
B氏の肩の痛みはなくなっていた。
実はこのB氏がママの帰国後、
日本へやって来て、
現役生徒のK氏を巻き込み、
さらなるすごい過去世解放を行うことになるんだけど、
(つづく)
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