(つづき)
以前、生徒のY子さんに
『年間リーディング』をやってもらったときのこと。
彼女のリーディング能力には
全幅の信頼を置いているので全く問題ありません。
で、内容を依頼者に伝える際の、「伝え方」について
一緒に検討してみました。
一般的には占いやリーディングは、
「視たことをそのまま伝える」ことが多いようですが・・・。
たとえば、
私の今年1年間全般に関するリーディングは、
「基盤を万全に整え、
地道な努力を積み重ねて
大地にしっかり根をはるとき」とのことでした。
が、次の言葉が、
「目に見える大きな成果を受け取るのは難しい」
「え~・・・・・・」
新年になり、
「今年はどんな楽しい年になるかな?」
とワクワクしていた私にとって、
意気消沈とまではいきませんが(笑)
あまり喜ばしいメッセージではありませんでした。
さらに、「1月分」では、こんな言葉も。
「物事をよく考えてから実行するのが良いでしょう。
思いつきで動いたりすると、
すれ違いや勘違いなどで人間関係や仕事が
スムーズにいかないことがあるようです」
う~ん・・・
なんだか胸のあたりがザワザワします。
どうせなら・・・
「同じ内容」を
「肯定的な言い方」で伝えてみるのはどうかしら
「熟考してから行動すると、
人間関係や仕事がスムーズにいくでしょう」
みたいに。
うん、その方が受け入れやすい。
というわけで、相手に伝えるときは
リーディングで受け取った言葉を
「光(の言葉に)変換」
することにしたのです。
セッションでも占いでも、
誰かにアドバイスを求めたり、
答え探しをしている人にとって必要なのは、
ポンッ!と背中を押してあげることだと思っています。
それには、不安や心配の要素よりも
「一歩を踏み出せる勇気」や、
「大丈夫!」って思える希望を
含んだ言葉の方が有効かと。
それに、言葉もエネルギーですから量子論的に考えると、
不安や心配の言葉に同調して
「え~?そうなったらどうしよう?」って思うと
そういう事象に共振共鳴していまいます。
この原理からも、
相手に渡す言葉は
波動の高いものの方が良いのかなあと。
で、S子さんにも同様の提案をしてみたのです。
次に報告が送られてきたときは、
すべて「肯定形」になっていました。
読んでみると、やはりワクワクします。
こっちの方が断然いい!(笑)
言葉のエネルギーの力ってこんなにも作用するのね。
さて、この2回目のときに、
また新たな提案をしました。
「ご主人の長所、褒める点を3つ追加しませんか?」って。
S子さんが「心のデトックス1day講座」にいらしたとき、
ご主人のことで愚痴をこぼしていました。
共稼ぎなのに家事も育児も手伝ってくれなくて、
彼女にばかり負担になっていることとか・・・。
こういうときって、
「手伝ってくれない?と言ってみたことは?」と聞くと、
たいていの方は
「言っても無駄です。
そういうのは女の仕事だと思っているんですから」
という答えが返ってきたりします。
夫婦で暮らしている長年の間に、
「この人はこういう人だから」
と決めつけてしまうので、
そこから視点を逸らすのは難しいのです。
それで、
強制的に「良いところ探し」をしてみたらどう変わるのか、
実験をしてみたくなりました。
S子さんにとっては
あまり気乗りしない提案だったと思うのですが、
快諾して下さいました。
そして、
この何気ない提案が
思いもよらぬ結果をもたらすことになるのです!
(つづく)