(つづき)
こうして、
S子さんに、3週目からは
ご主人の良いところ、褒める点を毎日3つずつ
書いてもらいました。
不思議なことに・・・
4週目、5週目と進むにつれ、
「ごみ捨てをしてくれた」
「食器を洗ってくれた」
「洗濯を快くやってくれた」と・・・・。
あれえ
ご主人、家事をけっこう手伝ってくれてません?
S子さんいわく、
「そうなんです!
夫がだんだん優しくなってきたんです」
不思議~
だってS子さんは何もしてません。
ただ毎日彼の良い点を書き留めているだけです。
きっと・・・。
「何か3つ書かなくちゃ」と
「良いところ」「褒めるところ」に
視点を向けている、
そのことが変化をもたらしたのではないでしょうか。
一度嫌になったり、気になったりすると、
どうしてもその短所にばかり
目がいってしまいがちですが、
強制的に「良いところ探し」をすることで
長所に目を向けます。
その波動はちゃんと相手にも届くので、
ご主人の方も、
あれ? なんか今までより優しい目で見てくれてる?
って感じたのだと思います。
よく「自分が変わると相手が変わる」というのは
こういうことなのだと思います。
あ!
ただし、「自分が先に発振する」のが
ポイントなんですよ~
「相手が優しくしてくれたら、
わたしだって優しくできる」
という原理はないんです・・・。
テレビのリモコンと同じで
発振したら、映像が映るんです。
映像を先に見せてくれたら
リモコンを押せるけど、って変でしょう? (笑)
だから、自分がハッピーでいたかったら、
先に発振しちゃえば良いのです。
自分のために。笑
そうすると相手が変わりますから。
S子さんの場合、
ご主人も優しくなりましたが、
S子さん自身のご主人に対する意識にも
変化があったようです。
「ふたりでドラマを見て楽しかった」
「食事に行っていろいろ話せて楽しかった」と、
「楽しい」という言葉が増え、
次第に、
「私を気遣ってくれてありがたい」
「忙しくて手抜きのご飯でも
喜んで食べてくれて嬉しい」
というように、彼への感謝もちらほらと・・・。
そして9週目。この時点で、
1日3つ×1週間×7=147も
「良いところ」をピックアップしたことになります。
この時の感想が
「以前はなぜ彼と結婚してしまったのかしらと
イライラしていましたが、
そんな気持ちが減って、
彼を大事にできるといいなあ
と思えるようになりました」
お・お・おっ
す、すごい・・・
(つづく)