(つづき)
私: あのね、A子さん・・・・
よく、「死んでもずっとそばにいるよ」って言うでしょう?
あれ、本当なの。
この世のあらゆるものは「素粒子」で出来ていると言われている。
人の肉体も、
素粒子⇒陽子・中性子⇒原子核⇒原子⇒分子⇒細胞
⇒器官⇒個体というふうに出来上がっているらしい。
ってことは・・・・
お砂場に例えるなら、
砂(素粒子)で、砂山(肉体)を作り、
その山をこわしても、
元の砂(素粒子)の形に戻るだけであって、
砂そのものが砂場から消えてなくなるわけではない。
つまり、人もまた、死んだら素粒子に戻るだけなんじゃないかと。
私の感覚では、こんな感じ。
部屋の中には、空気がたくさんあるけど、目に見えない。
でも、風船を膨らませると・・・・
目に見えないことには変わりないけど、
風船の中には、「空気」が入っていると認識できる。
そして、風船が割れたら・・・・
中に入っていた空気は、再び部屋の中に戻っていく。
姿形がなくなるので、
「いなくなった」という認識になるけど、
風船という「入れ物」がなくなっただけで、
中に入っていた空気がどこかに消滅してしまったわけではない。
変わらず、そこに在る。
人や動物の体も同じで、
素粒子に戻ると、肉眼では見えなくなるけど、
存在していることには変わりない。
そう、
肉眼では見えないだけで。
そもそも、この世界は、
いくつもの次元が重なって存在しているらしい。
三次元のもの、四次元のもの、五次元のもの・・・・
三次元にいる私たちは、
その世界の中から、
「肉眼でみえるもの」、
つまり、三次元の周波数に共振するものだけを拾って見ている。
だから、赤い風船が割れた世界は、私たちの目には、
こんなふうに見えるけど・・・
もし、「多次元メガネ」をかけて見たならば・・・・
割れた風船も、
それ以前に割れた風船も、
もっと前のものも、
たくさんの割れていった風船たちを
同時に見ることができるだろう。
同様に、
ただの空間だと思っている部屋の中にも、
次元の違うたくさんのものが存在している。
そして、これこそが、
A子さんの亡くなったワンちゃんが伝えたかったことなのです。
(つづく)
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