金堂から出たら
眼の前には五重塔です
相輪の部分に鎌が出てます
◯で囲った部分
避雷針なんてなかった頃
西大寺の叡尊のアイデアで
雷よけのおまじないみたいです
おまじないって(笑)
ですけど688年から
落雷にあってないので
あながち馬鹿にはできません
五重塔は607に創建され
日本書紀によりますと
670年に落雷の為に焼失688年
に再建されていて再建とは
いえ1300年以上前の飛鳥時代の
建物で現存する五重塔で
世界最古の木造建築の五重塔
高さ34㍍5層の屋根は上に
いくほど小さくなり心柱は
1番上の屋根にしか繋がってお
らず、ゆるゆるの構造であり
東京スカイツリーにもこの
製法が使われてるそうです
心柱の下の心礎には仏舎利が
納められていて、釈迦に関する
四つの説話が東西南北に塑像で
表現されております
東「維摩詰像土」
北「釈迦涅槃像土」
西「仏舎利仏像土」南「弥勒仏像土」
五重塔から大講堂に
向かう途中に燈籠があり
画像はお借りしました
徳川の葵の家紋が入った
燈籠なんですが
長い歴史の中で法隆寺も
苦しい時代がありまして
徳川家光の側室で5代大将軍
徳川綱吉の母である
桂昌院さまが500両程を
バーンとお出しになったそう
大講堂
かつては食堂として使われて
おり 御本尊は薬師三尊像
左に日光菩薩 右に月光菩薩
年代が違いますので
金堂の仏さまとお顔が全く
違います ふっくらされ
普段見ている仏像に近い印象
大講堂をでて美しい回廊
上の梁は飛鳥時代のもの
格子越しの緑が美しい