どうも、たけさぶろうです。
今回は奈良県(新ノ口)の原付免許試験について、
ホームページの受験案内だけでは、なかなかピンとこない部分をさらに詳しく解説してまいります。
当日の注意事項や心構え、手続きの流れをあらかじめ知っておくと当日スムーズに試験に臨めると思います。
飛ばして読むと誤解やトラブルの原因となるので、最後まで読んでいただけると幸いです。
この記事はあくまで参考なので、一切の責任は負えません。
くれぐれも自己責任でお願いします。
奈良県警のホームページリンク↓
原付免許受験案内
https://www.police.pref.nara.jp/cmsfiles/contents/0000000/457/20240216gentsuki_shiken.pdf
◎受験資格
・奈良県に在住の方
奈良県に住民登録がある(住民票を置いている)方になります。
奈良県内で住んでいるとしても、住民登録が奈良県内ではない場合は受けられません。
他府県に住民票を置いている場合はそこの都道府県の試験場で受けることになります。
・満16歳以上
受験日当日に満16歳であれば受けられます。
今年2024年(令和6年)は、2008年(平成20年)生まれの方が満16歳になるので受験日当日までに16歳の誕生日を迎えた方は受けられます。
◎受付日時(予約は不要)
平日のみ
午前9:30〜10:00(遅刻厳禁)
土日祝日、年末年始(12/29〜1/3)はやってません。
受験生が減る一部時期は火・木のみ試験実施です。
5、6、10、11月は火、木のみ
2月7月は上旬のみ火、木のみ実施
下旬は平日全て実施。
この時期に受ける方は問い合わせた方が無難でしょう。
原付試験は予約は要りません。
◎受付場所
運転免許試験場(新ノ口)
奈良県で原付免許試験をやってるのは新ノ口の運転免許試験場のみです。
試験場の隣にある、橿原中央自動車学校や安全運転学校と間違えないように!
警察署や自動車学校ではやってません。
◎必要なもの(当日の持ち物)
ひとつでも忘れると受験できません。
後で持って来るのはダメです。
必ずあらかじめそろえておきましょう。
1、住民票
必ず本籍地(外国人は国籍)を入れたもの。
発行から6ヶ月以内のもの。
家族全員分で取って複数のページがある場合は全て提出。
自分のページだけバラして出すのはダメです。
住民票記載事項証明書や戸籍謄本はダメ。
本籍地省略はダメ。
住民票のコピーや画像はダメ。
他府県の住民票の人は受けられません。
コンビニでマイナンバーカードを使って取ったものはOKです。ただし本籍地を忘れないこと!
既に小型特殊免許(有効期限が切れてないもの)をお持ちの方は住民票は不要です。殆どいないと思いますが…(^_^;
免許証住所が他府県の場合は、先に奈良県に住所変更手続きをしてから受験となります。
2、顔写真
申請書(受験票)に貼るものとなります。
3センチ×2.4センチのもの 1枚
撮影から6ヶ月以内のもの
規定に合わない場合は撮り直しを指示されます。
※規定より大きいサイズ、小さいサイズはダメです。
※マスクや帽子、サングラス等で容姿が確認できないものはダメです。
※プリクラや、ボヤけた不鮮明なもの、顔の一部が切れたものもダメです。
※無背景なので、後ろに景色が写り込んだ写真はダメです。
後ろに障子や窓が写り込んでる、明らか家で自撮りした人がまれにいるみたいですがそれもダメです。
証明写真をあらかじめ撮って1枚切っておくか、当日試験場内の証明写真600円で撮影しましょう。
ハサミは貸してくれますが、数に限りが有り、係員も忙しいので捕まらない場合もあります。
あらかじめ切っておくべき✄
あくまで申請書(受験票)に貼る写真なので、これは免許証には使われません。
免許証に使う顔写真は試験合格後に専用の機械で当日撮ります。
3、身分証明書(本人確認書類)
マイナンバー、保険証、学生証、船舶免許など。
外国人は在留カード
小型特殊免許保有者は免許証
ポイントカードやキャッシュカード、会員証、定期券はダメです。
4、申請書
初めて受ける人は受験日当日、「0試験受付」で以下の3点セットを渡されるのでボールペンで記載します。
・運転免許申請書(受験票)
・受験資格調査票(無免許検挙歴等を申告)
・質問票(病気や障がいに関する申告)
以前、不合格で返却された方はそのまま持ってきます。
ただし、申請書の顔写真と適性試験の有効は6ヶ月以内なので、それ以上経過した古い申請書は使えません。また最初から作り直しとなります。写真も再撮影が必要で、適性試験も再受験です。
ただ、捨てずに一応持ってきてください。
例 夏休み8月に初めて受験したが落ちた → 春休み翌年3月に再び受験 この場合は7ヶ月経過してるので使えません。
5、筆記用具
申請書の記載は黒のボールペン使用
試験はシャープペンや鉛筆、消しゴム使用
試験開始前に申し出れば、貸出してくれますが、数に限りがあるので自前で用意したほうが無難でしょう。
6、眼鏡等
適性試験(視力検査)があるので、目が悪い人は眼鏡やコンタクトレンズを用意。
ややこしいのでカラコンは付けないほうが良いでしょう。外すよう指示される恐れが高いです。
免許証の写真もカラコンは許されません。
本来の容姿で撮影しないと身分証の意味が無くなるからです。瞳の色は本人確認では重要な要素です。外国では、免許証の項目に瞳の色を記載している国もあるくらいです。
7、取消処分者講習や安全運転相談等の終了証書
大半の人は必要ないと思います。
別途指示された対象者のみとなります。
◎手数料(当日必要なお金)
・受験料1500円(最初の受付時に支払い)
受けるたびに毎回必要
・免許交付手数料2050円(合格発表後に支払い)
免許証を印刷する手数料(合格者のみ)
・原付講習受講料4500円(合格発表後に支払い)
午後に受ける原付講習の受講料(合格者のみ)
※全て現金のみ、先払いです。
クレジットカードや電子マネーは使えません。
足りないと手続きできないので余裕を持って用意しましょう。「後で持ってきます」はダメです。
行き帰りの電車代や昼食代、飲み物代も考慮しておきましょう。
試験に合格すれば午後から講習、免許証交付は夕方4時頃になるので、丸1日かかります。
◎服装
合格したら午後から原付講習があります。
実際に原付バイクを運転する練習会です。
ヘルメットや手袋、カッパ(雨天の場合)は貸してくれますが、
ケガ防止のため、大前提として露出のない服装を。長袖、長ズボンであることが必須です。
くるぶしソックスや素足はダメです。
半そで、半ズボン、スカートはダメです。
靴はスニーカーや運動靴等、動きやすい物を。
厚底靴やハイヒール、サンダル、クロックスはダメです。
服装が適してないと判断された場合は後日受講となり、免許証も講習受講修了まではもらえません。
(学科試験の合格有効期限は1年。それ以内に受講しないと免許証をもらえない。)
◎当日の流れ
試験に合格したら1日で原付免許は取れます
9:30〜10:00試験受付時間内に
試験場内の「0試験受付」に並ぶ。
住民票、身分証を職員に提示。
申請書(受験票)等を職員から受け取る。
※以前不合格で再受験する人は前回返却された受験票と住民票を提示
(1回目受験から6ヶ月以上経過のものは使用不可)
受験料支払い用紙と質問票を受け取る。
↓
受け取った書類をボールペンで記載する。
住民票を見ながら正確に記載しましょう
顔写真を申請書(受験票)に貼る(ノリは不要)
(写真を持ってない人は600円で撮影。
「1証紙購入」窓口横に証明写真コーナーがある)
↓
「1証紙購入」窓口で受験料を支払う。
1500円 現金のみ
切手みたいな紙(証紙)をもらえるので申請書(受験票)の指定の場所に、水で濡らして貼る
↓
「2試験申請」に並ぶ。
記載した申請書、住民票、身分証を提出する。
必ず顔写真を貼る、証紙を貼ること
書類の記載漏れやミスがあれば、また最後尾に並び直しを言われます
書類がOKなら、受験番号がもらえる
受験番号は覚えておく
↓
「3適性試験」で視力検査を受ける
初めて受験の場合のみ
再受験の人は1回目受験時に受けてるので適性試験はなし。
メガネ、コンタクト必要な人は用意
カラコンは外す
↓
全員受付が終わるまで一階ロビーで待機
待ってる間にトイレを済ませておく🚻
(試験中は一度退室すると戻れないため)
↓
係員から呼ばれたら一斉に試験会場へ移動
全員の受付が終わり、準備でき次第呼ばれる。
何時何分から、という決まった時間はない
↓
学科試験受験(時間30分、問題数48問)
途中で出来上がった人は退室可能
一度出ると戻れないのでしっかり見直しを!
↓
合格発表まで一階ロビーで待機
全員の採点が終わり次第発表。
トラブルなければ試験終了後20〜30分くらい
不用意に出歩かない
↓
合格発表(採点が終わり次第)
1階ロビーのテレビ画面で発表
(合格者のみ受験番号が表示される)
90点以上合格、89点以下不合格
不合格者は受験票と住民票を返却される
受験票は次回使えるので必ず持ち帰る
住民票もホチキスで一緒に止めてあるのでバラさずそのまま持ち帰る
↓
合格者は原付講習の案内を受けて、免許交付手数料と原付講習受講料を支払う
↓
昼食を挟み、午後から講習受講
バイクの乗り方や走り方等をしっかり教えてもらいましょう!
万が一、転倒するとケガをする可能性もあるので、緊張感を持って真剣に受けましょう!
※ 試験場・免許センター内には売店や食堂はありません
(昔はあったらしい…)
試験場の道向かいにファミリーマートがあります。
周辺に食べるところはあまりありません(^_^;)
↓
夕方4時くらいに講習終了、免許証交付
てな感じの流れとなります。
なお、試験場の近くにあるサクセスやハピネスなどの学科スクールで勉強してから試験を受ける人もいると思いますが、そこは免許センターや試験場とは全く関係ない民間のスクールとなります。
親や家族から
「原付試験なんか簡単や」
「あんなんアホでも受かるで」
「俺も昔一発で受かったわ」
とか言われ、全く勉強せず軽いノリで受けてる方もちらほら。
ナメてかかると痛い目を見ます。
車の免許を持ってる人なら、知ってて当たり前のことであり、簡単に感じるかもしれません。
しかし、普段徒歩や自転車の学生さんには、あまり親しみのない専門用語や、学校では教えてくれない細かい交通法規も出題されます。
徒歩や自転車だと、普段街なかで見かける標識や標示もそこまで意識して見てる人も少ないでしょう。
初めて受ける方は本屋さんの問題集や学科スクール等で勉強しておくことをオススメします。
ぶっちゃけ、受験者の半分が合格したら「今日は合格者多いなあ」と言う印象です。
何回も落ちすぎて職員に顔を覚えられている常連さんもいます。
そうならないようにしっかり勉強を!
たかが原付と侮るなかれ!
なお、原付免許試験も、れっきとした国家資格、国家試験です。
公安委員会(警察)が行う試験となります。
あと、不正受験や替え玉防止の為、チェックが厳しいです。
合格すれば免許証を作るので、書類の審査やチェックもしっかり行われます。
遅刻、忘れ物、書類の不備は一切許されません。
持ち物や書類に欠落や漏れがあると、受験資格がない、受験できる要件を満たしてないと見なされ、容赦なく帰らされます。
「少しくらいええやん」「後で持ってくるから」「固いこと言わずに融通利かせてよ」は一切通じません。
※特に多いのは…
住民票の本籍地を入れ忘れた
受験料(お金)が足りない
身分証明書を忘れた
当日は時間に余裕を持ち、忘れ物がないかしっかり確認。
ナアナアな気持ち、テキトーな気持ちは捨て、緊張感を持って取り組みましょう。
では、ご健闘を祈ります