毎日が実験98 | 繭家の人生こぼれ繭

繭家の人生こぼれ繭

人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

今日は、6年前の失敗した擬革繭を修復する作業を朝からやっておりました‥そもそもが染色もイマイチと全体的に薄くて強度がなかったので、色味は黒を上塗りして、裏側を補強してみました‥これが思ったよりかはいい感じになったので、明日も違う方法を試してみようかなと思っております‥擬革繭のいいところは、こうした方法が確立できれば、Re(リユース、リサイクル、リバース)可能となるので面白い素材になると考えます‥あとは、この擬革繭を世の中にどう発信するかですが、2年前から我が家に来ている若者がこの素材を使って、いろんなコンペに応募しております‥昨年はFFP(ファッションフロンティアプログラム)で準グランプリに選ばれました。今年もいくつかのファッションコンペに応募するみたいです(感謝、感謝)‥去年とは違った方法で作った擬革繭で作品作りが始まりました‥