毎日が実験87 | 繭家の人生こぼれ繭

繭家の人生こぼれ繭

人にも自然素材にも優劣なんかない。『こぼれ繭』と呼ばれていたものに目をかけて、愛情を持って「カタチ」のある製品にする。そこから生まれる「やさしさ」から「人やモノ」を思いやる心が生まれるのだと思います。

先月中旬から本業の繭ぱふの製造をしておりました‥今月からまた擬革繭の実験を昨日から始めました。昨日はシボの研究というかワニ革擬きを作れないかと実験をしておりました‥思った通りにはいきませんでしたが、これが違った趣になったので、これはこれでアリとしますかね‥明日はこれでサコッシュバッグでも作ってみます。こんなことを7年近くやっておりますと、2、3年前に同じような実験をしていた時には気づかなかったことが「あれって」妙に納得が出来て、そこから筋というか物語が浮かんできます‥ある意味、祖父、父と三代続けてきた「糸繭商のストリーテラー」が仕上がった面持ちであります‥面白いもので、ようやく出来上がったらと思ったら、、人生の試合終了のゴングが鳴りそうです‥これもまた楽しかな(合掌)