「ひとりに ひとつ・・・大切ないのち」を実感する想い出が春爛漫の季節なのです。
仙台 カウンセリング 心理セラピールーム Berry's Color
心理セラピスト・心理臨床家 庄司 真弓です。
「4月・花見・チョコバナナ」って、わたしたち家族にとっては、人生を語る時に外せないキーワードでございます。
あの日、あの時、あの場所での衝撃と、絶望感を全身が憶えています。(知っている)
けれど、あえて残しておく選択をしたからこそ、「生きていることって、当たりまえじゃない」と、心から思える今なのかもしれません。
人生最後のお花見かもしれない・・と覚悟した「あの日」
病気をしたことがなかった娘が体調を崩しました。娘が11歳、小6になろうとする花見の時期に。
当時、わたしは、ナースエイド(看護補助・介護職)として病院勤務をしていました。
仲良しのナースに、娘の症状を話し、大きい病院に紹介された旨を伝えた時の彼女の反応から、なんとなく、「予感」していた病名がありました。
大きい病院を受診する前の日、娘と息子を連れて、桜満開の榴ヶ岡公園にお花見に行きました。今まで行ったこともないのに・・・
今思えば、漠然としたイヤな予感(最後の桜・花見かも)があったからかな。
「屋台の欲しいもの、全部買っていいよ~」って、貧乏まっしぐら時代でしたが、子どもたちに言いました。
切なくて哀しくて、空を仰ぎ、目を見開き、涙がこぼれるのを息を止めてグッと堪えました。
娘は、屋台を一軒一軒楽しそうに訪問して、喜んで買ってきたのが「チョコバナナ」
楽しかった想い出の「チョコバナナ」が「切ない想い出」を呼び起こすスイッチとなった瞬間でした。
ひとりに ひとつ・・・大切ないのち
次の日、当たらないでほしかった予感的中。
娘は「急性リンパ性白血病」と診断されました。
告知されたときの、あの衝撃と絶望感を身体が憶えています。
心臓が一瞬冷たくなるような、脳内が真っ白になって、周りの音が急にトーンダウンしていく感覚。
そして、キーーンって耳鳴りのような音がしたあとの記憶は、いまでも曖昧です。
思い出そうとすると、心臓の鼓動がどんどん大きくなって周りにも聴こえるのではないか、そんな感覚に包まれます。
時が経つにつれ「4月・花見・チョコバナナ」この季節とワードは、曖昧な記憶と身体の反応、そして「気持ち」を少しずつ思い出すスイッチになりました。
わたしにとって春爛漫の季節は「ひとりに ひとつ・・・大切ないのち」を実感する季節と言えるのです。
あえて、なにも「しない」選択もある
壮絶な化学療法(抗がん剤、放射線治療)を経て、娘は発病から10年目の4月、21歳の時に、完治致しました。
治った、完治したのにも関わらず、この時期(桜の開花待ち)は、世間の盛り上がりとは逆行するかのように、わたしの心は盛り下がる。
そういう静寂の中に身を置く。そんな過ごし方をしてきました。
が・・・・桜待ちの今、どうだろう?あ今までと違う^^
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
娘も、2年前から「チョコバナナ」イケたそうです^^
こうして、「時間」が心を回復させてくれることもあるのですね。
苦しいからこそ、何とかしたい。けれど、あえて、なにも「しない」選択もあるのです。その時に心を守る選択として、今は何もしないという選択をするのだから。
そして、娘が誕生した時から願っていることを、より強く思うようになりました。
どうぞ、桜子の人生が、健やかでシアワセでありますように。
いつもいつも・・いついつまでも・・
最後まで、お読み頂きありがとうございました。
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娘の名前は「桜子」春生まれなの?って100%聞かれますが、いんや、真冬の12月でーすヽ(^o^)丿
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