まっとうな本。日本を良く分析している。
思い切りかいつまんで要約すると、、、
日本は1990年代まではイノベーション力のあるすごい国だった
しかし、世代が変わり、勤勉でなくなり、
オランダ、イギリスと同じだ。
それなのにアベノミクスで通貨切り下げ政策をしてしまった。
通貨切り下げで成長した国はいまだかつてない。
次に世界の覇権を握るのは中国だろう。
5回目も当然ある。
それなのに日本は今アメリカに付き合って中国と敵対しようとして
やめたほうがいい。アメリカは中国には勝てない。
なのに戦争が起これば日本が矢面に立つ。
日本の未来は観光、農業、教育にある。
てなところかな。
薄い新書で、もう少し深堀してほしいと思えるところが多々。
アベノミクスの失敗。
アメリカのポチとなっているところ。
教育の在り方。
アメリカのポチと教育については特になんとかしないと。
思考停止でアメリカに従うのは絶対まずい。
いざとなったらアメリカは日本を切り捨てる。当たり前だ。
そして教育。
正解を記憶して100点を取る偏差値エリートを重用してはいけな
そういう連中が思考停止になる。
そりゃそうだ。考えてないんだから。覚えているだけなんだから。
現場の状況を見て、
そう。この本、大前さんの本に似ていると思った。
良い本だ。
はじめに
第1章世界から見捨てられる日本
――この国で始まった恐怖のシナリオ
シナリオ1 日本円は捨てられる
シナリオ2 膨大な負債を抱え、日本は沈没する
シナリオ3 金利上昇と通貨切り下げで、日本経済は大打撃を受ける
シナリオ4 インフレで競争力が低迷する
シナリオ5 低迷する食料自給率が新たな危機を生む
シナリオ6 人口減少、少子高齢化で国力が地に落ちる
第2章 「二流国」に転落した日本
――激変する世界の覇権地図と、この国が進むべき道
★「失われた30年」の正体
★覇権国アメリカの時代が終焉する
★米中衝突リスクに日本はどう備えるか
★サプライチェーンの脱・中国化が進む世界
★日・中・韓、どう付き合うか
第3章 日本政府はもう、頼りにできない
★変化を嫌う政府は国を滅ぼす
★ますます深刻化する上級国民と下級国民の分断
★国が個人から資産を奪い、借金を返す
第4章 国を頼れない時代の人生戦略
★海外に活路を見出す日本人
★有事に備える資産防衛術
★危機の時代の投資戦略
第5章 日本が「捨てられない国」になるロードマップ
★円安は日本再興の起爆剤になりうる
★日本発・ビジネスの勝ち筋
★日本に大チャンスが到来する産業 (1)「観光業」
★日本に大チャンスが到来する産業 (2)「農業」
★日本に大チャンスが到来する産業 (3)「教育」